>>159
慣れるまでは私と一緒にいた方がいいのかもね……
(恥ずかしそうにしてスカートの裾を確認したり後ろを気にしたりしている彩文を見て紗枝はそう呟く)
(サファイアに変身している時も考慮すれば慣れているものと推測していたが、彩文とサファイアでは気の持ちようなども異なってくるのだろうと認識を改める)
外は他の人もいるから……ね
(紗枝が見ていた彩文がスカートを履いている状況は閉鎖的な試着室の中や誰もいない教室などの第三者に見られる機会もない状況だったこともあり、そういった状況も彩文が恥ずかしがる状況の一因となっているのであろうと考えていた)
うん、ありがとうね……綺麗って言われるのはやっぱり嬉しいから……
(服装は兎も角身長なども相まって紗枝が与える印象は本人が規定していた年齢よりも幾分か大人びた印象を与えていることは自身でも認めており、それを否定することはなかった)
(その行為が当たり前であるかのように紗枝は彩文の手を握り、彩文も握り返すのを確認すると指を絡めて手を離さないようにする)
どうだろうね……食生活とかそういうものでも変わってくるだろうし、彩ちゃんの今までの変化を考えるとすぐにでも……なんてこともありえるかもね……?
(彩文の身体の変化も考えれば無自覚に、更に言うのであれば彩文の身体に潜む『彼女』が更に女性化を進めることを兼ねて髪の成長も早める可能性があるうえ、紗枝も魔力を行使すれば彩文の髪を伸ばす試みをすることもできるため、成長をほのめかす)
そうだね……前みたいにあんなのが来ないのが一番だけど…………
(自身も同胞とはいえ妖魔に襲われた結果その身を狂わされた経験から、人間の身体で想定外に乱れてしまうことは不安に感じており、多少警戒心は抱いていた)

……そう?
でも…………彩ちゃんが可愛いから……見られてる可能性はある……かもね
(周囲を気にする彩文にそう助言をして紗枝も周囲に気を配る)
いざとなれば私もいるから……多少は力になれると思うよ…………
(念のため妖魔や他のキューティー・エンジェルズなどの気配を探り、必要であれば多少は戦闘に立ち回れるように自身の魔力も彩文に気取られない程度に調整していた)
彩ちゃんの身体がまた……求めるようだったら言ってくれれば手伝うし…………困ったことがあったら言ってね?
(服装も相まって以前よりも一人の儚い少女のような印象を覚える彩文に紗枝は保護欲を抱き、そう伝える)