【小説NON】夢枕獏・妖獣王【スピリッツ】
夢枕獏が1984年から1986年にかけてビッグコミックスピリッツで連載していたものの
長らく中断していた、エキサイティングノベル「妖獣王」に関して語り合うスレです。
「妖獣王」はこの度めでたく小説NONで再開されました。
「妖獣王」以外でも、夢枕獏作品のエロ描写などの話題もOKです。
なお、今回のトラブルによりこれまでの分が落とされましたので新規で立て直しました。
これまでの分はここに
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1653602319
・夢枕獏 公式サイト「蓬莱宮」
http://www.digiadv.co.jp/baku/
・夢枕獏 公式ブログ「酔魚亭」 ※最新情報はこちらから
http://www.yumemakurabaku.com/
・夢枕獏 公式Twitter「夢枕獏事務所 」
https://twitter.com/yumemakura_baku (N)19ページ下段23行目
無数の虫が這い回っているような感触があった。
(ス)
無数の虫が這いまわっているような感触があった。
(N)20ページ上段2行目
背に合図を送っているようでもあった。
(ス)
背に合図を送っているようであった。
(N)20ページ上段6行目
いつもよりどよめきだち、
(ス)
いつもよりどよめき立ち、
(N)20ページ上段9行目
そんな気はする。
(ス)
そんな気はする。 (N)20ページ上段10行目
だが、はっきりそうとわかるほどではない。
(ス)
だが、はっきりそうとわかるほどではない。
(N)20ページ上段15行目
沢村のよく知っているはずのものだ。
(ス)
沢村のよく知っているはずのものだ・・・・・・。
(N)20ページ上段18行目
沢村が見あげていると、
(ス)
沢村が見上げていると、 (N)20ページ中段2行目
黒いものがうずくまっている梢のたわみが、
(ス)
黒いものがうずくまっている枝のたわみが、
(N)20ページ中段6行目
枝が大きく下にしなり、
(ス)
枝が大きく下にしない、
(N)20ページ中段11行目
ゆうに六、七メートルは飛んでいた。
(ス)
ゆうに六〜七メートルは飛んでいた。
(N)20ページ中段12行目
ざん、
(ス)
ざん
(N)20ページ中段14行目
その枝がまた下にしなって、
(ス)
その枝がまた下にしない、 (N)20ページ中段18行目
ざん、
(ス)
ざん。
(N)20ページ下段6行目
ぞわっ、
※各文字の横に傍点
(ス)
ぞわり、
※各文字の横に傍点
(N)20ページ下段9行目
森の下生えを擦ってゆく音。
(ス)
森の下生えをこすってゆく音。 (N)21ページ上段13行目
かふっ、
かふっ、
かっ、
かっ、
きき、
(ス)
かふっ
かふっ
かっ
かっ
きき
(N)21ページ中段1行目
かか、
き、
か、
か、
か、
(ス)
かか
き
か
か
か (N)21ページ中段6行目
おびただしい獣の声であった。
(ス)
おびただしい数の声であった。
(N)21ページ中段12行目
ざん、
ざん、
(ス)
ざん
ざん
(N)21ページ中段20行目
森が煮えたっている。
(ス)
※スピリッツ版ではこの表記はないです。 (N)21ページ下段8行目
頭上を見あげた。
(ス)
頭上を見上げた。
(N)21ページ下段9行目
ふたつの黒い影がもつれ合っていた。
(ス)
ふたつの黒影がもつれ合っていた。
(N)21ページ下段14行目
小径の左右の森の中に消えた。
(ス)
道の左右の森の中に消えた。
(N)21ページ下段17行目
左右に遠ざかり、
(ス)
左右に遠去かり、 (N)21ページ下段19行目
ものの影の識別ができないほど暗くなっていた。
(ス)
ものの形の識別ができないほど暗くなっていた。
(N)21ページ下段21行目
見あげる沢村の眼に奇妙なものが映っていた。
(ス)
見上げる沢村の眼に、奇妙なものが映っていた。
(N)21ページ下段23行目
さきほどまで、
(ス)
先ほどまで、 (N)22ページ上段12行目
ーこれは!?
(ス)
ーこれは。 (N)22ページ中段2行目
全身を重く包むこの温かいものの感触から考えると、
(ス)
全身を重く包むこの温かいものの感触は、
(N)22ページ中段19行目
夢だとわかっている。
(ス)
※スピリッツ版ではこの表記はないです。
(N)22ページ下段4行目
女の姿が浮かんでいる。
(ス)
女の姿態が浮かんでいる。
(N)22ページ下段7行目
その顎から逃れるように、
※顎にあごのルビ
(ス)
その顎から逃れるように、
※顎にあぎとのルビ (N)22ページ下段9行目
うねらせている。
(ス)
こねている。
(N)22ページ下段14行目
自分で、自分が祥子を抱いている夢を見ているのだ。
(ス)
※スピリッツ版ではこの表記はないです。
(N)22ページ下段14行目
右掌が前に回され、祥子の肉の突起に指が触れている。
(ス)
右掌が前にまわされ、祥子の肉の果粒に指が触れている。 (N)23ページ上段14行目
ついさきほど、
(ス)
つい先ほど、
(N)23ページ上段24行目
性の行為を続けながら眠ってしまっているのか。
(ス)
まだ性の行為を続けながら眠ってしまっているのか。
(N)23ページ中段23行目
沢村は眼を覚ました。
(ス)
沢村は眼を醒ましていた。
(N)23ページ下段1行目
風が小舎じゅうを叩いていた。
(ス)
風が小舎中を叩いていた。
※スピリッツ版第3回分はここまで 「黄石公の犬」を偶々見つけて、読んでないな。と購入。
九十九乱蔵の活躍する「闇狩り師」のシリーズの一つ。
依頼主の母(未亡人)が復讐を依頼する為に…な訳だが、読み終わりのこの感情?感覚を是非味わって欲しい。 それでは再開します
(N)23ページ中段5行目
獣の腕が、
(ス)
けものの腕が、
(N)23ページ下段1行目
両手を自分の乳房の上に乗せていた。
(ス)
両手を自分の乳房の上に載せていた。
(N)24ページ上段3行目
闇に生まれた隠花植物の白さである。
(ス)
闇に咲く隠花植物の花びらの白さである。
(N)24ページ上段19行目
肉体じゅうの血がそこに集まってしまったようであった。
(ス)
肉体中の血がそこに集まってしまったようであった。 (N)25ページ中段1行目
異様な光景を見ているはずなのに、沢村は欲情してしまっているのである。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)25ページ下段1行目
獣の身体が跳びあがった。
(ス)
獣の身体が飛びあがった。
(N)25ページ下段18行目
股間から伸びた赤い細いその血の蛇は、
(ス)
股間から伸びた赤い細いその蛇は、
(N)25ページ下段23行目
毛のない猿に似た獣が立ち、
(ス)
毛の無い猿に似た獣が立ち、
(N)25ページ下段24行目
這い下りてくる赤い血を舐め取っていた。
(ス)
這い下りてくる赤蛇を舐め取っていた。 すみません。>>19のぴーじの表記が間違っておりました。
正しいのはこちらになります。
(N)24ページ中段5行目
獣の腕が、
(ス)
けものの腕が、
(N)24ページ下段1行目
両手を自分の乳房の上に乗せていた。
(ス)
両手を自分の乳房の上に載せていた。
(N)25ページ上段3行目
闇に生まれた隠花植物の白さである。
(ス)
闇に咲く隠花植物の花びらの白さである。
(N)25ページ上段19行目
肉体じゅうの血がそこに集まってしまったようであった。
(ス)
肉体中の血がそこに集まってしまったようであった。 (N)26ページ中段1行目
吹く風に、
(ス)
裸の梢を吹く風に、
(N)26ページ中段8行目
鬼首小舎を揺すりあげている。
(ス)
鬼首小舎をゆすりあげている。
(N)26ページ中段17行目
脳天から背骨までいっきに貫かれたような感覚が、
(ス)
脳天から背骨をいっきに貫かれたような感触が、
(N)26ページ中段21行目
青い空気の中に、
(ス)
青い夜気の中に、 (N)26ページ下段4行目
内側に一瞬たわんだ窓の枠と窓ガラスが、
(ス)
内側に一瞬たわんだ窓の桟と窓ガラスが、
※スピリッツ版では、桟は旧漢字のそれでした。
(N)26ページ下段10行目
外へゆっくりと逃げてゆく。
(ス)
外へとゆっくりと逃げてゆく。
(N)26ページ下段21行目
再び月光が差していた。
(ス)
再び月光がさしていた。
(N)27ページ上段6行目
切れ切れに届いてきた。
(ス)
切れ切れにとどいてきた。 (N)27ページ中段15行目
まるで、子供の肌の上に、見る者の心の中を動く色彩が、そのまま映し出されている
ようにも見える。よく見ようとすればするほど、その子供の肌の色は、白ではなく別の
色に見えてくる。しかし、何の色かというと、その色がわからない。何気なく見れば、
それはやはり白に見える。
(ス)
まるで、子供の肌の上に、見る者の心の中を動く色彩が、そのまま映し出されている
ようにも見える。
よく見ようとすればするほど、その子供の肌の色は、白ではなく別の色に見えてくる。
しかし、何の色かというと、その色がわからない。何気なく見れば、それはやはり白に
