>>128
……一先ず…………これで……襲われることは…………んっ……
(時折発作のように体をびくりと反応させながらも紗枝は息を整えようとする姿勢を見せるが、深呼吸をすればその分空気中の液体の匂いを嗅いでしまい身体が発情する)
(また、淫魔本来の性質も相まってある種の自家中毒のような状態に陥ってしまい人間の紗枝の身体では快楽を抑え込むことはおろか理性すらも徐々に失いかけていた)
あ……あぁ…………私…………もう……
(肩を抱き、背中を丸めてその場にしゃがみこむと、片方の腕はワンピースの裾を掴んで何かをこらえるかのようにしていた)
(妖魔としての本性を現してしまえばキャパシティも大きく上昇するため心身ともに大きく余裕が現れるのだが、彩文を思う紗枝としての感情がそれを阻害してサリヴァーンを顕現させるのを抑え込み快楽に身を狂わされていた)
ぁ…………彩……くん……も?
(ぼんやりと聞こえた彩文の声はこちらを心配する声であったが、彩文自身もどうやら限界が近いらしく膨らみかけの乳房を一方の手で抱いて、もう片方の手はスキニージーンズのボタンに触れるともどかしそうに外してその下の物へ目指そうとしている様子だった)

うぅ…………んっ……なら…………彩くん…………
(四つん這いで這うようにしながら紗枝は彩文へ近づくと彩文の横へもたれかかる様に身体を寄せる)
もう少し……脱がすね…………
(熱を帯びた吐息は希釈した淫魔の霧のように媚薬の成分が混じり、甘く快楽を誘って自身や彩文を更なる快楽へと落とし込む)
(紗枝の震える手は彩文のスキニージーンズのファスナーに手をかけると劣情を開放させていくかのようにゆっくりと下ろしていき、ショーツを露にする)
……?
(劣情によって乱れた思考でも淫魔としての洞察力は衰えておらず、これだけ彩文も乱れているにもかかわらず一切濡れていないショーツとその下にある秘所に違和感を覚えて一旦手が止まる)
………………彩くん…………ちょっと……ごめんね
(彩文の身体の変化があと一押しで完全に女性になると悟った紗枝はわずかに残っていた理性を研ぎ澄ませてショーツを掴むとスキニーもろとも股下まで下ろしてしまう)
ん……はぁ…………これで少しは……緩和されるはず…………痛く……ないように…………するから……
(指を唾液で湿らせて彩文の秘所にあてがうとそれを内壁に塗り込むようにかき回す)
こっちも……欲しいでしょ…………?
(妖魔に襲われているという緊迫感も相まって生物としての生殖本能が活性化されているのか、妖魔が放った白濁駅による催淫効果によるものか、紗枝の動きは本来の淫魔のそれに近い激しさを持ち始めて彩文を責め立てる)
んっ……ちゅっ………………はぁ……
(耳に甘噛みをして舌を這わせ、秘所にあてがっていない方の腕は彩文が腕で押さえているカットソー越しの胸に触れてその輪郭を優しく撫でる)
(秘所に這わせた手は彩文の様子を伺いながら時折陰核も軽く弄び、割れ目の奥にある膣口へ指を伸ばす)
まずは…………この気持ちを……抑えないと……何もできない…………!!
(幸いなことに妖魔の力は劣情を催すこと以外に関してはさして問題はないようで倉庫自体も潰される心配はない)
(だが、倉庫自体が保安用に用意されている窓すらも白いカーテンが掛けられているかのように白濁液で塗りたくられ、換気口やドアの隙間からはその劣情を誘う匂いが至る所から漂っていた)
んっ…………彩くんっ……彩くんっ…………!!
(彩文の名前を呼びながら紗枝は秘所や乳房を責め立てて、ワンピースは乱れその下の黒い下着と紅潮した白い素肌が覗いていた)