(初めての夜からまた1週間、芹は内心またあんな激しくされてしまうのだろうか、とドキドキしていたが)
(彼から受けたのはいつもどおりのマッサージ、そして軽い愛撫)
(少し悶々としてしまった芹だったが、優しく彼に触ってもらえるというのも芹にとっては幸せなことで)
(その週末は何事もなく、今まで通りの平穏な週末を過ごした)
(そして次の一週間、彼が仕事の合間に新たな技術を習得しているとは知らず芹はまたいつもどおりの週末が来ると彼の家へと向かっていた)
(夕食を作り、仕事から帰ってきた彼を迎える。そしていつも通りマッサージの時間が来る)
(彼の前に座った芹は1週間のうちに見事なまでに凝ってしまった肩をもみほぐされ、はぁ、と一息つく)
(軽くなった身体で思い切り伸びをして心地よさそうに彼に身体を預け、まるで懐いた猫のように甘えていると彼が口を開く)
え……?お、おっぱい……?
本当に…?お兄ちゃん、触りたいだけじゃないのぉ?
(彼の言葉に少々怪訝そうな表情を浮かべる芹だったが、少し恥ずかしそうにしながらいいよ、とつぶやいた)