見える。
(N)28ページ上段4行目
ざるに、キュウリや、ニンジンが入れられ、ひと山幾らの値札がついている。
(ス)
ざるに、きゅうりや、ニンジンが入れられ、ひと山幾らの商札がついている。
(N)28ページ上段12行目
小学校に入学したばかりの年頃であった。
(ス)
小学校入学したばかりの年頃であった。
(N)28ページ上段17行目
やや髪が硬いような印象を人に与えがちだが、
(ス)
やや髪が堅いような印象を人に与えがちだが、 (N)28ページ下段10行目
犬を散歩に連れてきたのだろうが、
(ス)
犬を散歩に連れて来たのだろうが、
(N)28ページ下段13行目
背を反らせるようにして犬の横から公園に入ってきた。
(ス)
背を反らせるようにして犬の後から公園に入ってきた。
(N)29ページ上段9行目
犬は静まらなかった。
(ス)
犬は収まらなかった。
(N)29ページ上段10行目
土を後方に撥ねあげていた。
(ス)
土を後方に跳ねあげていた。
※スピリッツ版第4回分はここまで (N)29ページ中段24行目
犬に吠えられているのを、犬が、自分に向かって挨拶をしているとしていると勘違いして
いるようにも見えた。
(ス)
愛らしい 犬に吠えられているのを、犬が、自分にむかって挨拶をしていると勘違いして
いるようにも見えた。
(N)29ページ下段10行目
子供はその赤い唇に浮かんだ笑みの中に含んでいるようにも思える。
(ス)
子供はその赤い唇に含んでいるようにも思える。
(N)29ページ下段13行目
微笑しているようにも思える。
(ス)
その唇に笑みを浮かべているようにも思える。
(N)29ページ下段20行目
こんな状況であれこれと考えてしまう自分もおかしかった。
(ス)
こんな状態であれこれと考えてしまう自分もおかしかった。
(N)29ページ下段24行目
子供は少しも笑っているようには見えなくなっていた。
(ス)
子供は少しも笑ってはいなかった。 (N)30ページ上段14行目
その紐が強い力で引かれている。
(ス)
その紐に強い力が加えられている。
(N)30ページ上段16行目
老人は、右の手首に、紐を一周巻きつけているのだが、白くなったそこの皮膚が裂けそう
であった。
(ス)
右の手首に、紐を一周巻きつけているのだが、弱くなったそこの皮膚が裂けそう
であった。
(N)30ページ上段19行目
くそー
(ス)
※スピリッツ版ではこの表記はないです。
(N)30ページ上段20行目
老人が子供を睨むように見つめなおした時には、
(ス)
子供を睨むように見つめなおした時には、 (N)30ページ中段4行目
牙をたてる犬の姿が頭に浮かぶ。
(ス)
さらに牙をたてる犬の姿が頭に浮かぶ。
(N)30ページ中段9行目
戦後のたいへんな時代をくぐってきたのだ。
(ス)
その後に続く時代をくぐってきたのだ。
(N)30ページ中段21行目
自分の眼の前で、
(ス)
自分の目の前で、 (N)31ページ上段1行目
さすがに、子供は、身体をねじって逃げかけていた。
(ス)
さすがに、子供は、半分身体をねじって逃げかけていた。
(N)31ページ上段11行目
脳震盪を起こした。
(ス)
脳震盪を起こしていた。
(N)31ページ上段25行目
それらの音や声が老人の耳に届いてきたが、
(ス)
それ等の音が老人の耳に届いてきたが、
(N)31ページ中段16行目
その広い庭に闇が濃くなっている。
(ス)
その広い庭に、闇が濃くなっている。
(N)32ページ上段24行目
湯気さえたてているものー
(ス)
湯気さえ立てているものー。 (N)32ページ中段12行目
右足に何かが当たった。
(ス)
右足に何かが当たった。
(N)32ページ中段22行目
その疾った跡に沿って、首筋までの毛が小さくそそけ立っていた。
(ス)
その疾った後に沿って、首筋までの気が小さくそそけ立っていた。
(N)32ページ下段5行目
外に引きずり出されていた。
(ス)
外にひきずり出されていた。
(N)32ページ下段7行目
熊手状のものでほじくられたような痕だった。
(ス)
棒のようなものでほじくられたような跡だった。 (N)32ページ下段9行目
そのほじくり痕から、
(ス)
そのほじくり跡から、
(N)33ページ上段1行目
赤い顔をして、
(ス)
斑の赤い顔をして、
(N)33ページ上段22行目
次々に吠えてゆく。
(ス)
次々に吠きだしてゆく。
(N)33ページ中段4行目
無数の犬が哭きあげる。
(ス)
無数の犬が吠きあげる。 (N)33ページ中段14行目
三
(ス)
参
(N)33ページ中段18行目
十分近くの時間が経っている。
(ス)
10分近くの時間が経っている。
(N)33ページ中段21行目
反対側の出口から外に出たのだ。
(ス)
反対側の出口から外に出た。
(N)33ページ中段24行目
身体の前面が砂と土とにまみれている。
(ス)
身体の前中が、砂と土とにまみれている。 (N)33ページ下段2行目
ちょっと見には、
(ス)
ちょっと目には、
(N)33ページ下段11行目
自分の姿が他人にどう見えるか、
(ス)
自分の姿が他人にどのように見えるか、
(N)33ページ下段21行目
物陰に潜む。
(ス)
もの陰に潜む。
(N)33ページ下段22行目
物陰から出てきてまた歩き出す。
(ス)
もの陰から出てきてまた歩き出す。 (N)34ページ上段9行目
六畳間と四畳半がやっと並んでいる程度の家である。
(ス)
六畳間と四畳半がやっと並んでいるていどの家である。
(N)34ページ上段15行目
左右に開く小さな木戸が付いている。
(ス)
左右に開く小さな木戸がついている。
(N)34ページ上段24行目
五〇センチほどの高さの所に、
(ス)
五〇センチ近くの所に、 (N)34ページ中段8行目
土混じりの水が、子供の顔に流れ落ちる。
(ス)
土まじりの水が、子供の顔に流れおちる。
(N)34ページ中段10行目
闇の中で顔に、
(ス)
闇の中で頭を前に差し出し、
(N)34ページ中段14行目
子供の顔のすぐ上に、台所の窓があり、その洩れてくる灯りで、
(ス)
子供の頭のすぐ上に、台所の窓があり、そのもれてくる灯りで、
(N)34ページ中段18行目
平静にもどっていた。
(ス)
平常にもどっていた。 (N)34ページ下段4行目
女の眼の中にこわい色をしたものが揺らめいた。
※こわいの横に傍点あり
(ス)
女の眼の中にこわい色をしたものがゆらめいた。
※こわいの横に傍点あり
※スピリッツ版第5回分はここまで 追加
(N)29ページ中段21行目
二
(ス)
弐 (N)34ページ下段23行目
チューブからひねり出した血泥のクリームを顔じゅうに塗りたくったようであった。
(ス)
チューブからひねり出した血泥のクリームを顔中に塗りたくったようであった。
(N)35ページ上段4行目
"またなの″
※またに傍点
(ス)
"またなの″
※またなのに傍点
(N)35ページ上段18行目
声もかけてこなければ、
(ス)
声もかかってこなければ、 (N)35ページ中段8行目
「野良犬が・・・・・・」
(ス)
「ノラ犬が・・・・・・」
(N)35ページ中段11行目
飛びかかってきたのだという。
(ス)
跳びかかってきたのだという。
(N)35ページ中段14行目
足元に犬の死骸が転がっていたのだとー
(ス)
足元に犬の屍骸が転がっていたのだとー
(N)35ページ中段16行目
そう言われても、どういうことかまるで見当がつかない。
(ス)
まるで見当がつかない。
(N)35ページ中段18行目
その時の様子を訊ねる祥子に、
(ス)
その時の様子をたずねる祥子に、 (N)35ページ下段4行目
サンダルをはいて下におりていた。
(ス)
サンダルをはいて下に降りていた。
(N)35ページ下段16行目
半泣き。
(N)35ページ下段17行目
半笑い。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)35ページ下段20行目
大きな声をあげて鬼千代は泣き出した。
(ス)
大きな声をあげて鬼千代は泣き出していた。
(N)35ページ下段21行目
風呂場へ連れていった。
(ス)
風呂場へ連れて行った。 (N)36ページ上段1行目
鬼千代の身体から赤黒くなった滴が落ちた。
(ス)
鬼千代の身体から赤黒くなった湯が落ちた。
(N)36ページ上段7行目
血だ。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)36ページ上段10行目
どこにも傷がついていないのを確認するように、
(ス)
どこにも傷がついてないのを確認するように、 (N)36ページ中段1行目
その泣き声に呼応するかのように、
(ス)
その泣声に呼応するように、
(N)36ページ中段5行目
鬼千代の泣き声に反応を示しているらしい。
(ス)
鬼千代の泣声に反応を示しているらしい。
(N)36ページ中段12行目
よくある。
(ス)
どうかするとある。
(N)36ページ中段15行目
ぶつぶつと独り言を言っていることもある。
(ス)
ぶつぶつと独り言を言っているのである。 (N)37ページ上段1行目
鬼千代がブリーフだけになった時であった。
※ブリーフに傍点
(ス)
