クラブのマジックミラーの小部屋は唯子の心を象徴して描かかれてるのではないでしょうか。
確かに作品の中では現実としてクラブは存在してるてど、読者には唯子の心象風景として、または暁年と唯子の今の関係性を象徴としてあらわしてるのかもと思った。

唯子の心は地下深く小さな部屋へと閉じ込められ、そこにいるのは唯子と卍と聖満の新しい家族。ガラスの向こうにいる筈の夫の姿は性を貪る雄と牝の姿に描き消される。
マジックミラーという一本通行の視界。

>>988
暁年にも負い目はあるのかと思う。
半年間家を留守にして、卍と唯子の現場からも逃げてしまった負い目。
人間は事件が起きたとき相手を責めるタイプと自分を責めるタイプがいるけど、暁年は間違いなく後者。
この狂った生活を堪えるのは罪は自分自身にあり、贖罪の意識があるのかもしれない。