>>99
(ふらついた足取りと淫欲に駆られた粗い息遣いとともに彩文は快楽を晴らすために紗枝と訪れていた人気のない場所を点々としていたが、トイレや教室などには人の気配が感じられて彩文は別の場所を探していた)
…………彩くん……
(純粋に彩文を慕う一人の少女として紗枝は彼の足取りを追い続け、自身の気配や物音などは人間の範疇で最小限にとどめて追跡し到着したのは来客用の多目的トイレだった)
……
(個室に入ると内部の物音から衣擦れやバックルを外す音が聞こえ、彩文が服を開けて自慰を始めようとしていることがわかり、言動からは覚束ないながらも自慰を始めている様子が聞こえていた)
……一人でできるか少し様子を見てても大丈夫…………だよね……?
(誰に問うわけでもなく静かにそう呟くと紗枝は彩文の自慰行為に聞き耳を立てる)
(多目的トイレの扉に背中を預けて体育座りのようにしゃがむと、紗枝は彩文の知らぬところで人が近づかないように人払いを行い彼の行いに意識を傾ける)
……ふぅ…………少し……熱くなってきた…………かな
(彩文の昂る身体の状況が彩文の身体に深く定着しつつある淫紋を通じて紗枝にも伝わり彼女の身体も表情には出していないものの昂り始めていた)

【お待たせしました、お返事を置かせていただきます】
【サリヴァーンが彩文に刻んだ淫紋は時間経過によって刻み込んだ本人にも快楽が伝播する仕組みとさせていただきました、変更していただいても結構です】