(そんな芹にとっての初体験からまた日々が過ぎていく)
(平穏で特に何も変わらずに時間は流れ、週末にはまた一緒に過ごし)
(省吾は芹にマッサージを施して肩の辛さを緩和してやり……時にはまた身体に触れて)
(ある平日、仕事の合間)
(省吾は様々な文献を調べていた)
(ホルモンバランスの崩れから、妊娠前の女性が母乳を出すケースはあるものの)
(それにしたって芹のあの量は尋常ではなく)
(そういう体質であるのだとそう理解するしかなかった)
(とはいえ、母乳が出るという属性は思っていた以上に自分の性癖に刺さる者があり)
(次の週末が待ち遠しいくらいに、芹を欲していた)
……そういえば、もしかしてこのあたり、応用できる?
(子供を産んだ女性が母乳育児をできるように、出を良くするマッサージがあるのだという)
(また豊胸に効果があるとされるツボなどが記載された文献がちらほら見られる)
(東洋医学の概念から来るツボは勿論仕事上でも良く使う……)
(芹にこれを施せば、どうなってしまうのだろう)
(誰もいない資料室で一人生唾をごくりと飲み込みながら、静かに週末が来るのを待った)
(そしてその週末)
(また二人で食事を終えた後、いつものようにマッサージの体勢に入り)
(まずはいつも通り、重みに負荷がかけられている肩などを解していきながら)
(しっかり癒しを与えていった後)
なあ、芹…またおっぱい触っていい?
新しいマッサージ覚えてきたんだ、前よりもっと楽になるかも。
(少し嘘をつくことに申し訳なさを感じつつも、己の欲望にしたがってしまい)
【こちらこそお待たせしました、宜しくお願いします】