>>142
(千歳の言葉が理解できるのか、蝙蝠は肩にとまって扉を見て鳴く)
うん、じゃあ先に進もうっ
(蝙蝠の仕草の意味を何となく理解して、千歳は頷き扉を開こうとする)
(するとその時、また鳴いてからキョロキョロしはじめる)
…どうしたのこうもりさ…っ…!
(千歳もそこで、扉の向こうの気配に気づいた)
(どうやら、蝙蝠が誘い出していた見張りが戻ってきたようだ)
このまま出てくの…まずいよね
(困った表情をする千歳に、こうもりがまた鳴いた)
え…?
(千歳が蝙蝠を見ると、蝙蝠は壁についている通気口を見ている)
(小さな通気口だけど、千歳なら何とか通れそう)

…そうだね、あそこを通って行こう
(通気口を見ながら千歳は頷く)
(覚えたばかりの分身の魔法を使う手もあったけど、できればあまり騒ぎにしたくない)
…せーのっ!
(ぴょんとジャンプして通気口に掴まると、もぞもぞと身体を入れていく)
せ、狭いし埃っぽい…でも、なんとかなりそう…
こうもりさん、ぼくのあとからついてきて?
(振り返って蝙蝠に話してから、千歳は息をひそめて通気口を這うように進み始める)

【じゃあ通気口の方から行ってみるね】
【狭いから、腹這いで進んでる感じにしたけどそれでいい?】

【あと今日は18時まで遊べるから、そのくらいまでよろしくお願いしまーす】