鬼千代がブリーフだけになった時であった。
※リーフに傍点
(N)37ページ上段9行目
空間ができている。
(ス)
空間が空いている。 (N)37ページ中段8行目
自分の息子のそれが同年代の他の子よりも大きいというそれだけのことではないか。
(ス)
自分の息子のそれが同年代の他人よりも大きいというそれだけのことではないか。
(N)37ページ中段11行目
亀頭を大きくしているのを母親が見るのは、
(ス)
※亀頭にペニスのルビ
(N)37ページ中段13行目
一人前に股間のものを尖らせていたりするのである。
(ス)
一人前に股間のものを尖らせてたりするのである。
(N)37ページ中段16行目
着替えさせなければならない。
(ス)
着替えさせねばならない。
(N)37ページ中段18行目
何があったのか訊かねばならない。
(ス)
何があったのかも訊かねばならない。
(N)37ページ中段24行目
腹の上まで反り返ったものの先端が、きれいにむけていたのである。
(ス)
臍の上まで反り返ったものの先端が、きれいに剥けていたのである。 (N)37ページ下段3行目
むき出しになったその肉は、禍々しい凶器のような色をしていた。
(ス)
剥き出しになったその肉は、黒々とした、禍々しい凶器のような色をしていた。
(N)37ページ下段13行目
外側に木の格子がはまっている。
(ス)
外側には木の格子がはまっている。
(N)37ページ下段19行目
嗚咽に似たものに変わっている。
(ス)
嗚咽に似たものにかわっている。
(N)37ページ下段24行目
「げっ」
(ス)
「けっ」 (N)38ページ上段10行目
ぞっと背筋の毛がそそり立つような真紅のものがタイルの上に落ちた。
(ス)
ぞっと背筋の毛をそば立てるような真紅のものがタイルの上に落ちた。
(N)38ページ上段22行目
窓を見あげた。
(ス)
窓を見上げた。
(N)38ページ上段24行目
黒い塊を見た。
(ス)
黒い塊りを見た。 (N)38ページ中段3行目
見下ろしていたのである。
(ス)
中を見下ろしていたのである。
(N)38ページ中段3行目
動物というよりは、人のそれである。
(ス)
それは、動物というよりは、人のそれである。
(N)38ページ中段13行目
鬼千代を見ていた。
(ス)
鬼千代を見つめていた。
(N)38ページ中段21行目
細く鳴きあげた。
(ス)
細かく鳴きあげた。 (N)38ページ下段6行目
微かな甘い痺れが、
(ス)
幽かな甘い痺れが、
(N)38ページ下段17行目
一
(ス)
壱 (N)38ページ上段12行目
そんな時の女たちの小鼻は、小さく膨らみ、呼吸も浅く速くなっている。
(ス)
そんな時の女たちの鼻は、小さくふくらみ、やや呼吸も速くなっている。
(N)38ページ上段20行目
小学校から帰る時、道で会えば、
「おかえりなさい」
と声をかけてくる。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。 (N)38ページ中段4行目
女たちの方から視線を逸らす。
(ス)
女たちの方から視線を反らす。
(N)38ページ中段5行目
鬼千代の視線を正面から受けとめていられる女はいない。
(ス)
鬼千代の視線を正面から受けていられる女はいない。
(N)38ページ中段8行目
時には頬を赤らめて眼を逸らせる。
(ス)
時には顔を赤らめて眼を反らせる。
(N)38ページ中段10行目
真っ直ぐに、
(ス)
真っ直に、
(N)38ページ中段19行目
深い淵のような眼をしていた。
(ス)
深い淵のような瞳をしていた。
(N)38ページ中段22行目
しっかり捉えようとしているうちに、
(ス)
しっかり捕らえようとする前に、 >>49を訂正
(N)39ページ上段12行目
そんな時の女たちの小鼻は、小さく膨らみ、呼吸も浅く速くなっている。
(ス)
そんな時の女たちの鼻は、小さくふくらみ、やや呼吸も速くなっている。
(N)39ページ上段20行目
小学校から帰る時、道で会えば、
「おかえりなさい」
と声をかけてくる。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。 >>50を訂正
(N)39ページ中段4行目
女たちの方から視線を逸らす。
(ス)
女たちの方から視線を反らす。
(N)39ページ中段5行目
鬼千代の視線を正面から受けとめていられる女はいない。
(ス)
鬼千代の視線を正面から受けていられる女はいない。
(N)39ページ中段8行目
時には頬を赤らめて眼を逸らせる。
(ス)
時には顔を赤らめて眼を反らせる。
(N)39ページ中段10行目
真っ直ぐに、
(ス)
真っ直に、
(N)39ページ中段19行目
深い淵のような眼をしていた。
(ス)
深い淵のような瞳をしていた。
(N)39ページ中段22行目
しっかり捉えようとしているうちに、
(ス)
しっかり捕らえようとする前に、 (N)39ページ下段1行目
あらゆる色を有した無数の小鳥が、
(ス)
あらゆる色を有した無数の小魚が、
(N)39ページ下段10行目
鋭い笛の音のように、血が噴き出てきそうであった。
(ス)
血が鋭い糸を引いて吹き出そうであった。
(N)39ページ下段21行目
捉えどころなく変化するのである。
(ス)
捕らえどころなく変化するのである。
※スピリッツ版第6回分はここまで (N)40ページ上段15行目
二
(ス)
弐
(N)40ページ中段6行目
眼にしている猫とが、
(ス)
眼にする猫とが、
(N)40ページ中段10行目
蒲団の上に乗って凝っと自分の顔を見下ろしていたこともあった。
(ス)
蒲団の上に乗って、凝っと自分の顔を見下ろしていたこともあった。
(N)40ページ下段4行目と5行目の間
(ス)
好意と、敵意である。
(N)40ページ下段12行目
背をΩ状に曲げる。
(ス)
背をΩ状にまげる。 (N)41ページ上段3行目
いきなり、牙を腕に突きたてられたこともある。
(ス)
いきなり牙を、腕に突きたてられたこともある。
(N)41ページ上段15行目
黒い猫だけは他の猫や犬たちと違っていた。
(ス)
黒い猫だけが他の猫や犬たちと違っていた。 (N)41ページ中段12行目
それが、生き物のようにごそりと身をよじり、内臓から喉に向かって這い出ようと
してくるのである。
(ス)
それが、ごそりと身をよじり、内臓から喉に向かって這い出してくるのである。
(N)41ページ中段17行目
吐き出すのが怖いような気持ちがある。
(ス)
吐き出すのが恐いような気持がある。
(N)41ページ中段18行目
何かの原生動物のようでもあり、
(ス)
何かの生き物のようでもあり、
(N)41ページ中段22行目
おもいきりその声を開放し、吼えてみたいと思う。
※声に傍点
(ス)
おもいきり吼えてみたいと思う。 (N)41ページ下段5行目
自分はその欲求を抑えられなくなるのではないかと思う。
(ス)
自分はその欲求を押さえられなくなるのではないかと思う。
(N)41ページ下段10行目
存分に歯をたててみたいという衝動が湧く。
(ス)
存分に歯をたててみたいという衝動が沸く。 (N)42ページ上段1行目
その猫のこともわからない。
(ス)
その猫もわからない。
(N)42ページ上段9行目
三
(ス)
参 (N)42ページ中段5行目
その、よじれた、くしゃっと潰した紙袋のような皮の先端から、
(ス)
その、よじれた皮の先端から、
(N)42ページ中段8行目
鬼千代の四分の一くらいしかない。
(ス)
鬼千代の三分の一くらいしかない。
(N)42ページ中段15行目と16行目の間
(ス)
不気味なほどに、色が黒かった。
(N)42ページ中段19行目
「親父のよりも、黒くて太えー」
(ス)
「親父のよりも、太えー」
(N)42ページ中段21行目
゛鬼千代のは黒くて太い゛
(ス)
゛鬼千代のは太い゛ (N)42ページ下段7行目
石油で焚く風呂である。
(ス)
石油で炊く風呂である。
(N)42ページ下段20行目と21行目の間
(ス)
゛鬼千代ちゃんのは黒い゛
(N)42ページ下段21行目
時おり話題になった。
(ス)
時折り話題になった。 (N)43ページ上段2行目
゛母親の祥子とできているのではないか゛
※できてに傍点
(ス)
゛母親の祥子とできているのではないか゛
※傍点一切なし
(N)43ページ上段17行目
それを見たことがある者は、
(ス)
それを見たことがあるものは、
(N)43ページ上段21行目
彼女らの視線の真の意味が、
(ス)
彼女等等の視線の真の意味が、 (N)43ページ上段2行目
゛母親の祥子とできているのではないか゛
※できてに傍点
(ス)
゛母親の祥子とできているのではないか゛
※傍点一切なし
(N)43ページ上段17行目
それを見たことがある者は、
(ス)
それを見たことがあるものは、
(N)43ページ上段21行目
彼女らの視線の真の意味が、
(ス)
彼女等の視線の真の意味が、 (N)43ページ中段2行目
それがその女の名前であった。
(ス)
それが、その女の名前であった。
(N)43ページ中段20行目
年のうちのかなりの日数を船の上で過ごす。
(ス)
年のうちのかなりの日数を船の上ですごす。 (N)43ページ下段22行目
