"身を焦がすほどの憧憬が、胸の中で暴れていた"っていうのはなんか皮肉的だな。
英雄に生命を燃やすほど強くあこがれるのは夢見る若者、血気盛んな若い世代ではなく
かつて戦乱のど真ん中にいた英雄本人、今は朽ちる寸前の老人だったという。