(互いに互角の様な技の応酬と立ち回りを繰り返し、サファイアが回し蹴りを試みた際にサリヴァーンは彼女を引き倒そうと服の襟元を掴む)
(そのまま力任せに引っ張るとサファイアが倒れるよりも先にコスチュームが裂けてサリヴァーンの手はサファイアから離れる)
まだ余裕そうで何よりだわ
(サファイアはそのまま距離を取り、余裕のある笑みを浮かべているのを見るとサリヴァーンも紅い目を細めて笑みを浮かべる)
ちゃんと敵と言えど敬意を持つ姿勢は素直に良いところね
自分の実力も踏まえたうえで判断するのもよくできてるわ……っ!!
(再び予兆もなく流星の様な光矢をサファイアが放つとサリヴァーンはそれを薙ぎながら距離を詰めようと飛翔する)
ふふっ……魔力の流れが見えなければこっちの対処ができないと判断するのは素晴らしいわね
(一度サファイアの眼前までサリヴァーンは距離を詰めたかと思うと即座に飛翔して彼女の後頭部に膝蹴りを打ち据える)
少しやられちゃったけど……まぁ、これはお互い様よね
(サファイアの矢を薙いだとはいえその全てを回避してはおらず、ゴシックドレスが所々裂けてその下にあるボンデージの様なサキュバスの黒い正装が垣間見える)