>>157
ん……ありがとう、おいしいね…………
(卵焼きを口の中に入れられると紗枝はそれを受け入れて飲み込む)
今日の放課後……ね、わかった……私も大丈夫だから…………準備は整えておくね
(クラブについては美術部は兎も角、バスケ部へは性別によって体力の差異もあり女子と男子で分けられ、そのまま在籍し続けることが難しいことは紗枝も推測が付いていた)
(それも相まって今日の放課後に予定が空いていると彩文から告げられると紗枝も快諾して散歩の予定を取り付ける)

うん、公園ね……
(無事授業やHRが終わり、二人帰路について予定を確認すると彩文を手を振って見送り、紗枝も自宅の方へと一度向かう)
……明るい色使いで彩ちゃんらしくていいと思うよ
スカートも似合ってるし……とっても女の子らしくて可愛いね
(1時間後、合流した彩文は白いカーディガンを羽織った桃色のブラウスに明るい黄色のプリーツスカートと紺のニーソックスにスニーカーの格好で、春先らしい明るい彩りに身を包んでいた)
(紗枝は灰色のカーディガンにレースが施された白いブラウスと黒いリボン、以前彩文が勧めていたスキニージーンズと黒いスニーカーという、落ち着いた色合いの服装で訪れていた)
(ショートカットの髪型に似合う快活な印象を受ける服装と、彼女自身の明るい印象も相まってその外観に違和感などもなく、年相応の可愛らしい少女の出で立ちに見て取れた)
それじゃあ……少し散歩しよっか
(彩文の手を握り、紗枝は彩文と公園を歩こうと誘う)