朝起きたら、妹に その15
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0001桐莉兄2008/08/11(月) 13:55:57ID:mdGf7dDA0
桐莉「兄ちゃん、兄ちゃん、ついに15スレ目に突入だぁーっ」
隆浩「……え?まだ続いてたのか、このスレ?」
七華「続いてるよ、たかくんっ!!!」
由紀「ボク達の物語が終わっても、兄と妹の伝説は何処までも続いて行くんだよっ!!!」
桐莉「……まぁ、何時終わっちゃってもおかしくない過疎りっぷりッスけど……」
七華「桐莉ちゃん、電波分の補給宜しくっ!!」
ゆかな「ドミ狩る分はゆかなが引き継ぐのですよーっ!!」
月華「はいはい、犬神分犬神分」
雪帆「ボクと兄さまと月ちゃんも宜しくねー」

果たして命脈は何処まで続くのか、兄と妹のラブラブ電波でちょっぴり切なくいやらしい数々のストーリーが今ここにON AIRっ!?

七華「永遠はあるよ、此処にあるんだよっ!!!」
桐莉「幼馴染キャラは引っ込んでるっ!!!」


 前スレ:朝起きたら、妹に その14
    http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1180380183/
 保管庫
    朝妹スレ私設まとめ(ハル氏)
    http://asaimo.h.fc2.com/
 ログ置き場(保管庫完成までの暫定設置)
    朝起きたら妹に、ログ置き場
    http://www.geocities.jp/asaimo0/
0431 ◆S1TzStjJG6 2010/07/03(土) 06:43:44ID:1VttkzoX0
>>423
感想ありがとうございます。
次はフェラしながら、自分を慰めるパターンでいきましょう!

>>424
感想ありがとうございます。
邪気眼の妹なんて無かった! 
兄のハーゲンダッツ食っておしおきされる妹なんていなかった!

>>425
乙ありであります (`・ω・´)ゞ

いつも読んでくださり、ありがとうございます。
未熟ながら続きを書かせていただいております。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
次回の話はお買い物中の話になります。
0432 ◆S1TzStjJG6 2010/07/03(土) 06:44:15ID:1VttkzoX0
>>430
早っ! 乙、ありがとうございます。
0433 ◆S1TzStjJG6 2010/07/05(月) 22:16:57ID:AbfTmkdN0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take05 1/5

 実は私、優奈はここ最近、毎日のように兄の部屋に忍び込み、そ、その……兄さんのアソコを弄っています。
 それにはワケがあるんです。実は私、16歳になったあの日から、時々右手の自由が効かなくなるんです。
 まるで操り人形のように勝手に手が動いて、兄を求めてしまいます。
 兄にこういう淫らなことをするのがイヤというワケでは……ないのですが……その、自主的にするのも恥ずかしくて。
 それに何より、兄さんが寝ている隙を狙ってしているということがすごく申し訳なくて……。
 今日も……兄さんの寝顔を見つめては、いけないことをしているということが分かりつつも、オチンチンを弄ってしまいました。
「兄さんの今日も元気だね……すっごくたくましいよ……はぁ……はぁ……」
 どうしてかな、最近兄さんのおちんちんを見ていると、身体の奥がきゅんっと疼くの。
 胸も切ないけど、特に股間の部分が……。
 私は身体の異常を確かめるために左手を下半身に伸ばしました。
「ふぅっんんんっ……!」
 少し触れただけなのに、ピリピリッと気持ちいい電流が走りました。そこはまるでかゆみのように、さらに刺激を欲して疼きます。
 自由の効かない右手がスナップを効かせながら兄さんのたくましい部分を刺激し続けていくうちに私の頭もモヤがかかったようになってきました。
 左手までも私の意志を無視するかのようにアソコを弄り始めます。
(んんっ、だ、だめ……。で、でも……気持ちいい……)
 下着が濡れちゃうのが恥ずかしくて、でもその恥ずかしさも気持ちよさに変わっていくようで……私の意識は完全に蕩けそうになっていた。
(兄さんのおちんちんが熱く硬くなってる。私のアソコと一緒……)
 身体が芯から熱くなって、燃え上がりそうで、指が勝手に秘唇を弄り、濡れ花弁を刺激して私の脳をショートさせる。
 だんだん、兄さんと意識がシンクロしてくるみたいで……私は……その心地よさに私の意識は天に昇っていくようでした。
「はあぁ……はあぁ、またやっちゃった……兄さんごめんね……」
 私は兄さんの先端から溢れ出てきた白くてちょっぴり苦いミルクを舐め取って、自分がした過ちの証拠を隠滅した。
(兄さんが今日も起きなくて良かった……)
0434 ◆S1TzStjJG6 2010/07/05(月) 22:17:23ID:AbfTmkdN0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take05 2/5

