既出だと思うが、山さんの嗜好って価値観が変わった女の姿もそうだけど、それ以上に愛する女を寝取られた側の焦燥感が大きいと思うんだ。
だから中編以上の作品の多くで寝取られた側の視点で終わる。
月下香は、すぐそばにいるのに自分達より間男を愛してる妻と暮らすっていう焦燥感の極致を描きたかったんだと思う。