>>114
僕の為じゃなくて、紗枝ちゃんがモデルをしてみたいなら紹介してあげられるかもって話だから。
紗枝ちゃんにモデルになりたい気がないなら、別に無理する必要はないと思う。
きっと、紗枝ちゃんはモデルには性格的に向いてないような気もするし……。
(自分の為に出来ると言う紗枝に少し困惑した表情を浮かべて、スタイルはモデルに十分でも)
(積極的にする気が無いのならモデルは向かないだろうなと感じて、言われたから無理をする必要もないと優しく微笑んで)
ありがとう、紗枝ちゃん。僕もスキニー好きなんだけどね……。
もしかしたら全部買い替えないと駄目かもね、成長期だし。
(スキニージーンズが似合っていると言われて心底嬉しそうな笑みを浮かべて、自分でも好みだと言うが)
(女性のような体型になってきたことは隠して、成長期と重なったと誤魔化しサイズが合わなくなってきたことだけ告げる)
……あっ、うん……そうだね……。
好きじゃないけど…………紗枝ちゃんだけ……二人の時なら良いよ。
(実は昨日家に帰宅してから、母親は外出中で代わりに洗濯物を取り込み、試しに干してあった母親のスキニージーンズを穿いてみたら)
(お尻やウエストの納まりが良いのを体験していて、思わず深く考えずに頷いてしまってから)
(慌てて頭を小さく左右に振ってから、二人の時なら構わないと言ったものの)
(身体だけでなく、心まで身体に引き摺られて女性化し、女の子として扱われることに以前ほどの嫌悪を感じ無くなったことにまだ自覚は無かった)
スキニーの上にフレアのミニスカートを格好良く着こなしている女の子もいるから、たぶん合うと思うけどな。
(少し年上の女子高校生がスキニージーンズの上にAラインのミニフレアスカートを穿いているのを見て)
(恰好良いなと思ったことを思い出して、きっと大人びたスタイルの紗枝にも似合う筈思って)
どうせ試着するのはタダだから、試したらいいよ。
別に買わなくても良いんだから。
(色々と服を見て回って試着して気に入ったら買えばいいと微笑んで、ひょっとしたら親に服は任せっきりなのかなと紗枝の顔を眺めていた)

…………うん…………そうだね。
(店の看板が徐々に大きくなり、近づいて来ているのが嫌でもはっきり分かるようになって来るに従って彩文の口数も少なくなって)
(表情も段々に硬くなって、優しく手を握り返されれば少しだけ安堵の表情を浮かべて)
僕の色に? ってあまり女の子の服は詳しくないけど……。
うん、頑張ってみるね。
(男の娘モデルをしていると言っても、服は用意されていて自分で選ぶことはほとんどなく)
(熱烈な瞳で任せられると責任を感じつつも、色々と試そうと少しだけ引き攣った笑みを浮かべる)

……これなんかどう?
(目的の店に入るまでは緊張していたが、店員にいらっしゃいませと声を掛けられ)
(自由に服を見る段になると少しずつ紗枝のためと思い、色々な服を見繕って)
(彩文の選ぶ服の多くが、女性らしい肩口が膨らんだ袖の服やフリルが沢山ついている服が多く)
(取り出し胸の前に当てた膨らみ袖のフリルの多いワンピースは、紗枝のために選んだのだが)
(近くに居た店員にご試着しますか?と問われて、ハッと自分が服選びを楽しんでるのに気づき頬を紅くした)

【遅くなりましたがレスを置いておきます】