>>52
力に任せてねじ伏せて圧倒するのは愚者のすることよ
私はね……貴女とは力量を合わせて立ち回りをしたいの
(独自の美学を語りながらサリヴァーンはサファイアとの立ち回りを続ける)

(サファイアが放った光の矢を切り抜け彼女の後頭部に一撃を加えるとサリヴァーンはサファイアの前に立つ)
……初めて立ち合ったときに比べると貴女も十分に成長しているわよ
今回は搦手とか毒を抜きにした純粋な立ち回りだった……っていうのもあるんでしょうけど
(サリヴァーンはそう告げながらサファイアの構えを観察し、彼女の体力や魔力量などを察知する)
さて……そろそろ私の『手』も貴方との立ち回りを経て疼き始めてるから本番にも移りましょうか
(するとサリヴァーンの左腕から黒い液体が血のように滴り始め、一本の黒い糸のようにそれは地面に落ちて広がり始める)
“―――”
(人間には理解のできない魔族の言葉、意味は分からずとも聞く者に悪寒と恐怖心をあおるその呪文は地面に薄く広がった黒い液体から十数本の触手を召喚する)
正々堂々とした戦いだったのに……ごめんなさいね、サファイア
(どこか憐れむような目を向けながらもサリヴァーンはサファイアの周囲を取り囲む触手へ一瞥して合図を送る)
(触手たちはサファイアのコスチュームの袖口や破けた胸元、パニエに隠された秘所へと群がり、特にスカートとパニエに隠された秘所へ殺到する触手はそれらを破かんばかりの勢いで群がりはじめ、秘所をサリヴァーンの眼前にさらそうとする)
(不幸中の幸いなのか手足を拘束する様子などは見られないため抵抗する術はまだ残されているようだ)

【承知しました、それでは21時半よりお待ちします】