 そんなことを思い出していると、急に顔が熱くなってしまった。
(やだっ……最近、私。兄さんとエッチなことしかしてないみたいじゃないっ……)
 さっきもお店の中なのに、兄さんのおちんちん触っちゃうし……。
(このままじゃきっと兄さんにエッチなコだって思われて嫌われちゃうっ……。もっと、しっかりしないとっ!)
「おーい、優奈……頼まれた買い物終わったぞー。他に何か買っていきたいものが無ければ帰るぞ」
「ねえ、兄さん。そろそろ海開きも近いし、水着買って行きたいんだけど……いいかな?」
 私は気をしっかり持って、兄さんの右側に並ぶ。右手が近いからいけないんだよね。
 私が兄さんを見上げると、兄さんは少し驚いた顔を見せる。
「そ、そういうのは友達同士とか……の方がいいんじゃないか? さっきのみっちゃんとか、さ」
 むぅ……兄さん、今恋人とか言おうとしたな。ふーんだ、どーせ私にはそんな人いませんよーだ。
「んー……それもそうなんだけど、せっかく久しぶりに兄さんと買い物に来たんだし、色々買いたくて」
「あ、さては俺に少し出させるつもりだな? いいぜ、水着一着くらいなら」
「ふふーん、じゃあ私も兄さんに服買ってあげる♪ 兄さん、いっつも着ている服には無頓着なんだから」
 私が買ってあげないと兄さんはいっつも同じ服ばっかり着てるんだから。でも、兄さん高いの買おうとすると遠慮するんだよね……。
 私ももう子どもじゃないし、バイトもしてるから、もっと頼ってくれてもいいんだけどな。
「ははは、そうだな。いつまでもお前に選んでもらってばかりじゃダメだもんな」
(私は別にそれでもいいんだけどな……って、あれ? それじゃ妹としてダメなのかな?)
 兄さんの面倒を私以外の女の人が見る……私が兄さん以外の男の人に尽くす……。どうしてだろう……なんかイヤな気分……。
(やっぱり私、兄さんのこと……異性として好きなのかな……?)
 胸がキュンとなって苦しくなる……。心臓が破裂しちゃいそうなくらい、鳴ってる……。
 でも、私と兄さんは兄妹……決して結婚できなくて、兄さんの子どもも作ることは許されない。
(そう、好きになっちゃ……いけない……の……)
0435 ◆S1TzStjJG6 2010/07/05(月) 22:17:48ID:AbfTmkdN0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take05 3/5

 私は今にも沈んでしまいそうな気分を振り払うように気合を入れて水着を選ぶことにした。
「優奈、そろそろ手を離してくれてもいいんじゃないか? 女物の水着コーナー居心地悪いんだが」
「何いってるの、兄さんに選んで欲しいな。それまで絶対離さない」
 ぎゅっと腕に絡みつく。兄さんはちょっと困った顔をして、頬を赤くしたの。
(良かった、私女の子って意識されてる)
「そんなこと言われても、俺ファッションセンスないし、もしかしたらすごくエロい水着選ぶかも知れないぜ」
 エッチな水着を着たら兄さん、私のこともっと女の子だって思ってくれるかな?
「い、いいよっ……兄さんが見たいって言うならっ……私、恥ずかしいけど……着る……」
 ああ、私っなんてコト言ってるのっ!? 恥ずかしいぃい〜〜〜っ!
「おいおい、お前が遊びに行くために着る水着だろうが。スクール水着選んで恥ずかしい思いをさせるぞ」
「うっ……それは確かにヤダ」
 あんな地味な水着より、もっと可愛い水着がいい。あ、でも男の人ってそういう水着が好きな人がいるって、みっちゃんが言ってたような……?
 兄さんを見つめると、真剣に水着を選んでくれているようだった。
 お店に並んでいる水着を選んでいるみたい。兄さんの瞳は白いビキニで止まっていた。
 三角布の生地と少し切れ込みのあるハイレグ。パレオもついている。
(ちょっと可愛いけど、あれを着るのは恥ずかしいな……でも、兄さんはあーいうのが好みなのかな?)
 兄さんの目がくるぅりと一周すると、再び白のビキニに目が止まる。
「お前にはあの水着が似合うんじゃないか?」
 兄さんが指差したのは、ちょっとセクシーン白のビキニ……の隣にあったチェック柄のレオタードタイプ。
(もうっ兄さんが隣のビキニを見てたのは知ってるんだぞっ! 私はそれでも着るのに……)
 でも、兄さんが選んでくれた水着も可愛い……やっぱり私に似合うって思って選んでくれてるんだよね?
「すみませ〜ん、あの水着試着させてください」
 私は空いている方の手を水着を指そうとすると……不意に右手が自分の意思に逆らい始めた。
0436 ◆S1TzStjJG6 2010/07/05(月) 22:18:14ID:AbfTmkdN0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take05 4/5

