>>75
嘘じゃ……ンァッ……ァァんッ……ンヒぃ……ンハァ……。
(紗枝の言葉を誤魔化して否定しようとするものの、性器の一部を除き完全に身体が女性へと変わったことで)
(男性の時からもともと力強くなかった身体は、女性になることでさらに弱くなり)
(体格差のまま拒めずに紗枝に抱き寄せられて、膨らみ始めた乳房を掌で包まれ乳首を指で摘ままれれば)
(甘く切ない疼きに堪え切れず、鼻に掛かった甘い声を上げてしまって)
……そんなこと……ンぁ……ァん……駄目ッ……んッ……ンぁ……ハゥッ……。
(何とか理由をつけようと考えてみても、その前に指の腹で乳首を優しく転がされれば)
(淫紋と身体に吸収された淫魔の妖気に影響を受け発情した身体は、より熱く、より深い快感を生み出し)
(寄せてくる女性の快楽に惑わされて喘ぎ声を漏らしてしまう)
……ンぁ……ァハッ……紗枝……ンぅッ……ちゃん……ンハァ……。
…………梨奈ちゃん…………ンンッ……ンハゥ……ハぁ、ハゥ……。
(乳首を転がされ告白を受ければ、身体は悦びを示すように震え、じっくりと物を考える余裕はなくなって)
……ンぁ……ハァ……ハッ……紗枝……ン、ン……ちゃん……ン……ありがとう。
(丸みを一段と増して女性らしい曲線を描くようになった臀部を摩り上げていた手が)
(後頭部へ回り撫でられれば、梨奈は告白も恋人同士になった記憶も飛んでいて)
(関係が呆気なく崩れ去った辛い昨日の出来事に、大きな目からは涙が自然にポロポロと零れ出して)
(紗枝の胸元に顔を近づけて鳴き声を上げれば、紗枝の女性らしい匂いの中に無臭で漂う淫魔の匂いに身体はよりほてりを増して)
僕……ンぁ……グスッ……梨奈ちゃんとは……グスッ……終わったんだ。
事故で何も覚えてなくて……グスッ……最初からなかったことになって……。
ン……ンンッ……んぁ……ァんッ……忘れさせて……ンクゥ……くれる?
ァあっ……ンぁ……紗枝ちゃん……。
(涙は止まらずに流れて、苦しい胸の内を告白して、心に大きく空いた穴を何かで埋めるように紗枝を求めて)
(割れ目を擦り上げられると、昨晩の夢と思っているサファイアとして犯された情景が思い出されて)
(より甘く切ない快感がお腹の奥から生まれて、脚が震えて一人では支えるのが難しくなって紗枝に縋るようにお願いしてしまう)