>>69
(サリヴァーンが立ち去った直後、入れ替わる形でルビーが到着するころには彼女が放った強烈な媚薬の瘴気があたりを漂いその中でクラゲの妖魔が泳ぐように揺蕩っていた)
(ルビーが放つ遠距離攻撃によって妖魔は次々と屠られていくものの一番近くにいた妖魔が自爆した際に飛び散った体液によってルビーも劣情を催し始めていた)
(サリヴァーンから分離された『手』を滅してサファイアを回収すると彼女はサファイアの身体をできる限り浄化し記憶処理を施していた)
……どうやら助けられたみたいね
結構汚した筈だけど果たしてどうなっているかしら…………ふふっ……
(魔力の反応や瘴気が失せた様子からサファイアが無事救出されたことを悟り、純潔を犯された彼女がどうなるのかといった興味を抱きながら笑みを浮かべる)
それにしても…………あの子の様子……どこかで聞いたような気がするわね
(そして、サリヴァーンは自室にて妖魔の歴史書を取り寄せて目を通していた)
(明らかに彩文やサファイア自身の口から出たとは考えられない様子や思念体、依り代などサファイアの内面に潜む何かの存在は永い時を生きているサリヴァーンにもどこか見聞きしたような覚えがあった)
かなり古い存在みたいね……それも私たちとは似て非なるもの…………袂を分かたってからの記載は特に言及されてないみたいだし……
(サリヴァーンが取り寄せた書物に記載してあった項目には思念体として宿主に妖魔と戦うための力と魔力を与える『妖精』と呼ばれる種族が存在することとが片隅に記載してあるのみだった)
あとは実際に確かめて見るしかなさそうね、とくに彼女も質の悪いことは考えていないようだし……
(『彼女』と交わした会話からうかがえる様子からは思念体の妖魔ほど宿主に対して害をなす行為を与える印象も浮かばず、息をつく)
強いて言えばあの子の心ね、完全に一体化したらどちらに傾くのかしら……
(『彼女』が言っていた完全なシンクロによってサファイアや彩文の心は自身が『妖精』に乗っ取られるのか、逆に『妖精』が彩文やサファイアの心にトレースしていくのか興味を抱いていた)

あ……おはよう……彩くん…………
今日は……元気……そうだね…………
(最近の彩文の様子を伺う限りではもっとも平静を保った様子で学校に訪れていたが、紗枝の目には明らかに彩文の体は少女のそれへ変異していることが見て取れていた)
……
(男子の制服に隠されているものの僅かながらに膨らんだ乳房や、完全に消え失せた男性としての匂いとそれに入れ替わる様に漂う少女の香りなどほぼ完全に彩文は少女の体つきへ変化していた)
彩……くん…………今日は元気そうだから……大丈夫だと…………思うけど……
……その…………また……我慢できなくなったら……言ってね?
(あいさつの後立ち去ろうとする彩文の手を掴んで呼び止めると紗枝はそう耳打ちする)
(紗枝の心配をよそに彩文は午後にある体育の授業までは普通に授業を送り、久々に普通の学校生活を送っていた)

>>70
【『まだ』ということは後々には女子の制服で通うことも視野に入れた予定ということですね、楽しみにしております】
【お出かけの際に完全に少女に変化する旨承知しました、お出かけの際にもこちらからもアプローチできればと思います】

【本日及び翌日はリアルタイムでの対応可能ですが、急な話になってしまいましたので、そちらの予定に合わせる形で行わせていただければと思います】