それは深読みでは?
・読み返して整理してみた。
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父の死刑が決まり、父から手紙が来て、
刑務所近くのホテルに連泊している主人公。
(父の罪は恐らく女児レイプ殺人?)
父は主人公である娘にも手を出していた。(父子家庭?)
主人公は父に対しスキともキライとも言えないもやもやした気持ちを抱いていた。
(でも死ぬ前に面会に行こうと思うあたり、腐っても大切な家族だったのかも)
面会に行こうとしたが踏み切れず、そうこうしてるうちに死刑執行され、帰ることに。
「ひとり死んだだけじゃん」
=死で裁かれることを受け入れている父が死んだ。
それだけのことだ。でも、
「まだひとり残ってるじゃん」
=「家族を欲した娘=(ホテルの娘、そして主人公自身)」が残っている。
だからホテルの子と家族になってあげようと決めた。
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推測まじりだけど、こんなかんじでどう?
父への思いとか、父の罪を完全に省略するあたりが町田ひらくだよなぁ。
そこが魅力でもあり読み手を選ぶ欠点でもあり。