私の知る限りでは『花と蛇』で伏字を起こした版は存在しません。団御代が
私家版で持っていたと聞いていますが、今はご本人のところにもないと
思います。
>>186さんの言うとおり、原本を参照しない編集が入るとどうしても劣化していく
傾向にあります。
たとえば伏字にしても「○○○○」とか「────」などと書いていて
くれれば伏字となった字数からなんとなく想像で補うことも可能ですが、
その部分をばっさり切られると訳が分からなくなります。
この劣化は角川版が出たときが最もひどいように思えます。耽美館版は数冊
所有していたことがありますが、奇譚クラブ増刊よりも質が良いという
ことはないでしょう。挿絵は一部見る価値がありますが。
>>191
東京三世社版の『修羅の花道』は、上巻ではまだ志乃は捕獲されていません。
それどころか、妹の美雪がとらわれるのも上巻の7割を過ぎてからのことです。