(千歳の視線に気づいたのか、奏はコーデを見せるように両手を広げる)
わぁ…
(ふわりと舞うロングスカートに見とれる千歳)
(そんな千歳に近づいてきた奏は、頭の麦わら帽子を取ってかぶせてくれる)
あ…
(かぶせてもらった帽子を見上げる千歳に、奏が背中の帽子を見せてくれる)
う、うん、奏ちゃんありがとぉ
(麦わら帽子に触れながら嬉しそうに笑う千歳)
(近づいてきた奏がその手を取って、買い物の話をしてきた)
水着…?
(呟く千歳に、奏が海の話も続けてしてきた)
海……う、うんっ、海行きたい!行こう!
(空いてるほうの手で握りこぶしを作り、満面の笑みを見せる千歳)
(手をつないで歩きだす2人)
(話の話題はやっぱり水着の事)
え、えと…ぼくは…どうしよっか、なぁ…
(まだ何も決めていないようで、小首を傾げて唸る千歳)
(そんな千歳の容姿を見ながら、奏が羨ましげな言葉をかけてくる)
え、ええっ…ぼ、ぼくから見たら、奏ちゃんの方がす、素敵…だと思うよぉ
(若干照れながら話す千歳)
な、なんていうか…ぼくみたいに痩せてるだけじゃなくて、ずっと女の子っぽい感じがして…
(うまく言えないのか、それでも精一杯奏の魅力を話す千歳)
(自分よりも肉感的で女の子らしい奏を、千歳は心の底から魅力的だと思っていた)
【奏ちゃんお待たせぇ】
【あだ名だけど、もちろんちぃちゃんでいいよっ】
【それだとぼくは、かなちゃんって呼んだ方がいいのかな…?】
【あと今日はあまり時間なくて、21時までしかできないけど大丈夫?】