>>177
(気が付けば千歳の近くに戻されていた蝙蝠は、自分の状況に驚きつつも)
(魔王の言葉を思い出し、どうして時間が巻き戻っているのかを理解する)
(他の者たちも違和感を感じつつも理解ができないでいるだろう)
(千歳の周りにいる者だけが認識できるような、そんなゆがみがそこにはあった)
(再び魔王への扉を開き、魔王への先制攻撃を決める千歳)
キィ!!
(同じように、蝙蝠は魔力を集めると七色に輝く光を7つ、魔王へとぶつける)
(部屋全体が凍り付き、空気まで凍ったと思えた瞬間に爆発が起き
(魔王は確実にダメージを受け、床の上に膝をつく)
「ぐ…先ほどより力が増しているが…こいつのせいか」
(魔王の標的は千歳ではなく蝙蝠の方へと移ったようだ…)

(そこからは一瞬の出来事でもあった)
(魔王が床を蹴り走り出したと認識した瞬間には蝙蝠は蹴りで吹き飛ばされ)
(壁に勢いよくたたきつけられるとそのまま動かなくなってしまう)
(毛玉のようだった身体は真っ赤な血に染まってしまい、蝙蝠が起き上がる事はなさそうだ…)
「さて、何度挑んでも無駄だと、教えてやるとしよう」
(魔王は千歳に向けて、笑みを浮かべながら手を伸ばす)
(かざした手は千歳への魅了の魔法であり、魔王を蝙蝠が変化した姿であると思い込ませようとしている)
(千歳の頭の中の記憶が書き換わり、蝙蝠は死なず魔王になったのだと……)

(千歳が何も考えられなくなるまで、何度も何度も、その魅了魔法をかけ続ける)
(頭だけではなく、尻を向けさせるとアナルにもおちんちんにも、一つ一つの箇所に塗り込むかのように魔法をかけ)


【それじゃあBADEND続きだけどよろしくね!】