没しかけていた。
(ス)
没っしかけていた。 (N)44ページ上段11行目
枝から花びらが離れてゆくのを眺めている。
(ス)
枝から花びらが流れてゆくのを眺めている。
(N)44ページ上段13行目
どれだけ花びらが散っても、
(ス)
いくら花びらが散っても、
(N)44ページ上段17行目
風に舞う桜の花びら越しに見る空は、
(ス)
桜の花びら越しに見る空は、
(N)44ページ上段21行目
凝っと桜を見あげている。
(ス)
凝っと桜を見上げている。
(N)44ページ上段23行目
鬼千代の肌と、桜の花びらとが、同じような色をしている。
(ス)
鬼千代の肌の色と、桜の花びらの色とが、奇妙に同じような色をしている。 (N)44ページ中段14行目
鬼千代を見あげていた。
(ス)
鬼千代を見上げていた。
(N)44ページ中段19行目
紐のようなものが垂れている。
(ス)
ヒモのようなものが垂れている。
(N)44ページ中段21行目
ネズミであった。
(ス)
ネズミであった。
(N)44ページ中段22行目
ネズミを咥えて鬼千代を見あげているのである。
(ス)
ネズミを咥えて鬼千代を見上げているのである。
(N)44ページ中段24行目
鬼千代と目が合うと、
(ス)
鬼千代と目が会うと、 (N)44ページ下段4行目
鬼千代を見あげる。
(ス)
鬼千代を見上げる。
(N)44ページ下段11行目
ネズミを持ってこられるのは、
(ス)
ネズミを持って来られるのは、 (N)45ページ上段3行目
身体半分を覗かせて、
(ス)
身体半分をのぞかせて、
(N)45ページ上段7行目
猫からネズミを受け取るところをである。
(ス)
猫からネズミを受けとるところをである。
(N)45ページ上段11行目
赤い唇を横に引いて笑みを浮かべていた。
(ス)
赤い唇を横にひいて笑みを浮かべていた。
※スピリッツ版第7回分はここまで (N)45ページ上段19行目
鬼千代の右手の中のネズミの死骸に眼を留めたのである。
(ス)
鬼千代の右手の中のネズミの死骸に眼を止めたのである。
(N)45ページ上段23行目
桜の樹の陰から、
(ス)
桜の樹の影から、 (N)45ページ中段12行目
こってりと赤い口紅が乗っている。
(ス)
こってりと赤い口紅が乗っている。
※口紅にルージュのルビ
(N)45ページ下段7行目
それが生きていたことを示す最後の温度が、
(ス)
それが生きていたことを示す最後の温みが、
(N)45ページ下段11行目
いったい、どうやって、猫がネズミを殺すのか、鬼千代には見当もつかない。
(ス)
ネズミの、上顎からのびた白い歯に、小さく赤い血が付いているだけである。
いったい、どうやって、猫がネズミを殺すのか、鬼千代には見当もつかない。 (N)45ページ下段13行目
ネズミの死骸に、上から、花びらが一枚舞い降りてきた。
(ス)
ネズミの身体の上に、上から、花びらのひとつが舞い降りてきた。
(N)46ページ上段11行目
和美のかたちのいい小鼻が、
(ス)
和美のかたちのいい鼻が、
(N)46ページ上段20行目
和美は酒を飲んでいるらしい。
(ス)
和美に、ややアルコールが入っているらしい。
(N)46ページ上段24行目
ネズミを少しも怖がってはいないらしかった。
(ス)
ネズミを少しも恐がってはいないらしかった。 (N)46ページ中段23行目
通常は冗談の範疇だ。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)46ページ中段24行目
もしかしたら、
(ス)
それとも、
(N)46ページ下段14行目
歯をあてたくなるものー
(ス)
歯をあてたくなるものー。
(N)46ページ下段17行目
口じゅうの粘膜がそれでいっぱいになるだろう。
(ス)
口中の粘膜がそれでいっぱいになるだろう。
(N)46ページ下段21行目と22行目の間
(ス)
眼の奥に、やはり、赤い映像が見えている。
(N)46ページ下段24行目
ー自分はいったいどうしてしまったのか。
(ス)
ー自分はいったいどうしたのか。 (N)46ページ上段2行目と3行目の間
(ス)
と、そう和美に言われてからである。
(N)46ページ上段3行目
自分でも気がつかなかった自分の心の奥にある欲望を、
(ス)
自分でも気がつかなかった己れの心の奥を、
(N)46ページ上段8行目
どうもしていないという意味であった。
(ス)
どうもしないという意味であった。
(N)46ページ上段13行目
その手にさらに力が加わった。
(ス)
和美の手の力が一瞬抜け、その手にさらに力が加わった。 (N)46ページ中段5行目
それの映像と、鬼千代の顔とが重なった。
(ス)
グロテスクなあれの映像と、鬼千代の顔とが重なった。
※あれに傍点
(N)46ページ中段6行目
白い、裸の鬼千代の身体が、和美の脳の中に立っている。
(ス)
白い鬼千代の身体が立っている。
(N)46ページ中段8行目
その股間から、節くれだって反り返ったものが、大きく胸のあたりまで届いている。
(ス)
その股間から、黒く節くれだったものが、大きく胸のあたりにまでめくれあがっている。
(N)46ページ中段23行目
夫がいない期間は、
(ス)
夫の成田がいない期間は、 >>73の訂正
(N)47ページ上段2行目と3行目の間
(ス)
と、そう和美に言われてからである。
(N)47ページ上段3行目
自分でも気がつかなかった自分の心の奥にある欲望を、
(ス)
自分でも気がつかなかった己れの心の奥を、
(N)47ページ上段8行目
どうもしていないという意味であった。
(ス)
どうもしないという意味であった。
(N)47ページ上段13行目
その手にさらに力が加わった。
(ス)
和美の手の力が一瞬抜け、その手にさらに力が加わった。 >>74の訂正
(N)47ページ中段5行目
それの映像と、鬼千代の顔とが重なった。
(ス)
グロテスクなあれの映像と、鬼千代の顔とが重なった。
※あれに傍点
(N)47ページ中段6行目
白い、裸の鬼千代の身体が、和美の脳の中に立っている。
(ス)
白い鬼千代の身体が立っている。
(N)47ページ中段8行目
その股間から、節くれだって反り返ったものが、大きく胸のあたりまで届いている。
(ス)
その股間から、黒く節くれだったものが、大きく胸のあたりにまでめくれあがっている。
(N)47ページ中段23行目
夫がいない期間は、
(ス)
夫の成田がいない期間は、 (N)47ページ下段7行目
ダンス教室で顔見知りになった者たちばかり五、六人が集まって、
(ス)
ダンス教室で顔見知りになった者たちばかり五〜六人が集まって、
(N)47ページ下段19行目
そこでさらに水割りを飲んだ。そのスナックをほどほどにきりあげ、あてもなく川の方へ
歩き出して、
(ス)
そこで水割りを飲んだ。そのスナックをほどほどにきりあげ、あてもなく河の方へ
歩き出して、 (N)48ページ上段24行目
汗でぬめる和美の手に引かれ、
(ス)
汗でぬめる和美の手にひかれ、
(N)48ページ中段3行目
川の方に下った所にある川岸の一角であった。
(ス)
川の方に下った所にある川原の一角であった。
(N)48ページ中段6行目
さきほどの桜しか目に入らない。
(ス)
先ほどの桜しか目に入らない。
(N)48ページ下段7行目
ゆっくりと上に撫であげ、下に撫で下ろした。
(ス)
ゆっくりと上に撫であげ下に撫で下ろした。 (N)49ページ上段8行目
それは女に対して感ずるものらしいこともわかっている。
(ス)
それは女に感ずるものらしいこともわかっている。
(N)49ページ上段10行目
そのことを思い出す度に、
(ス)
そのことを思い出すたびに、
(N)49ページ上段23行目
関係があるらしい。
(ス)
どうも関係があるらしい。
(N)49ページ下段3行目
その感触をしっかりと捉えていた。
(ス)
その感触をしっかりと捕らえていた。
(N)49ページ下段5行目
硬く、
(ス)
堅く、
(N)49ページ下段8行目
その唇に、にんまりと笑みが浮いていた。
(ス)
その唇に、にんまりとした、淫蕩な笑みが浮いていた。
※スピリッツ版第8回分はここまで (N)50ページ上段3行目
引き締まった腹がある。
(ス)
引きしまった腹がある。
(N)50ページ上段19行目
半分しか下ろしていなかった鬼千代のズボンのファスナーを、
(ス)
半分しか下ろしていなかった、鬼千代のズボンのファスナーを、
(N)50ページ中段4行目
幼児の拳が、
(ス)
幼児大の拳が、
(N)50ページ中段7行目
和美はかろうじて抑えた。
(ス)
和美はかろうじて押さえた。 (N)50ページ下段7行目
鬼千代の顔を見あげた。
(ス)
鬼千代の顔を見上げた。
(N)50ページ下段16行目
それは鬼千代の眼を見る者の心の方に浮かんだものなのだ。
(ス)
それは鬼千代の眼を見るものの心の方に浮かんだものなのだ。
(N)50ページ下段22行目
この子は人間じゃない。
人間よりずっと聖なる生き物なのだ。いや、魔性の存在で、媚薬の塊のような子だった。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。 (N)51ページ上段8行目
