…それにしても、千歳がこんなに女の子らしくなるとはなぁ…。
少し前も確かに女の子らしくはあったけど、まだ男の子って感じだったのに。
今ではもうすっかり女の子だ。
(魔王城を前にして、もしかしたら離れ離れになるかもしれないとアレスは考え)
(少しでも名残惜しむように、千歳を抱き寄せて頭を撫でる)
(千歳の腰つきや胸に至っても少し膨らんでいるようにすら思えてくる程に)
(千歳は女の子らしく、そして前よりずっと愛らしくなった)
(自分好みの少女になってくれた千歳をずっと抱いていたい衝動に駆られつつ、アレスは体を離し)
魔王に会う前に言っておく、魔王は俺の半身…いわゆる俺は魔王の魂みたいなものだ。
だから、千歳が今から倒そうとしているのは俺とそっくりな魔王ってことになる。
今の魔王は空っぽだから、高い魔力を持つ千歳を狙ってる。気をつけろよ。
俺は別ルートで潜入して、千歳が魔王を弱らせてくれれば、俺が魔王の身体に入り込んで…・。
(アレスはそこまで説明すると、千歳に頭を下げ)
黙ってて悪かった。
でも、千歳の事を好きな気持ちは本物なんだ。絶対にお前を守る。
それともしもこの作戦が成功して、俺が元の身体に戻れたらその時は…。
(アレスは千歳を抱き寄せると、唇を奪い舌を絡ませながら千歳を感じ)
お前を俺の嫁にしたい。
(千歳の目を見ながら、アレスは真剣に告白をするのだった)
(魔王城に入るルートは2つあり、千歳は一番安全な水路からのルートに入ってもらった)
(アレスの方は正面付近からのルートで、千歳の方で何かあった時に騒ぎを起こしてかく乱する)
(という作戦のもと、二人は潜入を開始する)
【それじゃあ、せっかくだから何度かゲームオーバーになりつつ魔王に辿り着いて】
【一回は負けるけどなんやかんやで勝って結婚なハッピーエンドを目指そう!】