そう……?
彩ちゃんと……彩ちゃんのお母様にも……迷惑だったりしない……かな?
(両親が不在ということを伝えると彩文が夕食に招待したりおかずのおすそ分けなどの提案をしたのを聞くと期待と不安の入り混じった眼差しで伺う)
……もう一回イっておいた方が…………いいと思ったけど……
(まだ体の高ぶりを抑えきれていない彩文を見て、自身も同様に粗い息を零しながら紗枝は問う)
…………これで少しは抑えられるかな……?
(陰核をスカート越しに摘まみ彩文へ愛撫を続けようとすると彼女は容易に絶頂へと至り、愛液を吸いきれないショーツからは滴る雫が地面へ数滴垂れているのが見て取れた)
(紗枝も彩文ほどではないにしろ彼女の絶頂が淫紋を通じて伝わっており、僅かに足を震わせてジーンズに浮き出た染みはより一層大きく広がっていた)
うん……息が落ち着いたら、うちに行こう…………
(絶頂に至った彩文の身体を支え、紗枝も深く一度深呼吸をすると紗枝の自宅へ向かうために歩みを進める)
んぅ……やっぱり…………すぐに冷えてきちゃうね……
(公園を抜け住宅街を歩く最中も彩文が言及していたように愛液の染み込んだニーソックスやジーンズは風が吹き抜けるたびに冷たい感触を与え、自身がどれだけ快楽に乱れていたかをその体に伝えていた)
(彩文や紗枝の死角では人払いの紫色の蝶が相変わらず宙を舞っているものの、魔力を抑えている都合もあり完全にその効果が発揮できてるとは言えず近くを通る人々の喧騒や車の音などが時折聞こえていた)
はぁ……はぁ…………あ……跡が…………
……うちに着いたら…………私のもそうだけど……彩ちゃんのスカートとソックスも……洗濯しておかないとね……
(後ろで人が通るような音が聞こえ不意に後ろを振り返ると自身と彩文が歩いた後には水滴が落ちたような跡が所々に点在しており、未だ快楽を抑えきれていないことを露にしていた)
……っ、もうすぐだから…………もう少し………………
(自身に言い聞かせ、彩文を励ます様にそう伝えながらも紗枝は体を震わせながら自宅のマンションへと歩みを進める)
(紗枝が住むマンションまで到着するころには紗枝は多少なりとも行きも落ち着いていたものの、頬は紅潮してどこかおぼつかない足取りでいた)
ここの……上の階だから…………
(エレベーターを呼び出し、彩文を庇うような立ち位置で中に入り他の利用者に見られても彩文だけでも庇えるような体勢で自身の部屋の階層のボタンを押す)
…………誰も乗ってこないといいけど…………
(他の利用者が乗ってこないかという不安と緊張感からか長く感じるエレベーターが紗枝の住んでいる部屋の階層へ到着すると紗枝が先導して彩文の手を引くようにして自身の部屋へと向かう)