何かがごそりと注ぎ込まれたようであった。
(ス)
何かがどくりと注ぎ込まれたようであった。
(N)51ページ中段4行目5行目との間
(ス)
それは、きれいにむけていた。
(N)51ページ中段7行目
そして猛々しい肉の色をしている。
(ス)
そして黒い。
(N)51ページ下段3行目
鬼千代の意思とは別の意思を持った別の生き物が、そこで鎌首を持ちあげていた。
(ス)
鬼千代とは、もうひとつ、別の生き物が、そこで鎌首を持ちあげていた。 (N)52ページ上段18行目
「これを、わたしにちょうだいー」
(ス)
「これを、わたしに頂だいー」
(N)52ページ中段8行目
強く上顎を圧していた。
(ス)
強く上顎を圧っしていた。
(N)52ページ中段10行目
両手を回した。
(ス)
両手をまわした。
(N)52ページ中段21行目
和美は恍惚となってそれを呑み込んだ。
(ス)
和美は恍惚となってそれを飲み込んだ。 (N)52ページ下段5行目
空を見ていた。
(ス)
天を見ていた。
(N)53ページ上段15行目
股間でなおも大きさを増してゆく生き物に、
(ス)
股間になおも大きさを増してゆく、生き物に、
(N)53ページ中段1行目
もどかしげに指がはずしてゆく。
(ス)
もどかし気に指がはずしてゆく。
(N)53ページ中段4行目
下に下りてきて、
(ス)
下に降りてきて、
(N)53ページ中段17行目
回した。
(ス)
まわした。
(N)53ページ中段19行目
鬼千代の肉を圧している。
(ス)
鬼千代の肉を圧っしている。 (N)53ページ下段11行目
そして、自分の中にも、得体の知れない凶暴なものがいる。
獣だ。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)53ページ下段14行目
自分の奥から、ぶちぶちと肉の鎖を引きちぎって、その獣が姿を現した。
熱を持った怖いものに、肉をさいなまれているはずなのに、その原因となった獣を
静かに見つめている自分がいた。
冴え冴えとした眼であった。
欲望に身も心も奪われているのに、その自分を冷たく見つめるもうひとりの自分がいた。
(ス)
自分の奥から、ぶちぶちと肉の鎖をひきちぎって、獣が姿を現した。
その獣を見つめている自分がいた。
冴え冴えとした眼であった。
欲望に身をゆすりたてている中に、その視線を放つもうひとりの自分がいた。
(N)53ページ下段23行目
女を見つめている。
(ス)
女とを見つめている。 (N)54ページ上段2行目
自分を見つめるその眼が、そう言っているような気がする。
(ス)
その眼が、そういっているような気がする。
(N)54ページ上段16行目
両手を使って、
(ス)
両手をつかって、
(N)54ページ上段22行目
九歳の子供ではなかった。
(ス)
九歳の子供ではあり得なかった。
(N)54ページ上段24行目
鬼千代を締めあげた。
(ス)
鬼千代をしめあげた。
※スピリッツ版第9回分はここまで 小説NON10月号発売。
今回の挿絵は、逃避行中の柴田親子。
祥子のビジュアルイメージってのは、スピリッツ連載の頃も含めて初めて見たな。
あ、スピリッツ第1回での、ヘタウマイラストみたいなやつがあったかw
滝野真澄のビジュアルイメージが自分の想像していたのとはかなり違ったのに対し、
祥子はまぁこんな感じもありかな?と許せるレベル。
しかし美人なのは良いけど、ちょっと見た目が若すぎるような?
今回祥子が鬼千代に彼の出生の秘密を語り始めるけど、その話が終わった後で、
鬼千代が母の風貌を見て、彼女が老いたのを感じる、というシーンがあるのでね。 しかしねぇ。
成田和美や滝野真澄は伊達にレイプされたりもしたが、基本人間を相手にしか
SEXしないで済んだし、何よりも鬼千代の人間離れした長くて太くて黒いやつを
入れられて、通常のSEXでは体験できない快感を得ることができたのに対し、
祥子は角の生えた毛の無い猿のような生物に、身重の身でフィストファックされたりと、
尋常じゃない体験をしているのだよね。 あ、でも、
原作では詳しくまでは書かれていないけど、恐らく和美も真澄も、
鬼千代が自分の目の前で雌犬と交わった後で、また鬼千代に後背位で入れられて、
単なる動物の雌として、歓喜の鳴き声を上げたのは確実かと。
小説NON10月号での和美と亭主との会話から、それは察せられるし。
その後真澄が鬼千代に抱いた怒りの内には、自分の目の前で鬼千代に挿入されている雌犬の姿を見て、
己の姿を客観的に悟らされた、という面もあったのだと思う。 (N)54ページ下段1行目
堆く木材が積みあげられている。
(ス)
堆く木材が積み上げられている。
(N)54ページ下段7行目
死んだ森の臭い。
(ス)
死んだ森の匂い。
(N)54ページ下段17行目
ここに積みあげられているのは、
(ス)
ここに積み上げられているのは、
(N)54ページ下段18行目
森の死骸の群れだ。
(ス)
森の死骸の群だ。
(N)54ページ下段23行目
積みあげられた材木の陰で、
(ス)
積み上げられた材木の陰で、 (N)55ページ中段1行目
動けば、
(ス)
動けば、
(N)55ページ中段5行目
腰から下が、
(ス)
臍から下が、
(N)55ページ中段9行目
たまらない快感が全身を貫く。
(ス)
たまらない快美感が全身を貫く。
(N)55ページ中段14行目
大きくめくりあげられて
(ス)
大きくまくりあげられて
(N)55ページ中段18行目
すでにふた月が過ぎていた。
(ス)
すでに二月が過ぎていた。
※二月に、ふたつき、のルビ (N)55ページ下段8行目
動きを止めて、和美は喘いだ。鬼千代が動き出した。
和美が、高い声をあげた。
「やめてっ」
と、和美は声をあげた。
鬼千代にもっと動いて欲しかった。
(ス)
「ああ」
と、和美は声をあげた。
鬼千代に動いて欲しかった。
(N)55ページ下段14行目
しかし、鬼千代が動けば自分がどうなるかはわかっている。
(ス)
鬼千代が動けば自分がどうなるかはわかっている。
(N)55ページ下段17行目
鬼千代が、動きを止めた。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)55ページ下段18行目
だが、すぐに我慢ができなくなっている。
(ス)
しかし、もう我慢ができなくなっている。
(N)55ページ下段23行目
その玉の全部を舌で舐めとりたくなるような汗だった。
(ス)
その玉の全部を舌で舐めとりたくなる光景だった。 (N)56ページ上段2行目
ワンピースが肌に張りつき、
(ス)
ワンピースが肌にはりつき、
(N)56ページ上段5行目
「動いて・・・・・・」
(ス)
「動いてー」 (N)56ページ中段8行目
和美は、
(ス)
女は、
(N)56ページ中段12行目
いっぱい出してとも付けくわえた。
(ス)
いっぱいに出してとも付けくわえた。
(N)56ページ中段16行目
白い蛇のようにうねる歳上の女を見つめていた。
(ス)
白い蛇のようにうねる年上の女を見つめていた。 (N)57ページ上段6行目
冷めた視線で見下ろしながら、
(ス)
醒めた視線で見下ろしながら、
(N)57ページ上段8行目
"人間の女とは、こういうものか"
(ス)
"人間の女など、この程度のものか"
(N)57ページ上段10行目
自分に向けられる視線を辿れば、
(ス)
視線を送れば、
(N)57ページ上段19行目
鬼千代が嗅いでいるのと同じ匂いだ。
(ス)
鬼千代が嗅いでいるのと同じ匂いのものだ。
(N)57ページ上段23行目
自分から声をかけた女もいる。
(ス)
※スピリッツ版ではこの表記はないです。
(N)57ページ上段24行目
「おねえさんもやりたいの?」
※やりたい、に傍点
(ス)
「おばさんもやりたいのかいー」
※やりたい、に傍点 (N)57ページ中段2行目
ふいに大人びた声で、そう言った途端に、そこに膝を崩して座り込んでしまった女もいた。
(ス)
ふいに大人びた声でそう言った途端に、そこに腰を崩して座り込んでしまった女もいた。
(N)57ページ中段6行目
別の話に話題を変える女もいた。
(ス)
別の話をする。
(N)57ページ中段8行目
いくらあれが大きいとはいえ
※あれ、に傍点
(ス)
いくらあれが大きく黒いとはいえ
※あれ、に傍点 (N)57ページ中段13行目
何かの聞き違いであったのかと、女は思い込む。しかし、そういう時の女でさえ、
欲情していると鬼千代にはわかる。
匂いだ。
興奮している女は、汗の匂いで鬼千代にはわかるのだ。犬のように、自分は鼻がきくのだということを、
もう鬼千代はわかっていた。
女などは、いくらでも、いつでも自分が、自由にできるのだ。
そう思い始めている。
(ス)
何かの聞き違いであったのかと、女は思い込む。そういう女でさえ、鬼千代の言葉に、
ぬるくあふれでるもので自分の脚の合わせ目を濡らしているのである。
そんなものなのだ。
女などは、いくらでも、いつでも自分のものになるのだ。
(N)57ページ中段24行目
どの女も同じなのではないか。
(ス)
どの女も同じであった。 (N)57ページ下段2行目と3行目の間
(ス)
蔑みの色だけではない。
鬼千代の瞳の中に、憎しみと、嫉妬の色さえ浮かぶ時がある。
