>>122
そういえば……そうだったね、彩くんを知ってる人は…………昔からの付き合いの人が多いから……多少誤魔化すくらいじゃ……すぐわかっちゃうだろうしね
(多少気休め程度にでもなればいいかと変装を提案したが、彩文を知っているクラスメートや知人は幼少からの付き合いが多い人々が大半で軽く誤魔化す程度では皆無に等しいものであった)
……ありがとう
彩くんが……そう言ってくれるなら良かったよ
(少し恥ずかしがる様子を見せていたが、買った洋服を着てさらに出かけることを彩文も快諾しており紗枝は喜ぶ様子を見せていた)
(そう言った問答をしている間も彩文の服装はワンピースのままで本当に一人の少女のような印象を与えていて、紗枝を見上げる円らな瞳と恥ずかしさに紅潮する頬からはどこか愛おしさを感じていた)
それじゃあ会計……済ませよっか…………
(彩文がブースに戻り着替え始めているのを見届けると紗枝も戻り一旦私服に着替えると、彩文から勧められたワンピースをはじめとした服と先ほど試着して見せた服を購入して、試着室でワンピースに着替える)
(紗枝も買ったものと着ていた私服の入った紙袋を片手に彩文の手を握り、店を後にして次の目的地を探すために歩き出す)

(数時間はあの店にいたようで日の傾きを見る限り時間は昼下がりになっていた)
もうお昼になっちゃったし……昼食とかにした方が良いかな…………?
軽くどこかで済ませて……そのあとは…………どこか……図書館とか……静かなところに行ってみたいな…………なるべく人が少ないところの方が……互いに良いでしょ?
(人目につくことは重々承知しており、それが二人の容姿に目を惹かれていると察していた)
動きやすいなら……良かった…………のかな?
彩くんも……そんなに違和感を感じるような……見た目じゃないから…………大丈夫だよ
(そう伝えると彩文を安心させるように手に力を少しだけ加えて彼の手を離すまいと握る)
それに…………彩くんも……可愛いからそれで……みんな見てるんだと思う…………
(付け加えるように伝えた言葉は若干小声で伝え、場合によっては周囲の喧騒に紛れていそうな声で話す)

【ロールでも記載いたしましたが、紗枝たちの行動としては軽食→人気のない場所での散策と予定して、軽食の前・この散策中辺りに妖魔に襲われる形はいかがでしょうか?】