>>425
そ…そうなんだ…
でも、でもあんなこと、覚えてない方がきっと幸せだよ
(奏の寂しげな笑顔に、同じような笑顔で答える千歳)
(千歳は犯されながら、奏の犯されている様子をぼんやりとみていた)
(そのおぼろげな記憶の中で、楓は複数の男の人たちにお尻の穴も口も犯されていた)
(奏が覚えていないのなら、千歳ができるのはそれを思い出させないように接してあげること)
(奏をきゅっと抱きしめながら、千歳は心の中でそう決めた)

(千歳の心身が落ち着いてきたころ、奏が囁くように話しかけてきた)
ん…かなちゃん、なに?
(奏の瞳を見返すように見つめる千歳)
(見つめあったまま、奏は千歳への思いを語りかけてくる)
かな…ちゃん…
(少し驚いたように奏の思いを聞く)
(奏はあの時男の人にされていたように、千歳のお尻の穴におちんちんを入れたいと伝えてきた)
(一瞬だけ、千歳の脳裏にあの時の光景が浮かぶ)
ぼ、ぼく…あ…
(迷うような口調の千歳のお尻に、奏の手がそっと当てられてその谷間を撫でてくる)
あ、んっ…か、な…ちゃん、んっ…
(奏の指が吸い込まれるように千歳のお尻の穴を探り当てて、そこを指先で押してくる)
あ、あっ…そこ、そんな、押しちゃ…ぁあっ…!
(小さく喘ぎながら千歳はふと気づく)
(男の人にもお尻の穴を指でたくさん穿られたけど、快感の中でも心の片隅に嫌悪感が必ずあった)
(でも、今奏に同じことをされても、欠片も嫌悪感は感じない)
(感じるのは気持ちよさと、目の前のかけがえのない人への好きという溢れるような想い)
…うん…いいよ…
(不安そうな奏を少しでも和らげようと、千歳は精一杯の笑顔を見せる)
かなちゃんなら…かなちゃんのおちんちんなら…いくらでも、ぼくに挿れても…いいよ

【そうだね、もう23時だしこれで凍結かな】
【じゃあ次のぼくの予定だけど、たぶん明後日の夜に来れると思う】
【時間はまた19時くらいだけど、かなちゃんは明後日は大丈夫?】