(N)57ページ下段5行目
声は洩れてこなかった。
(ス)
声は洩れてはこなかった。
(N)57ページ下段8行目
ひゅう、
(ス)
ひゅう。
(N)57ページ下段11行目
和美の身体が痙攣した。
(ス)
女の身体が痙攣した。
(N)57ページ下段12行目
腰を段ボールの上に落そうとしても、
(ス)
腰を段ボールの上に落としても、 (N)58ページ上段3行目
ネズミを持ってくることもしないし、爪をたてることもしない。
(ス)
鼠を持ってくることもしないし、爪を立てることもしない。
(N)58ページ上段14行目
鬼千代のそれを口に含んでいた。
(ス)
鬼千代のそれを唇に含んでいた。
(N)58ページ上段18行目
鬼千代が腰をあげると、
(ス)
鬼千代が腰を上げると、
(N)58ページ上段23行目
鬼千代のそれを両手に包んでいた。
(ス)
鬼千代の根本を両手に包んでいた。 (N)58ページ中段1行目
鬼千代を見あげていた。
(ス)
鬼千代を見上げていた。
(N)58ページ中段15行目と16行目の間
(ス)
ぬめりとしたものが、その眼からこぼれ出てきそうだった。
(N)58ページ中段16行目
「うんー」
(ス)
「ああー」
(N)58ページ中段17行目
鬼千代がうなずいた。
(ス)
鬼千代がうなづいた。
(N)58ページ中段24行目
鬼千代を見あげた。
(ス)
鬼千代を見上げた。 (N)58ページ下段3行目
「あの人の、鬼ちゃんを見る眼でわかるわ」
(ス)
「あの人の、鬼ちゃんを見る目を見ればわかるわ」
(N)58ページ下段11行目
数なんてどっちだっていいのに。
「なんで、そんなことが気になるの」
ふいに、鬼千代の赤い唇から、これまで和美が耳にしたことのない声が漏れた。
「鬼千代ちゃん⁉」
(ス)
「うるせえなあ」
ふいに、鬼千代の赤い唇から、これまで和美が耳にしたことのない声が漏れた。
「鬼千代ちゃん⁉」
「おばさんには、関係ないだろ」
信じられない口調であった。
※おばさん、に傍点
(N)58ページ下段20行目
美しい唇の端が、
(ス)
美しい唇が、
(N)58ページ下段24行目
「何回だっていいのに」
(ス)
「誰とやったって、女なんてみんな同じなんだよ」
九歳の子供とは思えない、強烈な言葉を吐き捨てた。
※やった、に傍点 (N)59ページ上段5行目
跳ねて鬼千代の腹を叩いた。
(ス)
跳ねて鬼千代の臍を叩いた。
(N)59ページ上段7行目
凶器のごときその肉が、
(ス)
凶器を帯びたその肉が、
(N)59ページ上段16行目
そこにいた。
(ス)
そこに居た。
(N)59ページ上段17行目
黒い斑模様の入った犬であった。
(ス)
黒い斑の模様の入った犬であった。 (N)59ページ中段11行目
和美の背を魔性の手が擦り抜けた。
(ス)
和美の背を魔性の手が疾り抜けた。 (N)59ページ下段5行目
「みんな同じなんだよ」
(ス)
「女は、みんな同じなんだよ」
(N)59ページ下段7行目
「犬でもね・・・・・・」
(ス)
「犬でもね」 >>104にてスピリッツ版第10回分及び小説NON版第1回分はここまで さてここで、どうでも良い話を。
小説NON版第1話の時点での柴田鬼千代のペニスのサイズについて考察してみたい。
作中では、7歳の時点で、勃起していない状態で同級生から自分の父親より大きい、
と指摘される描写がある。
それでネットで調べると、日本人成人男子の勃起していない状態でのペニスのサイズは、
長さは平均8.2センチ、太さは平均周囲8.3センチだそうである。
ということは、太さというか直径は2.6センチほどということか。
そうなると、鬼千代のペニスの勃起していない状態でのサイズは、
少なくともそれ以上ということになる。 それで問題は勃起時での鬼千代のペニスのサイズなのだが、
作中では、幼児が拳を突き出しているようであった、との記述がある。
そうなると、幼児の腕くらいのサイズということか。
それで調べてみたのだが、3歳児の手首周りのサイズは周囲約15〜18センチだそうである。
そうなると直径は4.7センチから5.7センチということになる。
当然亀頭の幅は、それ以上はあるだろう。
それで日本人の成人男子の勃起時のペニスのサイズは、長さは約13センチで、
太さは周囲約12.5センチだそうである。
ということは、太さに関しては、直径3.9センチほどになるか。
ただこれだと、長さまでは分からない。
まぁここは作中の、幼児が拳を突き出しているようであった、との記述を参考に
幼児の肘から手までくらいの長さと仮定してみる。
ちなみに、人間の肘から手までの長さは、身長の1/4くらいなのだそうだ。
それで3歳児の平均身長は97.2センチとのことだから、単純計算で24.3センチとなる。
まぁ長さに関してはちょっと過剰かもしれないが、それくらいなら作中で成田和美が、
鬼千代の勃起したペニスを見て、明らかに自分の夫より大きい、
と認識したのも納得できる。 ただ問題は、9歳児の股下の寸法って平均で約61.5センチなのだそうだ。
それで鬼千代のペニスは、勃起していない状態でも並みの大人以上のサイズだそうだから
8.2センチ以上はあるということになる。
そうなると、9歳児だった時点での彼のペニスは股下の1/7もの長さだったということになる。
その身体に不釣り合いな長さのペニスを股間に抱え込んでいる鬼千代は
実は日常生活ではかなり不便な思いをしてきたのではなかろうか?w そういえば作中では成田和美が、13歳の鬼千代のペニスを、余裕をもって両手で握ったら
まだ一握り分余っていた、という記述があることから、本当に鬼千代のペニスの長さは
20センチ以上あるのが正解かもしれない。
ちなみに女性が両手で握ってもまだ一握り分余る長さって、文成仙吉のペニスのサイズも
そうだったなw
魍魎の女王で北野涼子がやはり両手で文成のを握ったらそうであったし。
ということは、13歳の鬼千代って、身長2メートル以上の大男と同等のサイズのぺニスを
その股間に備えていたということかw
ちなみに、鬼千代のペニスの直径としてありうる幅である5.7センチって
レシートのそれと同寸なのだそうだ。
直径がそれくらいある鬼千代のペニスを自分の股間に易々と咥え込んだ、
成田和美や滝野真澄を妄想してみるのも、また一興かもしれない。
実際作中では伊達が、勃起したままの鬼千代のペニスを見て
真澄はこんなデカイのを入れたのか!?と絶句していたくらいだし。 ちなみに日本人女性の手幅の平均サイズは、
74・4ミリなのだそうだ。
そうなると、鬼千代のぺニスの長さに関しては、
20センチ以上は確実にあるということに。 しかし長さが20センチ以上あるとなると
女の中には根元までは入れられないな
女性の膣の奥行きはせいぜい8〜10センチだそうだから
そうなると成田和美が鬼千代を騎乗位で逆レイプしていたけど
当然四股立ちというかウンコ座りで
腰を動かしまくっていたのだろうな 小説NON11月号妖獣王第6回
これでスピリッツ版の第1部に当たる部分は終了
次号からは成年となった鬼千代が登場する第2部がスタート
今回も挿絵は祥子だったな
おかげで祥子のビジュアルイメージだけが読者に固まっていくな
この女性がNON版第1話では深夜
毛の無い猿みたいな生き物にフィストファックされて
その快感のあまり白目をむいて悶えていたのですぜw しかし
柴田祥子のビジュアルイメージはわかった
滝野真澄のビジュアルイメージも自分のイメージしていた物とはかなり違っていたけど
まぁ分かった
そうなると成田和美のそれが描かれていないのが残念だな
今回をもってあんな形でフェードアウトしちゃうけど
一応第1部のメインエロ担当なキャラだったので単行本化される際には
是非ビジュアル化を希望 ちなみに作中で成田和美を描写した部分を抜粋してみると
成田和美ー
それがその女の名前であった。
二十八歳。
主婦である。
髪の長い、眼尻の切れあがった美しい女であった。
豊満な肢体をしていた。
尻も胸もおおきく発達していて、脚も長い。
近所の男たちの視線を、後方からその尻によく受ける。ジーンズをはいた時にできる
尻のラインは、溜息が出そうなほどである。
布が、尻の肉を押さえきれずに、ぴんと張っているのである。
化粧が濃かったが、それが、この女にはよく似合っていた。 あと他には
これは鬼千代を逆レイプするに至った時の描写だが
和美はいつもとは違う服装をしていた。
麻でできた、濃紺のツーピースを着ている。
左肩から、黒い革製のハンドバックを下げていた。
化粧の濃さは同じだったが、身につけているものは、いつものジーンズやセーターでは
なかった。
強いアイラインがなくとも充分なほど、眼のかたちがはっきりしている。鼻筋も高く、
唇も大きい。その唇に、こってりと赤い口紅が乗っている。
日本人離れした貌だちであった。
癖のない長い髪が、黒々と胸のあたりまで垂れている。
さらには
下を向いている鬼千代の眼に、和美の足が見えている。和美は黒い靴をはいていた。ストッキングも
黒である。薄い黒であった。その黒を透かして、肌の白さが見てとれる。
とか
和美は、シェイクアップのため、街のダンス教室に通っている。
和美の身体は、シェイクアップの必要などないほどみごとなものであった。その和美が
