>父は若い頃にマナラル結晶に触れたことがあるらしい。父のことだ、これが兵器として利用することをすぐに考えただろう。
>だがその当時、マムシュレッド連邦以外でマナラル結晶を所有している者はほとんどいなかった
>数少ない存在例は、王朝が倒れたときの動乱に紛れて外に漏れたものである。
>貴重な宝石なので戦争の道具になることはない、その時の父はそのように判断したのではないだろうか。
>だがマムシュレッドから結晶化の技術が伝わり、マナラル結晶はマナラル鉱石から精製することができるようになった。
>それはつまり、マナラル鉱石を持たない貴族は今後不利な立場に追い込まれる可能性が高くなった
>結晶化技術はまだ一部の都市にしか伝わっていないようだが、一度広まってしまったものはもう戻すことはできない。
>父はクオルデンツェ家の将来に強い危機感を抱いたはずだ。クオルデンツェ領にマナラル鉱石を採れる鉱山はなかったのだ。


・マムシで本来珍重されていたのは多分天然物の結晶
・鉱石を原料とした結晶化(?)技術もマムシ産
・父親若い頃には存在が明らかになってて今では他領で作っている可能性は高いが、拡散は限定的である可能性もある