ヤシの実のジュース2つくださーい!
(海の家につくと、奏はさっそくヤシの実ジュースを注文した)
(ちゃんとその場でヤシの実を削って穴をあけ、ストロー付きで冷えたヤシの実を受け取り)
(両手でそれを抱えながらベンチに向かうと、二人でそこに腰かけ)
うあ〜冷たくて手が痛くなっちゃう…!
でも、すっごくおいしそう…甘い匂いするし…。
(一気に飲んでしまいそうだと思いながら、ヤシの実に刺さったストローに口を付け…)
(こくこくと喉を鳴らしながら、ヤシの実のジュースを味わい…)
スポーツドリンクみたいな味…ちぃちゃんおいしい?
(うーんと味わいながら、千歳にも感想を尋ねて…)
次はかき氷も食べる?でもお腹ひえちゃうかなぁ〜…
(なんて言いながら、ジュースを飲みつつ海で泳いで疲れた体を休め……)
「キミたち、二人で遊んでるの?」
(そうした二人に声をかけたのは、男の人…2人組ではなく、別々の男が声をかけてきたようで)
(一人は奏に、もう一人は千歳に声をかけつつ、一緒に遊ぼうと誘っている)
むぅ…ボクとちぃちゃんは二人で遊んでるの!ほっといて!
(奏は頬を膨らませ、昨日の事もあってかなり警戒しているようだ)
(千歳を庇うように立ち上がると、二人ににらみを効かせ)
ちぃちゃん、ちょっと待ってて。
「いや〜俺はそっちの子と遊びたいんだけど…」
だから、遊んだりしないって言ってるじゃん!あっちいって!
(と、奏は男二人の背中を押して砂浜の外へと連れていく)
ちぃちゃんはちょっと待ってて〜!
(そういって笑顔で手を振り、奏は二人を砂浜の外へと連れていくが)
(奏を狙っていた男の手は奏のお尻をがしっと鷲掴みにし、そのまま奏を抱くと暴れる奏を連れて車に乗り込んでしまう…)
(車は少しの間静かになったかと思うと、ギシギシと激しく揺れ始め…)
「千歳ちゃんだったっけ?オレはキミに用事があるんだけどなぁ…?」
(奏に連れていかれた筈のもう一人は、千歳の前に戻ってきて声をかける)
(にやりと笑みを浮かべながら、ついて行けばどうなるか…奏が連れ込まれた車を見れば明らかだ)
【うん!23時まであそぼー!!】