紗枝ちゃん……大丈夫?
あっ!! 危ない!!
(時々素早い動きを見せるものの、徐々にだがはっきりと具合が悪くなっていく紗枝を気遣い)
(妖魔の動きに注意も払って、白濁液が知覚に投げつけられれば紗枝をグッと引き寄せて抱くような形で躱す)
……そう……だよね。僕にも分かる。
(頬が紅く染まり、焦点が定まらず潤んだ瞳を見れば、紗枝が今どういう状態になりつつあるかは彩文にも分かり心配そうに覗き込み)
(白濁液が男性の精液に似た匂いを詳しく言わずとも察して頷き、彩文自身も徐々に身体の奥から熱が湧き上がるような感覚を覚えていて)
(キッと唇を噛み、早く何とかしないとと思っていた)
そうなんだ……ンゥ……せっかく買った……ンハァ……ばかりなのに……ね。
それなら……ハァッ……良かった……。
(ワンピースの裾に着いた液体を見て残念そうな表情を浮かべるが、彩文自身の身体も刻一刻と火照りだしていて)
(少し息苦しく感じて息を吐けば、明らかに甘い響きが混じっていて、紗枝の服から立ち上る匂いに身体は反応して)
(お腹だけでなく、胸が張るような感覚と共に先端も固く凝り始めていた)
うん……ンンっ……そうしよぅ……ハァ……ハッ……なんで……ンァッ……追ってくるの……ァハッ……。
(淫紋が紫がかったピンクに妖しく輝き始めれば、火照りはさらに強くなり全身へと広がり)
(必死で物陰を探しながら逃げるものの、妖魔は執拗に追ってくる姿を見て)
(自分の淫紋から引き寄せるフェロモンが出ていることにも気づかず、紗枝の横を緊張した面持ちで逃げていた)
えっ!!……なっ!!…………あぁっ!!
(紗枝に声を掛けられると、自分たちに付いて来ているように見える妖魔の触手から同時にいくつもの白濁した粘液が放出されれば)
(いかに彩文が運動神経が良くてもすべてを躱し切ることは出来ず、木の枝に掛かった白濁液の弾けた飛沫が腕の淫紋に)
(そして、二人を飛び越し行く手を塞ぐように大量に投げつけられた白濁した粘液が地面へ落ち跳ねて)
(買ったばかりのスキニーの淫紋を刻まれた股間部分辺りに掛かって、生地に吸収されて体温で暖まれば)
(すぐに媚薬効果のある白濁液の匂いが立ち上って、打つ手さえなく吸い込んでしまって)
ハァ……ぁゥン……ンッ……う、ぅん……ンぁ……ァんッ……そうしよう。
ぁッ……ァハッ……大丈夫だと……ハァ……ンぁ……ァンっ……思う……ンぁ……。
(何とかギリギリで防災倉庫へと逃げ込んで一息ついても、妖魔はそのまま追って来て防災倉庫の外に居座る)
(ただ、この妖魔の知能はほとんど無いに等しく、触手を使って倉庫の扉を開けることも出来ず)
(最下級に近い妖魔では触手で叩き倉庫を壊すことも出来ず、ただフェロモンに誘われ)
(白濁液を垂れ流しながら、倉庫の屋根をただペチペチと叩いていたが、しばらくすると倉庫の外壁全体が白濁液で白く染まり)
(完全密閉されていない倉庫の中は濃厚な白濁液の匂いが漂っていた)
ハァ……ンッ……ハァ、ハァ……ンぁ……ンッ……ン……ンぁ……。
(キューティー・サファイアに紗枝の前で変身する訳にも行かず、その余裕すらも今はなく)
(腕で身体を抱き、キュンキュン疼くお腹の奥を膝を合わせ内股で立てたまま座り何とか我慢しようと試みるが)
(抱いた腕の下で張りを増し敏感になり切った乳首が腕で押しつぶしたジュニアブラに触れれば甘い痺れが全身に走り)
(身体を小刻みに震わせながら押し寄せる快楽に偶に背筋を反らして、身体からは甘い女性の発情した匂いが立ち上り)
(今はもう膣襞から溢れた愛液は尿道口からは排出されず、割れ目の奥で壊死し瘡蓋のようになった膣口の裏に溜まって)
(膣口が開かれ完全に女の子として機能することを今や遅しと待っていた)
……ンぁ……アッ……紗枝ちゃん……ン、ン……大丈夫?
ハァ、ハァ……もぅ……ボク……ンぁ……ぁフゥ……駄目かも……ンぁ、ぁッ……。
(我慢しようとしても潤んだ瞳は紗枝を誘い、自分の身体を抱いた手は片方は僅かに膨らみ始めた乳房を覆い)
(もう一方の手は何度も躊躇いで止まりながら、スキニーの股間へと居りかけては戻る動作を繰り返していたが)
(徐々にそれは股間に近づき、スキニーの前ボタンに触れるともどかし気に外して更に下を目指そうとしていた)