>>125
紗枝ちゃんの言う通りだね。今日は楽しめたから、いつの間にかって感じかな。
(気持ち良さそうに歩きながら微笑み、前回と違って無理矢理でなかったせいもあって)
(ショップでの服選びを純粋に楽しめたと言って、身体つきが変わった所為かもと思ったがそれは言わずにいて)
オーナーシェフの話だと、女性が来るとどれにするか迷っている人が結構いて、友達と来ていると分け合って食べてるのを見てヒントにしたらしいよ。
どれ選んでもそれだけ美味しいってことなんだけど、ただ全部のメニューそれすると大変だから日替わりで5種の中から選ぶみたいな感じだけどね。
(紗枝がパスタ屋にOKを出し、好きなパスタを数種選べることに興味を持ったのを見て)
(彩文も好きな店で何度か行っていて、オーナーシェフから聞いた話をそのまま披露して)
(選べるパスタが好きなものだと良いなと言って微笑んで、ギュッと手を握りエスコートしていく)

うん、ありがとう。紗枝ちゃんがそう言うなら……。
(紗枝のフォローに淡い笑みを浮かべて、完全には納得していなくても心遣いに感謝していたが)
(体形の変化に伴って、歩き方も徐々に男性的な歩き方から腰を捻りお尻を振るような女性的な歩き方に変化していることを彩文は気づいていなかった)
可愛い……っか。でも、やっぱり女の子の前では格好良い方が良いかなって……。
でも、いいや。今日は、せっかく紗枝ちゃんが選んでくれた服着てるんだし、思いっきり楽しんじゃおう。
(可愛いと言われて少し考え込むような表情をしてから、やはりまだ残る男の子の意識が紗枝より背が低くても格好良くいたいとの願望を話して)
(あまりその事に拘って紗枝の気分を害してもと言う思いと、殊の外カットソーとスキニーの肌触りが良くて嬉しくなり)
(何か拘っているのが馬鹿馬鹿しく感じて、今は二人で楽しもうと屈託のない笑みを浮かべた)

紗枝ちゃん、こっち!
(紗枝を護りつつ白濁液を躱すの事に集中していて、紗枝の目が妖魔を捉えた瞬間鋭くなり僅かに赤く染まったことに気付かず)
(時には紗枝を突き放すように、また違う時にはグッと腕に力を込めて引き寄せたりしながら攻撃をギリギリの所で躱していた)
(「早く紗枝ちゃんを安全な所へ連れて行って、サファイアになって倒さないと……。
  でも、この白濁液……あれにそっくりな匂いしてる」)
(人生ただ一度の夢精した時のボクサーパンツを、自分で夜中に洗った時の何とも言えない精子の匂いを思い出し)
(知覚に投げつけられ、ドロリと垂れ落ちる白濁液から僅かに立ち上る匂いに彩文は顔を顰める)
(直接白濁液を浴びずとも、白濁液から揮発する匂いには媚薬効果があり、走りながら吸い込む彩文もただでは済まず)
(徐々に息が浅く早くそして徐々に身体が火照り熱くなるのを感じ始めていて)
……ハァ……ハッ……紗枝ちゃん……ハァ……あれって……何?
紗枝ちゃん服に……。
(紗枝の声に僅かに足を止めて振り返るが、それが逆に功を奏してギリギリで白濁液が掛かるのを避けることに成功はしたが)
(近くに落ちた白濁粘液からは濃厚な雄の匂いが漂い、彩文の女性として割れ目が開いていない以外女性として完成した身体は)
(雌として疼き始めて、お腹の奥がキュンとして何かがゆっくりと降りてくるような感覚を味わっていた)