卍の子を孕み、、幸せを噛み締めるとともに
生真面目にけじめをつけようと卍と秋月家を
訪れる唯子。暁年に今までの感謝とココロ
からの謝罪と共に指輪を返そうとする。
ダイニングで来客用の茶を用意していた暁人
ついに傍観者の立場すて「こいつさえいなければ」
と包丁を手に卍に体当たりしようとする。
暁人の様子が心配で暁人見ていた唯子、いち早く
気づき身重の体を投げ出し卍を庇う。誤って唯子
の腹を刺す暁人は呆然と立ち尽くす。唯子に駆寄
り抱きしめ名を叫ぶ暁年。もはや虫の息の唯子の
視線は卍を捉え、最後に伸ばした手は卍に触れる
寸前で力なく落ちた。声にならない口元は卍の名
と感謝を告げるようだった。傍の卍の表情は誰も
知らない。