ダンス教室に通うのは、時間を持てあましているからであった。
とか さらにさらには
和美の赤いマニキュアを塗った白い指が
とかね
まぁこういう格好をした和美が鬼千代を逆レイプしていくのだけど
それに関する詳しい描写は本編を読んでいただきたいと
ただ結構細かな描写を省いて大胆に場面転換がなされていたりするから
その間の細かな描写を自分で想像するのもありかも? 鬼千代が和美にフェラされて口内発射した後から
和美が鬼千代にまたがって腰を動かしまくっている間の描写が
場面転換によりカットされているから
そこら辺を妄想するのも一興だな 妖獣王が単行本化されたら
いっそのことカバーイラストと挿絵は
牧田恵美にしてみたらどうだろう >>89
マジに鬼千代が犬に入れたチンコをそのまま自分の中に入れられていたとは・・・ 小説NON2022年7月号
(N)150ページ上段24行目
濡れた好奇の眼が鬼千代にそそがれた。
(ス)
濡れた好奇の瞳が鬼千代にそそがれた。
(N)150ページ下段19行目
その感触の方向へ顔を向けると、そういう女たちの視線と眼が合うことがしばしばある。
(ス)
鬼千代が後方を振り返ると、そういう女たちの視線と眼が合うことがある。
(N)150ページ下段21行目
向こうが先に視線を避けるか、視線をひきはがさずに見つめ続けるか。
(ス)
女が独りである場合には、向こうが先に視線を避ける。数人である場合には、
黄色いさざめき声をあげる。 (N)150ページ下段23行目
眼をそらせる女も、見つめ続けてくる女たちも、同じであった。酒か、何かの媚薬に
酔ったようになっているのである。
しかし、共通していることは、まだある。
それはそういう女たちの、眼や、腰や、手や、足の動きに、隠しようのない媚態が潜んで
いることである。
(ス)
眼をそらせる女も、さざめき声をあげる女たちも、同じであった。あの、女たちの脚の
合わせ目に潜んでいる生きものが、彼女たちにそうさせるのだ。
少女たちのその声や、眼や、腰や、手や、足の動きに、隠しようのない媚態が潜んで
いるのである。 (N)152ページ上段10行目
そういうことに、彼女たち自身で気づいていなくても、鬼千代にはわかるのだ。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)152ページ上段18行目
男は、鬼千代に嫉妬をする。
(ス)
男も、男に嫉妬をする。
(N)152ページ上段20行目
粘着質である。
(ス)
粘液質である。 (N)152ページ中段1行目
牝を獲得する闘争ではなく、
(ス)
牝を獲得する競争ではなく、
(N)152ページ中段5行目
鬼千代と闘おうとするのである。
(ス)
鬼千代と競おうとするのである。
(N)152ページ中段11行目
気持ちをあずけることはなかった。
(ス)
気持ちを許しあえることはなかった。
(N)152ページ中段17行目
滝野真澄という女と出会ったのは、
(ス)
滝野真澄という女と会ったのは、
(N)152ページ中段24行目
シュールレアリズムの画集が多い。
(ス)
シュールリアリズムの画集が多い。 (N)152ページ下段19行目
にもかかわらず、顏の造りには、まだ少年の面影が頬や眼のあたりに残っている。それが、
不思議な、人間とは別種の生き物であるかのような印象を鬼千代に与えていた。
(ス)
いや、大人びたと言うには、顏の造りには、まだ少年の面影が残り過ぎている。 (N)153ページ上段5行目
人間的な生身の臭いを発するものを隠してしまっていた。
(ス)
ひ弱なものを閉ざしてしまっていた。
(N)153ページ上段15行目
ほとんど性を感じさせなかった。
(ス)
※性、にセックスのルビ (N)153ページ中段4行目
仏のような表情を造っているのだった。
(ス)
菩薩の表情を造っているのだった。
(N)153ページ中段10行目
自らの内部から分泌されたものによって溶解され、
(ス)
自らの内部から分秘されたものによって溶解され、 (N)154ページ中段5行目
あなたの噂をしているわ
(ス)
あなたの噂をしてるわ
(N)154ページ中段8行目
「凄く可愛くてもてるんだってねー」
(ス)
「凄くハンサムで、可愛いんだってねー」
(N)154ページ中段14行目と15行目との間
(ス)
超然として見えた鬼千代が、その女に声をかけられた途端に、おどおどした小動物の
ようになっていた。
(N)154ページ中段16行目
「ー」
(ス)
と、女ー滝野真澄が訊いた。
(N)154ページ中段23行目
唐突過ぎる質問ばかりだった。
(ス)
やや唐突過ぎた。 (N)154ページ下段4行目
きっぱりしたものがその声の中に潜んでいた。
(ス)
どこかきっぱりしたものがその声の中に潜んでいた。
(N)154ページ下段12行目
心で思ってはいても、口にしない方がいいことは、もう学んでいた。
(ス)
腹で思ってはいても、口にするには勇気がいる。
(N)154ページ下段17行目
半分嘘で、半分本当だ。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)154ページ下段23行目
中学生というより、大人の女の微笑だった。
(ス)
二十歳過ぎの女の微笑だった。
※二十歳に、はたち、のルビ グレイプニルの武田すんが描いた
妖獣王の挿絵を見てみたい (N)155ページ上段9行目
川のそばに、
(ス)
河のそばに、
(N)155ページ上段10行目
そのまま川の土手の斜面につながっている。
(ス)
そのまま河の土手の斜面につながっている。
(N)155ページ上段12行目
すぐその川の土手に登ることができる。
(ス)
すぐその河の土手に登ることができる。
(N)155ページ上段14行目
川を左手に見ながら、
(ス)
河を左手に見ながら、
(N)155ページ上段16行目
川の土手を歩くのは、遠回りだったが、
(ス)
河の土手を歩くのは遠回りだったが、
(N)155ページ上段22行目
それほど多くない。
(ス)
それほど多くはない。 (N)155ページ中段5行目
あの成田和美を抱いた川原であった。
(ス)
あの成田和美を抱いた河原であった。 (N)156ページ上段18行目
すぐに顔を上げて、
(ス)
すぐに顔をあげて、
(N)156ページ中段2行目
わたしが一番先に声をかけたっていうことよ
(ス)
わたしが一番先に唾をつけたっていうことよ
(N)156ページ中段11行目
不思議なものでも見る顔つきになっていた。
(ス)
不思議なものでも見る眼つきになっていた。
(N)156ページ中段13行目
真澄の眼と唇から、
(ス)
真澄の瞳と唇から、
(N)156ページ中段21行目
「あなたも、ぼくとやりたいのー」
(ス)
「あんたも、おれとやりたいのかいー」
※全部に傍点
スピリッツ版第11回分はここまで (N)156ページ下段3行目と4行目の間
(ス)
「あんたもおれとやりたいのかと言ったんだよ」
※おれとやりたいのか、に傍点
(N)156ページ下段4行目
鬼千代は小さく笑った。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)156ページ下段7行目
「やりたいって・・・・・・」
(ス)
「やりたいってー」
(N)156ページ下段10行目
「あなたもそうなんだ?」
(ス)
「おれのを、あんたのあそこに入れてもらいたいんだろう?」 (N)157ページ上段22行目
真澄の眼が、
(ス)
真澄の瞳が、
(N)157ページ上段23行目
真澄の内側に隠れていたものが、
(ス)
真澄の内側に隠れていた蓮っ葉なものが、 (N)157ページ上段22行目
真澄の眼が、
(ス)
真澄の瞳が、
(N)157ページ上段23行目
真澄の内側に隠れていたものが、
(ス)
真澄の内側に隠れていた蓮っ葉なものが、 (N)157ページ中段2行目
その肉体の奥に隠していたのである。
(ス)
その肉体や表情の内に宿していた。
(N)157ページ中段5行目
「凄くないよ」
(ス)
「凄くはないよ」
(N)157ページ中段8行目
静かに鬼千代は言葉を放った。
(ス)
静かに鬼千代は言い放った。 (N)157ページ中段11行目
「あのことばかり考えている」
(ス)
「突っ込んでもらうことばかり考えている」
(N)157ページ中段12行目
鬼千代は、思っていることを口にした。
(ス)
鬼千代はあからさまな言い方をした。
(N)157ページ中段18行目
何かの生き物を観察しているような口調でもある。
(ス)
むしろ、どこかに侮蔑の響きさえあった。
(N)157ページ中段22行目
「女のことばかり考えているわー」
(ス)
「女のあそこに入れることばかり考えているわー」 (N)157ページ下段8行目
いつのまにか、ぼくがおれになっている。
(ス)
※スピリッツ版にはこの表記はないです。
(N)157ページ下段11行目
「男も、女も、みんな奴隷ってことさ」
ふいにこみあげてくる凶暴な獣のような欲望。
ほとんどの人間は、あれの奴隷だ。
自分にも、その獣は棲んでいる。
(ス)
「女はみんな、自分のあそこの奴隷ってことさ」 (N)158ページ上段5行目
背骨を捩った。
