>>104
(そして、それからまる一週間、芹を呼ぶことはなかった)
(焦らしていた訳じゃない、いわゆるデスマーチというやつだ)
(連日の残業に継ぐ残業、終電を逃しては会社で寝泊まりし)
(偶にギリギリ帰ってもシャワーを浴びてぶっ倒れるように寝ることを繰り返し)
(芹を呼ぶ余裕すら……というか、その事すら殆ど忘れてしまっているような状態で)
(フラフラになりながら、やっとの想いで仕事を片付け)
(明日は臨時の休日、という確約を取り付け、ヘロヘロになって家に帰り着く)

(そして、部屋の惨状に呆然とする)
(この数日間のみならず、自分の部屋の状態に、この放心状態でやっと気づいた、という塩梅で)
(そもそも食事すらない、買ってくるのを忘れていた)
(さて、どうしようか……と考えて、そういえば今は何でも言うことを聞く女がいたな、と思い出す)
(メールに短く、『食い物買ってこい』とだけ送りつけ、あとは寝転がって待っていよう、とスーツを脱ぎ捨て、下着姿になると)
(ごろり、と万年床に寝転がって)

(数秒後、案の定寝息を立て始めた)
(が、その股間では、疲れマラというのか、ギンギンにいきり立ったものがトランクスを持ち上げていて)

【すいません、ちょっと展開に迷いました】
【こんな感じでどうでしょうか】