>>231
(多少手ごたえはあるとはいえ肉塊からはその見た目通りの質感を感じていた)
……何かの部位だとは思うけど…………
(ある程度切れ込みを入れると中の空洞が露出し、その切れ込みを押し広げるようにしてペンライトで中を照らそうと試みる)
……わっ!?
(中を覗き込もうとすると突如として内部から生物が飛び出し顔面に張り付く)
(ナイフは手放さなかったもののペンライトを落としてしまい、そのまま床に仰向けに倒れこんでしまう)
くっ…………この……んぐっ…………
(視界も即座に奪われてしまったためこの生物の外観などの情報も得られないままに組み付かれた直後、口を無理やり開けられ内部に管の様なモノが押し込まれる)
…………っ
(首をもう一本の管……恐らくは尾である物体で締め上げられ呼吸が苦しくなる感覚を覚え、一先ず顔面に張り付く生物を引きはがせないかと試みる)
(喉に異物を押し込まれることで訪れる吐き気と呼吸困難による意識の明滅、咄嗟のことでリンは徐々に冷静さを欠いていくが、最低限の意識をもってもう片方の手に握られたナイフで尾に切りかかる)