「かえるって…いっても…ぼくは帰る場所ない…」
「もし、ここで裏切ったら帰る場所、なくなっちゃうんだよ」
「それに、監視役が今日は見てる…」
「今日戻らなかったら、強制的に連れ戻すって…お姉ちゃんもただじゃ済まないことになる…」
「だから、今日はもう……」

グリームは視線をそらしながら、小さな声で自分の状況を伝える
この場から離れるには、彼女を助けるにはこうするしかないのだと
そう伝えながらもグリームは彼女の手を振り払うことはなく

「ぼくもいっしょに、かえりたい…」

涙をこらえながら、グリームはミルキィの胸にぎゅっと抱き着き

「…最初からこうしておけばよかった」
「ぼくが、おねえちゃんを守る」
「ぼくの帰る家はここにあるんだから」

竜巻は消え、ミルキィの身体を抱えてグリームは地面に降りると
癒しの魔法を使いミルキィの傷を癒す。

「ごめんなさい、帰ったらたくさん怒られるから」
「今は、あいつを倒そう」

回復したミルキィと共に立ちあがり、空の向こうを見上げる
そこには監視していたらしき他の幹部の姿があり
そこからは更に壮絶な戦いになるだろうことが予想できる。


【という感じで、一応戦闘はおしまいです!】
【次のシーンではなんやかんやあって家に帰ったくらい?からって思ってます!】
【今日はこの辺で凍結したいのですが、続きができる日はありますか?】
【火曜日や水曜日辺りがあいているのですが、どうでしょう?】