(ス)
背骨を疾った。
(N)158ページ上段18行目
声を洩らしたこともある。
(ス)
甘い声を洩らしたこともある。 (N)158ページ中段1行目
それでありながら、指で触れれば、その指をはじくような弾力がある。
(ス)
それでありながら、肌の張りには年齢相応の張りがある。指で触れれば、
その指をはじくような弾力がある。
(N)158ページ中段19行目
男なんて、皆同じだ。自分が好きなように操れると思っていた。
しかし、実際に会って言葉を交わしたら、自分の方が圧倒されている。
「やりたいんなら、そう言えばいいー」
(ス)
「やりたいんなら、そう言いなよー」 (N)158ページ下段2行目
真澄の背から脳天に擦り抜けた。
(ス)
真澄の背から脳天に疾り抜けた。
(N)158ページ下段4行目
腰のあたりから次々にあらたな震えが生まれ、ぞくりぞくりと背を擦り抜けていく。
(ス)
腰のあたりから次々に震えが生まれ、ぞくりぞくりと背を疾り抜けていく。
(N)158ページ下段15行目
三
(ス)
四 (N)159ページ中段11行目
それまで男に抱いていた不快感は鬼千代に対してはなかった。
(ス)
始めから、それまで男に抱いていた不快感はなかった。
(N)159ページ下段13行目
臭い息を真澄に吐きかけた。
(ス)
そう、臭い息を真澄に吐きかけた。
(N)159ページ下段15行目
皆、
(ス)
誰も、
(N)159ページ下段17行目
こんなことをやっちゃいけないなと口にした父親くらいの年の男も、
(ス)
こんなことをやっちゃいけないなという父親くらいの年の男も、 (N)160ページ上段11行目
捉えようとすると、
(ス)
捕えようとすると、
(N)160ページ上段15行目
色というものを頭の中へ思い描こうとするようなものであった。
(ス)
色を頭の中へ思い描こうとするようなものであった。 (N)160ページ中段19行目
獣の声をあげているのだ。
(ス)
獣の鳴き声をあげているのだ。
(N)160ページ中段22行目
低く唸る声ー
(ス)
低く唸る声ー。
(N)160ページ下段7行目
一方の牝に対して抱く嫉妬の声ー
(ス)
一方の牝に対して抱く嫉妬の声ー。
(N)160ページ下段15行目
真澄は、背を思いきり反らせていた。
(ス)
真澄は、背をおもいきり反らせていた。 (N)161ページ上段7行目
顔を腕に伏せたためであることに真澄は気づかなかった。
(ス)
顔を前に伏せたためであることに真澄は気づかなかった。
(N)161ページ上段12行目
快感が肉の中を擦り抜けるのである。
(ス)
快感が肉の中を疾り抜けるのである。
(N)161ページ中段24行目
「きみと同じものー」
鬼千代は答えた。
※もの、に傍点
(ス)
「女さ」
鬼千代は答えた。
「きみと同じねー」
スピリッツ版第12回分はここまで 小説NON12月号妖獣王第7回
今回からスピリッツ版では第2部に当たる
鬼千代青年編ともいうべき話がスタート
ただ個人的には第2部は、女をめぐるヤクザの抗争劇みたいな感じになってきたので
面白く思えなくなって脱落しちゃったんだよな
まぁ改めて本腰入れて読んでみるわ >>149
自分はセブンイレブンでの定期購読取り置きにして読んでいるよ >>119
その口内発射のシーン読んでみたけどエグいな
女が口内にもの凄い勢いで大量に射精されたのを
恍惚としながら喉を鳴らして嚥下しているのだもの つーか何度も喉を鳴らして嚥下したって
一体どれだけ口内に出されたのだろ?
200mlくらいか? 実際の精液って生臭いし苦いし呑み込むと喉に絡むしと
女性にしてみれば不味い事この上ない代物なんだよな
それを超絶美少年から出された物だとはいえ
恍惚としながら一気飲みしてしまう成田和美・・・
この女、魔獣狩りの蓮王母並みの淫女じゃないかい? >>119
妄想してみると
まず和美は口内に発射された鬼千代の大量の精液を飲み干したあと
所謂お掃除フェラをしてそのチンコをきれいにするだろう
それでその後に普通ならば射精を終えたチンコは萎えていく筈なのが
そのままの大きさと硬さを維持していることに気付いて
衝撃を受けるのだろうな そして鬼千代に地面に仰向けに横たわるように命じるのだろうな
ただその前に大人の女性らしい気配りで
自分のスーツというかジャケットを脱いで地面に敷いておいてくれそう そしてもどかしげに靴(パンプス?)を脱ぎ
自分でスカートをめくり上げ
黒パンストとショーツをずり下ろして
脚から引き抜くのだろう それで和美は鬼千代のズボンをずり下ろす時点で
既に膣口から愛液が溢れ出していて
内股がぬるぬるな状態になっていたそうだから
当然ショーツどころかパンストまでびちょびちょになっていたことだろう そして鬼千代の上に中腰に跨がり
鬼千代のチンコを手に取り
その硬さを再確認した上で
亀頭を膣口の入口に当てがい
その巨大さを実感しつつ腰を下げていき
自分の体内が今までに経験したことがない程に
拡張され満杯になっていくのを実感すると
滝野真澄がそうだったように案外挿入と同時に絶頂に達したかも知れないな それでさらに気になったのが
その時に和美はどういう下着を着ていたかという点だな
確か自分が通っているダンス教室の女子会の帰りという設定だったけど
男と会うのならともかく女同士の食事会なら
普通所謂勝負下着は着用しないよな?
となるとその時に和美が着ていたのはごく普通のブラとショーツか? 本編では発生しなかったイベントだけど
鬼千代と成田和美と滝野真澄による3Pを読んでみたくなった
当然雌犬も交えてねw
三匹の雌と鬼千代による狂宴・・・
あの鬼千代のことだから和美にも真澄にも後背位でしか挿入しないだろうし
二人の目の前で雌犬に挿入→射精した後で犬から引き抜いたペニスを
平然とそのままどちらかに挿入するだろうし
ましてや犬と一緒にやられることに喜びを見出している感がある和美なんか
真澄を巻き込んでノリノリでぶっ飛んだ行為に励みそうだし
かなりダークかつ背徳感に満ちた物になりそう ネズミを手にした鬼千代との会話といい
成田和美も結構異常というか
常人離れしたところのあるキャラだったな あの会話での和美の発言は思わせ振りなところがあったので
実は今後長くに渡って物語と関わる
かなり重要なキャラかと思っていたら
単なるエロ担当の変態女だったというw
そして実にあっけなくフェードアウトしてしまったし >>155
まして鬼千代のチンコってメチャメチャ雄臭そうだし
精液もかなり生臭そう >>162
犬に入れていたのをそのまま生挿入なんて・・・
性病にならないのかな? そういや、本文中ではサラッと書かれていただけだから、
忘れている読者も多いだろうけど、
鬼千代は、和美や真澄以外の女性ともやりまくっていたのだっけ。
それらの女性とやっていた時も、雌犬を交えてやっていたのだろうか?
もしそれならば、鬼千代と関係を持った女性たちの間では、
鬼千代は獣姦趣味がある、という共通認識があったということだな。
女性たちの中には、鬼千代が獣姦趣味があることや、
自分が雌犬と一緒にSEXしてしまったことで、
精神を病んでしまった者もいたかも? 小説NON読んだ
女の誘いを断るとは
鬼千代えらくストイックになったな
かつては和美や真澄や名前すら出てこない女たちや
雌犬とやりまくっていたのにw 小説NON読んだ
鬼千代少年編のような面妖さが戻ってきたので来月号に期待
正直鬼千代青年編がスタートしてからは勝目梓を読んでいるような気分だったから 思えば第1部は9〜13歳の少年が洋物AVの黒人男優並みのチンコを持ち
それにだらしなく魅了されていく女たちをある種の面妖さを交えながら描いていたから
面白かったのだな
これが鬼千代が青年になった第2部だとそもそも夢枕獏作品での
メインキャラの成年男子がデカチンなのは当たり前なので
さほど驚きもないしその設定を作品に生かすのも難しくなっているなぁ あと>>171じゃないけど
鬼千代がストイックというか分別のつくまともな青年になったの
も面白さが半減した原因かと
かつてはガキだったとはいえ、色んな女とやりまくる、それも後背位オンリーで
どころか獣姦すら楽しんでいた男だぞw
物静かな毒島獣太みたいな男に成長していると思ったのにw あと伊藤勢の描く女性キャラに色気が感じられないのも
小説NON版の問題点だな
かといってスピリッツ版みたいな前衛芸術みたいなのも問題だけどw
いっそのこと単行本化する際には挿絵は往年の柳澤達朗みたいな
写実的なタッチの絵の方が良いかも? デカチンといえば魍魎の女王で文成仙吉のそれをバックから入れられた時の
北野涼子の描写はエロかったなぁ
そのシーンは柳澤達朗の挿絵でも再現されていたし
ただ涼子はこんな顔なのか!?とも思ったけどw >>106
睦月影郎御大の「お姉さまたちの童貞グルメ」って作品で
5歳児で勃起児が大人と同じぐらいって描写があったな
デカそう このまま行くと妖獣王が単行本化された際のカバーイラスト&挿絵は
ほぼ伊藤勢になりそうだけど
個人的には
織田non
十六夜清心
東出イロドリ
あたりにしてもらいたいところ
妖獣王の挿絵に関しては色っぽい女と超絶美少年を描ける作家でなければダメ
でも最近織田nonって全然姿を見ないのだけど?