>>178
紗枝ちゃんが褒めてくれるのは嬉しいけど……。
(ニコリと嬉しそうな笑顔を紗枝に向けるが、まだ完全に女性になった身体に自信も希薄で戸惑いも笑みの中には含まれていた)
じゃぁ、お先に失礼します。
(誰もいない浴室に入りながら、紗枝にも聞こえるように声を出したあと、すぐ身体を洗う水音が浴室に溢れ出して)
(その間に紗枝が、媚薬成分を含んだ柔軟剤で下着やスカートを選択しているとは全く知る由もなかった)
お先にお湯頂いちゃった。
……本当のことだもん。ボクもいずれ紗枝ちゃんみたいな大人っぽくて、恰好言い女の子になりたいな。
(先に湯船に浸かっていることを断ってから、自分の言葉に嘘偽りはなく、紗枝に憧れていることさえ語り頬を赤らめて)
(そのまま唇を奪い重ねて、同じように目を閉じて紗枝を感じることだけに集中する)
……ンハァッ。
…………そう……かな?
でも、クラスにはもっと可愛い女の子いっぱい居るよ。
……ちょっと前まで男性だったから……凄く変な感じだし……。
うん……そうだね。あの時は……あの怪物の白い粘液掛かってから……あまり覚えてなくて……。
(一度唇が離れると、肩を揺すりやや粗い吐息で新鮮な空気を求めて吸い込み)
(可愛いという言葉に心から嬉しそうな笑みを浮かべるが、すぐに男性時代に可愛いなと思っていた何人かの女子の顔が浮かんで)
(可愛いのは自分だけではないと言うものの、より白さと滑らかさを増した肌といい)
(全体が丸みを帯びた身体は女性そのものであり、元々女顔だった彩文の顔は睫毛が長く伸びてより女性らしさを可愛さを増していたが)
(まだ少し男性への拘りが残っていて、素直に全てを受け入れることは出来てはいなかった)
(手を回され軽く抱き寄せられると紗枝の瞳を凝視して、前に乱れた時のことを思い出して)
(紗枝を欲しいと思ったことと、身体が熱くなったて激しく愛し合ったことは良く覚えていたが)
(身体が急に昂った理由や襲った妖魔の詳細までは思い出せないままだった)
……紗枝ちゃん……好き…………ンぁ……ン……。
(潤んだ瞳で紗枝を見つめて少し顎を上げて唇を突き出し静かに目を閉じて、抱き寄せられて軽く秘所同士が重なり合えば)
(甘く切ない痺れが身体を駆け抜けて嬌声を漏らす)
……ンチュ……ン……チュ……チュプぅ……。
(唇が重なり合えば、もう当然のように唇を開き紗枝の舌を迎え入れ、自分の舌を紗枝の舌と絡めながら唇を割り開いて)
(背中に手を回し強く抱きついて、掌を紗枝を感じるように胸の脇から臀部に向けて腰の括れをなぞるように擦って行く)