>>922
ふぅ
(また小さくため息をつく千歳)
(1人でいると、どうしてもさっきの事を思い出してしまう)
(おとうさんの隆々と勃起する肉棒と、それに組み伏せられる自分)
魔法少女かぁ
(この力に目覚めなければ、こんな身体になることもなかったかもしれない)
(そんな事を考えると、何だか自分の力が恨めしくなってくる)
(延々と思考を堂々巡りさせていると、お風呂から上がったおとうさんが入ってきた)
ひゃいっ!
(驚いて背筋を伸ばす千歳の正面に、いつも通りのおとうさんが座る)
ふぇ…う、うん…この前買っておいた冷やし中華だよ
(キョトンとする千歳に、おとうさんがさらに話しかけて頭を撫でてくれた)
え、えへへ…ありがと、おとうさんっ
ぼくもおとうさんが美味しいって言ってくれるから頑張れるんだよ
(風呂場での事が、夢じゃないかと思ってしまうくらいおとうさんは普通だ)
(でもその普通のおかげで、千歳も落ち着いて話すことができた)

(雑談をしながら食事をする千歳)
それでねぇ、もうちょっと落ち着いたらまた学校行きたいなって思ってるんだけど…
(これは少し前から考えていた)
でもぼく、いろんな意味で有名になっちゃったから…なんか行きづらいなぁ
(このいろんな意味には、魔法少女になったことのほかに、動画で投稿された様々な映像も入っている)
おとうさんのおかげで、最近は、その、えと…え、えっちな目にあってない、し
(ここだけは話しにくそうに視線が泳ぐ千歳)
(そして千歳はおとうさんに向かって頭を下げる)
い、今までちゃんと言えなかったけど、いつも守ってくれてありがとっ
(何とか風呂場での事を意識せずに話せているような気がする)

【おとうさんおかえりなさぁい】
【ちょっと時間短くなっちゃったけどじかんまでよろしくね】