>>626
今日も可愛いね、千歳ちゃんは
(まるで美少女のような少年、その隣を歩きながら微笑む)
(まさかこんなに可愛らしい子にモデルを頼めるとは思っておらず、最初の頃は随分と緊張したものだった)
(今では少しはそれも慣れてきたものの、それでも可愛いと思う気持ちは変わらない)
(本当に男の子なのかと疑いたくなるほどに、彼は女の子であった)
(ミニスカートからすらりと伸びた足も、黒いタイツに覆われたそれは女性的であり)
(…ついつい視線をやっては慌ててそれをそらす)
…今日もありがとう、千歳ちゃん
(そっと千歳の手を握ると、そっと寄り添ったままアトリエに向かい…)

(アトリエはこの喫茶店から数百メートル離れた程度の位置にあった)
(千歳の家からもそれほど離れていない場所であり、近くには大きめの公園がある)
(民家を改装して作られたその建物は一階がアトリエになっており、2階が生活スペースとなっている)
今日は寒いから、暖房つけておいたんだよ
だからアトリエもあったかいでしょ?
ストーブも付けるから、ちょっとだけ待ってて
(アトリエに案内するといつものように中に入ってもらい)
(千歳が寒くないようにストーブにも火を入れる)


【うん、良いんじゃないかな?このままおじさんでいこう!】