クスクスクスッ……、貴方には敵わないわ。何もかもとは云わないけれど、大体は分かっているようね。
私は思念体に近い存在だけど、具現化するには依り代になる女の子が必要には違いないわ。
それに私が破れて倒れても、止めを刺されなければ、依り代の子は変身できなくなるだけ死にはしない。
私も再起の時まで傷を癒し、新たな依り代になる女の子の出現を待つだけ。
今回はなぜ男の子が依り代になれたのか分からないけど、そのせいで完全なシンクロが取れないのが残念ね。
完全にシンクロ出来たら貴方とだって互角には戦える筈なのに……。
(笑いながら応えた声は彩文が変身したサファイアより少し大人びた声で、ようやく少しだけ表面に出て来れるようになったサファイアの本体そのもので)
(彩文と上手くシンクロしてないゆえに精神も肉体も完全に一心同体になり切っていないことを仄めかし)
(フルパワーであればサリヴァーンと互角に戦える可能性さえ口にして惜しんで)
どうかしら……、歴代のエンジェルの中には純潔を奪われ、犯されて精神的に壊れて変身能力を失った子もいるし、この依り代になっている子はどうかしらね…………。
(戦士としての力を失いかどうかは依り代になる人間しだいと言いつつ、徐々にシンクロが難しくなったのか声は小さく掠れて)
(大人びた自信に満ちた表情は、犯されてることを恐れて震える彩文のサファイアへと戻って行く)
…………そんなこと私には分からない。……でも……嫌……。
(変身している時はサファイア本体の思念で思考も女の子へなっている彩文は、犯された後も変身できるかどうかは本当に分からず)
(変身して女の子の身体になれなくなることと、女の子として得体の知れぬ悍ましい恐怖に震えてしまっていて)
(他の妖魔が純潔を狙って来ないのが、そんなに純潔が変身に関係が無いことを示していたが)
(混乱と恐怖の中に居るサファイアになっている彩文には判断がつかずにいた)
……そんなの止めて……二人の前で見世物になるなんて……。
(手を使い後ろに上がりながら、一度動きを止めたものの再び蠢きだし取り囲んだ触手たちを蒼いブーツで蹴って遠ざけようとするが)
(サファイアの周りに集う触手の数は多く、コスチュームに絡みつかれて引き裂かれるのを止めることは出来なかった)
ヒッ……いぁっ……気持ち悪い……ンァッ……やっ……やめっ……ンハァ……て……ンん、ンッ……。
(裂かれたコスチュームから白い肌が晒され、大きくはないが彩文と異なりはっきりと膨らんだ乳房やその谷間)
(パニエとショーツが裂かれて露わになった下腹部では、触手の侵入を待ち焦がれて場所を示すように淫紋が妖しくピンク色に光り)
(割れ目は愛液に薄っすらと潤んで濡れてさえいる状態で、谷間に粘液を擦り付けつつ進めば)
(そこ粘液が付いた部分の肌が熱く火照って疼き、嫌悪感を抱きながらも甘い声が零れてしまう)
ぃやっ……止めて……それだけは……ぃやぁ……お願ぃ……あっ!!
嫌ぁぁッ!! アァぁッ…………ハァッ……んぁッ、アァっ……ぁンッ!!
(割れ目の膣口に宛がわれた触手を前に、怯えた目をしたサファイアは震えながら純潔だけは散らさないでほしいと懇願するが)
(一気に黒い触手が膣口を抉じ開け膣内へ侵入して来れば、恐怖と痛みに大きな目をさらに大きく見開き大きな涙を零し)
(表情は恐怖と絶望感に曇って行って行きながらも、触手が纏う粘液が膣襞に絡み吸収されれば痛みの中に快感も沸いて来て嬌声を上げてしまう)
ゃめて……ンぁ……お願……ぁンッ……い……ンハァ……こんなの……ァハッ……いぁっ……ンンゥ、ンァッ……。
(尿さえも通ることの無かった女性器を初めて使うのが自分の意志でもなく、ただ悍ましい触手犯される事態に惑乱し)
(膣内を満たす触手の違和感と苦痛、蠢いた時の痛みと快感は確実にサファイアの気力を削いでいって)
(逃げようにも太い触手が腰に巻き付き、手首にも細い触手により拘束され膣内に挿入された触手を引き抜くことも出来ず)
(足首と膝を拘束されM字開脚をさせられればサリヴァーンからも愛液が零れ、触手を加え込む割れ目がはっきりと見えていて)
(一度動きを止めた触手が再び蠢いて奥へと進み始めれば、愛液の中に赤い色をした筋が膣口から溢れてきて)
(完全に純潔を奪われ、触手が子宮へと到達してまた一度止まり、再び蠢き膣襞を擦り上げながら突き上げて)