>>67
(再び旅立った2人は山を越えていく)
(険しい山々を超えるのはきつかった)
(でもこの1か月の訓練で千歳の能力も上がっていたから、耐えられないほどではない)
(山を越えた後に見えたのは昔の戦場跡)
(焼け野原になった草原のその先に、目指している魔王の城がある)
(でも見つかりやすい草原を通るわけにはいかないから、2人はところどころに残る木々に隠れながら進む)

(少し進んだところで、アレスが振り返って魔王のことを話してきた)

(表情が固くなる千歳)
(もう千歳にはアレス以外の男性など考えられないから、魔王の話は想像もしたくない)
ふぇっ…?
(突然抱き寄せられた千歳は、驚いたようにアレスを見上げる)
ア、アレス…ひゃっ…ぁっ…!
(下着越しにお尻の穴を撫でられて、切なげな表情で小さく喘ぐ千歳)
(くりくりと撫でられるお尻の穴が、徐々に熱くなってくるのを感じる)
(それと一緒に、魔王に対する不安も少し和らいだような気がした)
(そのままアレスが、背負ってきた荷物のことを話してくる)
うん、そうした方がいいかも。
(この1か月で、仕草がより女の子っぽくなった千歳が頷く)
(背負っている荷物は戦いには必要ないから、アレスの言うように置いておいた方がいいだろう)

(アレスは見つかりにくそうな木の陰に荷物を置く)
うん、で取りにこようね。
(千歳もアレスにならって、背中から降ろした荷物を置いた)
(軽くなった身体をほぐしながら、千歳はこれから忍び込む魔王の城の方を見る)

【お兄さん、色々考えてもらってありがとう】
【ぼくはこれっていう希望はないんだけど、この中だったら結婚か食べられちゃうENDのどちらか、かなぁ】
【あ、でも〆はお兄さんにお任せするつもりだったし、お兄さんの好きなシチュのエンディングにしていいよ】