>>90
(千歳が差し出したハンバーグをおじさんがちょっと恥ずかしそうに食べる)
ね、ね、どぉ?
(わくわくしながらおじさんを覗き込む千歳)
(そしておじさんが美味しいと言ってくれると、千歳も満面の笑みを浮かべた)
でしょでしょ?
ぼく、こんな美味しいハンバーグ食べたの初めて!
(喜ぶ千歳に、おじさんがパフェを薦めてくる)
パフェ!
た、食べたいけど…いいの?
(おじさんにご馳走してもらってばかりで、ちょっと頼むのを迷う千歳)
(でもおじさんはそんな事も気にしないでパフェを注文してくれた)
えへへ…ありがと
(嬉しそうに微笑んだ千歳は、運ばれてきたパフェもとても美味しそうに頬張った)

(パフェも食べ終わって少し話をしてから店を出た)
ふぅ…美味しかったぁ
(満足そうな表情の千歳の肩におじさんが手をまわしてくる)
えへへ
(千歳も引き寄せられるようにおじさんに身体を近づける)
(そのまま近くのお店を見て回っていくと、ふとおじさんがおもちゃ屋の前で足を止める)
…どうしたの?
(キョトンとする千歳に、おじさんが魔法少女の衣装を見ながら話してきた)
ふぇ…そ、そうかな…?
(そういうアニメがやっているのは知っているけど、自分で衣装を着るという想像をしたことがなくてちょっと迷っている)
(少しの間それを見てから、そっとおじさんを見上げる)
…おじさんは…ぼくにこれ、着てほしい?

【おじさんお待たせー】
【今日もよろしくねっ】