解剖はちょつとな……
「狙われた媚肉」はSMセレクト2号からの連載で(創刊号は江美子の前日譚）編集部からインパクト絶大な作品で創刊の目玉にしたいリクエストがあったんだろう
御大が気乗りしないのかあまり受けなかったかグロ物はあとは「未亡人肛虐監禁」くらいか

妻木の新作は臓器売買とかはそういうことがあったと書くだけで具体的なグロ描写は避けてるのはいいが、いかんせんぬるくて売春&赤子売買の奴隷島の設定が活かしきれてない気がする
破格のページ数を与えられてるんだから、ほぼいきなり新妻・人妻弁護士・旅館の女将が拉致されるんじゃなくて新妻の幸せな新婚生活とか女弁護士の活躍とか詳しく書いた方がより悲劇性が強まると思った
歯向かった女弁護士が食事を与えられず男たちのフェラ奉仕のザーメンでしばらく食いつないでるのももっとじっくりと
これが結城御大なら射精寸前で口から引き抜き「せ、精液を飲まして下さいまし、飢え死にしてしまいますッ」とかねちっこく描写してマゾ奴隷に堕ちていく過程を書き込んだんだろうな

どうしても御大と比べるが悪役が同じ奴が出ずっぱりで新味にとぼしい
御大なら中継ぎに憲兵かぶれの拷問魔とか破戒僧とかアラブの奴隷商人とか死んだはずのヤクザとか濃ゆい面々を登板させ、満を侍してルディとかゴリラとか送り込んでとどめを刺すだろう
父親を殺したチンピラに妊娠させられる過程と妊娠判明したところもじっくり書いただろう