>>109
うん……約束…………
(人間の風習について詳しく知っているわけではなく一瞬出された小指に困惑するが即座に小指で指切りを行うと頷いて彩文と手を繋ぎなおす)
自分が…………わかった……選んでみる
私は彩くんが好きな服装なら……なんだって着るし…………それが好きなものになるから……言ってくれればそれにするからね……
(『男の子らしい服』と言われた彩文は笑みを浮かべながらもどこか少しだけ緊張した様子を見せており、その様子を見ながら返答を聞く)
私が可愛いとと思った服装と……スカート……ね、うん…………わかった
(彩文に要望を聞くと可愛らしい服装でスカートを履いてきてほしいと言われ、紗枝は頷いて返事をする)
(自身が擬態している同世代の人間が感じる可愛らしい衣装を追憶しながら紗枝は彩文と手を繋ぎ歩き続ける)
あ……そろそろ分かれ道…………
(そして、彩文と自宅の方向が違う箇所まで到着すると別れ惜しそうな顔をしつつ手を離す)
それじゃあ……休みの日はよろしくね…………?
(彩文が見えなくなるまで紗枝は彼の姿を見送ると自身も自宅への帰路をにつく)

(翌日、紗枝は予定時刻の10分ほど前に集合場所に到着し彩文の姿を探しながら待っていた)
(彼女の服装は白を主体としてレースが襟元や裾などに施されたブラウスに赤いリボンを結び、その上からライトブラウンのオフショルダーセーターを着て、膝丈のデニムのミニスカートと黒いハイソックス、黒いスニーカーを履いていた)
(前回の服装とはまた別の印象を持ち、彩文に言われた『可愛らしいモノ』と言われて自身で考えた服装であった)
(未だ人間として成り済ますために奇抜な格好になってしまうことを避ける意味合いも兼ねてあまりカジュアルな服などを選ぶ機会などもなかったために妖魔としても人間の文化を知る良い試みとなっていた)

【休日の方まで時間は進めてしまいましたが、平日中に他に行動を挟みたい場合は階層形式にして振り返る形で戻していただいても結構です】