>>356
(歩きながら話を続ける2人)
(まだ話題の中心は水着の事)
う、ええっ、ビキニ!?
(奏からビキニ水着を勧められて、驚いて声を上げてしまう千歳)
だ、だめだよぉっ…ぼく、そういうのは、恥ずかしい…よぉ
(頭の中で想像したのか、赤くなった頬に思わず手を当てた)
(さらに奏がパレオを勧めてくると、それにはちょっと興味を惹かれたよう)
あ…う、うん…パレオ着けるなら…可愛いし、その…い、いいかも…?
(奏に微笑んで小さく頷く)
(今まで水着というと、スカート付きワンピースしか着たことがなかったから、少しビキニに抵抗があった)
(でもパレオを付けたモデルの写真を見て、憧れを抱いていたのも事実で)
あ、う、うん…おちんちん、そうだよね
(それに奏の言う通り、おちんちんの膨らみを見られるわけにはいかない)
(そういう意味では、パレオを付けるのに千歳も抵抗はなかった)
(そんな事を考えていた千歳のキャミワンピのスカートがいきなりめくられた)
(その下に穿いていたピンクのフリル付きのパンティが露わになる)
…ふぇっ…にゃあああっ!
(突然のことに変な声を上げる千歳のパンツを、後ろから奏が見つめている)
か、かっ…奏ちゃ…
(口をパクパクさせながらスカートを抑える千歳に、奏が満面の笑みを浮かべている)
あう…も、もおっ…奏ちゃんの、えっち…
(頬を膨らませる千歳だけど、その表情はまったく怒っていない)

(のんびり話をしていたからか、駅に着いたときには電車の発車時間ギリギリだった)
ふ、ふぇっ…ふぇえっ…ま、まって…次の電車、に…しよ…
(奏に必死についていく千歳)
(次の電車を待とうと言いたかったけど、手を引かれるまま必死に駆け込んだ)
ぜぇっ…ぜぇっ…つ…疲れ…ごほっ、ごほっ
(せき込みながら肩で息をする千歳は、人の流れで奥に押し込まれて窓際に立った)
はぁっ…はぁっ…涼しい、ね…
(まだ息は乱れてるけど、車内の冷房のおかげですぐに落ち着いてきている)
(流れていく景色を眺める千歳は、後ろの男の人には気づいていないようだ)

【うん、ぼくは痴漢さんに会うのは大丈夫だよ】
【あと次の予定だけど、ぼくは明後日に来れるよぉ】
【今日と同じ19時くらいだけど、もうちょっと長い時間お話しできると思うよ】