(千歳のお尻を撫でながら、アレスが話してきた)
そ、そうかなぁ…ぼくは、その、あまり変わってないと思うんだけど…
(困ったような笑顔を浮かべる千歳)
(千歳自身は意識していないけど、やっぱりアレスとの生活がそうさせたのだろう)
(アレスに抱かれて女の子の快感を覚えて、アレスを愛して心が女の子になって)
(それに伴って自然に身に付いた仕草なのかもしれない)
(するとアレスが、千歳をさらに抱き寄せてきた)
ん…アレスさん…
(アレスに頭を撫であっれて、心地よさそうに微笑む千歳)
(撫でてくる手の優しさが千歳の心に安心をお耐えてくれる)
(アレスの腕の中で、千歳はずっとこのままでいたいと感じていた)
(少しそのまま抱かれていると、アレスが改まって話してくる)
うええええっ!!??
(その内容に、千歳は思わず大声を出してしまった)
ちょっ、ちょっ…あ…
(城の近くだという事を思い出して、慌てて口をつぐむ千歳)
(少し混乱したけれど、千歳はそのままアレスの話を聞く)
(話が終わってアレスが謝ってくると、千歳はまた困ったように小さく笑う)
…サプライズすぎだよぉ
(正直まだ頭の中は混乱しているけど、ここまできてアレスが嘘を言うとは思えない)
(それは何よりも、ここまでアレスと過ごしてきた千歳自身が知っている事でもある)
…うん、ぼくはアレスさんが好きだから、アレスさんを信じるよ…んっ…
(アレスがキスをしてくると、千歳もそれに応えて舌を絡めていく)
(そして自分を見つめてくるアレスに、千歳はいつもの笑顔を見せる)
アレスさんがアレスさんのままなら…ぼくは約束通り、アレスさんのお嫁さんになるよ
…ずっと一緒にいようね?
(そう言ってから、千歳はアレスにぎゅっと抱きつくのだった)
(アレスの計画では、千歳は水路から城に忍び込むことになる)
…魔王の半身かぁ…なんか、カッコいいなぁ
(そういう設定に憧れがあるのか、アレスのうしろ姿を見ながら呟く千歳)
アレスさんが強い理由、今になってやっと分かった感じする
(そしてアレスに水路を教えてもらって、千歳はそこから潜入を開始した)
【うん、それでりょーかいだよっ】
【途中でゲームオーバーになっても、最後に結婚出来ればハッピーエンドだよね】