ファンタジー物で、平民ながら騎士に取り立てられ、見習いながらに頑張る主人公。
その頑張りが認められ、上司に母親を王子のお胤試しに推薦しようかと提案される。
お胤試しとは王族や貴族の子弟が子を成す能力を示すため、女性を孕ませて出産させる儀式である。
主にすでに男子を出産している女性がお相手に選ばれ、産まれてきた息子も継承権こそ無いものの、
一族として扱われることとなる。
当然、父親は難色を示したが、母親は息子のためならばと王子とのお胤試しに臨むのだった。
幾度かのお胤試しの結果、母親は無事に懐妊。
元気な男の子を出産した母親は、さらに他の貴族からもお胤試しの話が舞い込むのであった。