>>45
ハァ、ハァっ……構わないけど……、ンハァ……あんまり綺麗じゃないよ……。
(割れ目から口を離されて安堵する気持ちと、もっとイクまでして欲しかったという相反する気持ちが心の中に渦巻いて)
(頬を上気させ方を大きく上下に揺らしながら、口を大きく開けて新鮮な空気を取り込んで何とか身体を鎮めようと試みる)
うん……お陰で……ハァ……何とか収まった。
(まだ快感の焔は身体の奥に燻っては居るものの、快楽にいつも身を任せている訳にもいかず)
(薄く微笑んでお礼を言って、唾液と愛液に濡れたもう男性器とは云えないような股間に視線を向けて)
ありがとう。濡れたところ……ちょうど当たると冷たいから、恥ずかしいけど使わせ貰うね。
(紗枝が個室を出て、男子トイレからも出ていく足音を確認すると、ハァと大きく一つ息を吐き)
(ジュニアブラとお揃いのデザインのショーツに脚を通し、念入りにズボンのベルトを締め)
(外から見てショーツを穿いていると分かるかどうかを、自分が見える範囲で確認してからトイレを出て授業へと戻って行った)
(付け心地の良い女子用の下着のお陰で、午後の授業は乳首が下着に触れても発情するようなことは無く一日を終え)
(梨奈の友人たちに誘われて、紗枝に帰ると告げて一緒に下校した)

……!!
(雑魚妖魔をすべて倒し変身を解除して帰ろうと思っていた時、見下ろしていた視界の中に見覚えのある紫の花弁が舞うのを見つけ)
(この前敗れたことに奥歯を噛みしめ、眉を吊り上げて相手が現れるのを木の上で待っていた)
……こんばんは、貴方も物好きねサリヴァーン。
(悠然とした表情と拍手に揶揄われたような気分になり眉を顰めて、一応は挨拶を返したものの声は不快な気分を隠してなくて)
荒れている? そう思うならそれで構わないわ。
折角腕が治ったみたいだし、大人しく世の中の隅で隠れていれば良いものを……。
(苛立ちながらも完全には挑発に乗らず、かといって前回のこともあってはっきりと倒すとも宣言せずに)
(世の中の片隅でひっそり暮らし、人々に悪さをしないなら目溢ししてあげると余裕を見せて)
今すぐ消えないなら、容赦はしないわ。
(木の天辺から音もなく舞い降りると、低い姿勢のまま拳を繰り出し、それが躱されると空かさず蹴りを入れようとして)

【お待たせしました。またよろしくお願いします】