>>877
(千歳の言葉に、お父さんは表情を歪めながら説明を始める)
え…うそ
(お父さんと反対に、呆然となってしまった千歳)
(魔力っぽいものは確かに感じたけれど、本当にお父さんの魔力だとは思っていなかった)
(ちょっとした冗談のつもりだった言葉だったけど、実は冗談ではないようだ)
(千歳にとってつらいのは、お父さんが目覚める原因になったのが自分だという事)
(無様に負けて犯されて、それを世界に動画配信される)
(そんな自分を心配するあまりに、お父さんは変わってしまったのだろう)
あ、あのお父さ…わわっ
(何か言おうとする千歳をお父さんが抱き寄せてきた)
(お父さんはお父さんで、千歳の事を心底心配して話してきている)
…い、いいの?
(まだ1人暮らしして間もないけど、お父さんが力を持っているのなら話は別になる)
(むしろ一緒に暮らした方が、かえって2人にとって都合がいい感じがする)
(それにこうやって頭を撫でられていると、小さい頃を思い出して反対しにくくなってくる)
お父さん…昔からこうやって、よく頭撫でてくれたよね
…うん、また2人で…
(暮らそ?と言おうとした瞬間、2人とは別の気配が部屋の中に生まれた)

(千歳をかばうような体勢で変身するお父さん)
お…お父さん…?
(千歳が驚くのも無理はない)
(その姿はヒーローというよりは怪人に近いモノであったから)
(でも意識は間違いなくお父さんで、千歳を守ろうとする態勢も変化はない)
だめだよ、お父さん!
ぼくも初めて魔法少女になった時、全然戦えなかったもん
(千歳もいつもの変身ポーズをとり…そして催眠術が発動して全裸の変身)
うう…
(お父さんの前で裸を晒してしまい、真っ赤になって魔法少女の姿になる千歳)
ぼ、ぼくだって自分の事は自分で守れるよ!
(お父さんを安心させるように元気に話す千歳)

【うん、じゃあそんな感じで進めてみるねっ】