(へたりこんだままぼーっとしている千歳に、おじさんが再開を伝えてきた)
…あ…う、うん…疲れて、ないけど
(立ち上がるより先に、近づいてきたおじさんが千歳をひょいと持ち上げる)
っ…!
(そのまま千歳を椅子まで運んでいって座らせてくれるおじさん)
……
(おじさんの手が触れたところを撫でる千歳)
(ただ触れられただけなのに、そこがなんだか熱く感じる)
(戸惑う千歳に、おじさんが新しいポーズを提案してきた)
う、うん…せなか、向けて…
(言われたとおりにおじさんに背中を向けて、膝立ちになってちょっと振り返る)
(椅子で支えられる分、さっきよりも姿勢は楽だ)
(ポーズが決まったのか、おじさんがじっとしているように伝えてくる)
うん、始めていいよ、ひゃあっ!
(同時にお尻を触られて、一瞬身体を震わせて声を上げた)
……
(でも今度は何も言わないで、そのままじっとしている)
(今度は、おじさんに触られたおしりが熱くなっていた)
(その理由がなんだか分からなくて、戸惑いながらポーズをとり続ける千歳)
(少しした頃、おじさんが話しかけてきた)
え…?
(見せるの意味がよくわからなくて、きょとんとしている千歳)
(そしておじさん目を見ると、その視線が自分のおしりに向けられていることに気づく)
(さっきまでなら、舌を出して断ったかもしれない)
…も、もっと…?
(また心臓が速く高く打ち始める)
お、おじさん…
(自分で自分が分からなくなってくる)
(いけない事をしようとしているのに、それを止められない自分に戸惑ってもいる)
み、見て…いいよ…
【おかえりなさぁい】