>>875
(千歳とシロくんの行為が世界に配信されて少し経った)
(次の怪人がまだ来ないから、千歳は心身を癒しながら部屋でくつろいでいる)
(癒すと言っても、怪人との戦いの傷はシロくんに治してもらっている)
(だから今は普通に休養を取っている状態の千歳だった)
〜♪
(鼻歌を歌いながらスマホをいじっていた千歳の部屋のインターホンが鳴る)
は〜い
(モニターを覗くと、そこには千歳の知った顔が見えた)
お父さん!
(ぱっと笑顔になると、千歳はお父さんを迎えに玄関に行く)

(迎え入れたお父さんは、心なしか冴えない表情をしている)
お父さん…なんだか元気ない?
(ちょっと心配そうに話す千歳に、お父さんは身体の調子の事を聞いてきた)
あ、う、うんっ…いろいろ大変だけど、シロくんに治してもらってるし、ぼく平気だよ!
(両手で握りこぶしを作って元気アピール)
ま、まぁ…お父さん知ってるかもだけど、動画とか配信されちゃってるから
(頬を染めて恥ずかしげに身体をよじる)
(そういった仕草も、以前に比べて女の子っぽいものになっていた)
(これも魔法少女として活動している影響なのかもしれない)
…あの、お父さん?
(それはそれとして、千歳はちょっと気になることを聞いてみる)
お父さん、ちょっと雰囲気変わった?
なんかこう、えと…言いにくいんだけど、魔力っぽいの感じて
(完全には感知できていないけど、何となくお父さんの変化に気づいている感じ)

【うわぁ、どうしよう…ぼくすっごく迷うう】
【どっちもやりたいシチュだから、怪人さんのやりやすい方を選んでいいよ!】