>>42
……ハァ……ありがとう……ンハァ……これで何とか午後の授業は……ハァッ……我慢できそうだよ。
(軽い口づけを終えてまだ快楽に潤んだ瞳で紗枝を見つめて、本当はもう少し欲しい気持ちもあったが)
(腕時計にちらっと視線を走らせて時間を見れば、昼休みの終わりまであまり余裕もなくて)
(何とか一度の絶頂で我慢も出来そうに感じて笑みを浮かべるが、イった時に多めに溢れた愛液がボクサーパンツに大きな染みを作って)
(それが少し冷えればその部分の冷たさに、染みに視線を向けて困惑の表情を浮かべる)
うん……ハァ……教室へ戻ろう、あまり時間もないみたいだし……。
えっ……うん……分かった……ン……あっ、紗枝ちゃん……ぁッ……それくらい自分で出来……ンンッ……。
(膝下まで落ちていたズボンを脚から抜かれ、ボクサーパンツに手を掛けられれば慌てて押さえようとして)
(自分で出来るとは言ったものの、絶頂の余韻がまだ残っていて押さえる手が遅れて)
(ボクサーパンツを脱がされ女性器のような性器が露出して、ペニスの下の方に開いた尿道口に愛液の雫がまた溢れてきて)
(それを紗枝に舐め取られると身体を震わせ、口をまた右手手で押さえて、左手は軽く紗枝の頭に手をのせて倒れるのは堪えて)
ンぁ……ぁンッ……紗枝ちゃん……そんなことされたら……ンァッ……また気持ち良く……なって……ン、ンァ……イきたくなっちゃうから……ァハッ……止めて……。
(口では止めてとは言ったものの力を入れて紗枝を遠ざける余裕はなく、愛液は舐め取られる先から溢れて来ていた)


(その日の夜、キューティー・サファイアは何日か振りに妖魔と戦っていて)
(放課後に梨奈の見舞いに彼女の友人たちを行ったものの、「なんで薬師寺君もきてるの?」と不思議がられ)
(友人から付き合っていることを聞かされても「冗談でしょ? 薬師寺君は嫌いは無いけど、そんなこと思ったことないよ」と言われ短い関係は終わっていて)
(増した力を思う存分使い、鬱憤晴らしのように妖魔を容赦なく攻撃を加えて)
サファイア・エスポワール・フレッチャ!!
これでもう終わりかしら? 他愛もない……。
(降り注ぐ矢の数も増えて、簡単に何匹もの妖魔を倒し終えると息も上げず高い木の上から自分の成果を見ていた)