(えっ……ちょ、ちょっと、やめて……そっちじゃないのっ)
 私の右手は兄さんが選んでくれた水着の隣、過激な白のビキニを指定していた。
 兄さんはびっくりした表情で私を見ていた。
(い、いや……違うの……本当はその隣の可愛いチェックの水着なのに……)
 私は腕が引きつりそうになりながらも、兄さんが選んでくれた水着に指を向けた。
(……兄さんが選んでくれたんだもんっ! やっぱり着なくちゃダメッ!)
 勝手に動き出す右手を必死で抑えて、私はチェックの水着をロックオンした。
 すると店員さんはすぐにその水着を持ってきてくれる。
「はあぁ〜……びっくりした。一瞬、ビキニを選んだかと思ったぁ」
 兄さんは少しだけほっとした表情を見せた。でも、兄さん。私は兄さんの下心なんてお見通しだからね。
「ふふーん、残念でしたー☆ じぃ〜っと見てたもんねー」
「ギクッ……い、いやぁ……なんのことかな……?」
 ふふっ……兄さん、可愛い。
「せっかくでしたら、そちらも試着してみますか? お客様でしたら大変お似合いになると思いますよ」
 店員さんが私達の会話を効いて、気を利かせてそんなことを言う。
「え、いや、そのっ……」
 慌てる兄さんが面白くて……。
「はい、せっかくですから試しちゃいます♪」
 ちょっとだけ思い切って、そう言うと兄さんはもう飛び上がるくらい驚いてしまっていた。
「おいおいっ……そんな水着、お前恥ずかしくて着れないだろ?」
「え、でも可愛いよ。じっと見ていたエッチな人のために着てあげる♪」
 私は2つの水着を持って、更衣室へと入った。
0437 ◆S1TzStjJG6 2010/07/05(月) 22:18:40ID:AbfTmkdN0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take05 5/5

 それにしてもどうして右手が勝手に動き出しちゃうんだろう?
(まるで兄さんのして欲しいことを感知して動いてたりするのかな?)
 だとするのなら、兄さんは毎朝の行為を望んでいることになるの? 兄さんが喜んでくれるなら私、頑張るけど……。
(あっ、ヤダッ。乳首勃ってきちゃった……)
 あー、もう最近の私、どんどんエッチになってるような気がするよぉ……。兄さんごめんなさい、私は悪いコになっちゃいました。
 私はこれ以上、余計なことを考えないようにして、チェックの水着を身につけて兄さんに見せる。
「おっ……やっぱり可愛いなぁ……」
 兄さんは開口一番そう言った。
 明後日の方向を見ながら。
「兄さん、恥ずかしがってないでちゃんと見て言ってよっ!」
 私だって恥ずかしいけど、見てもらえない方がもっと恥ずかしいんだから。
「い、いや……い、妹とは言え、その女の子の身体をじっと見るのは……その……」
 あ、兄さん照れてるんだ。ふふーん、私のことちゃんと女の子なんだって見てるんだ。
「いいよ、兄さんになら、どんな目で見られても……」
(わわっ私今、すごく大胆なこと言っちゃってるっ!)
 私の右手が横を向いた顔を、そっと自分に向けさせる。
 兄さんの視線が私の身体のあちこちを舐め回すように動く。特に胸の部分は熱くなるくらいだった。
(もお、兄さんはえっちだなぁ……でも、妹なのにえっちな目で見てくれるのが嬉しい……♪)
「どう、兄さん」
「えっ……あ、ああっ! すごく……似合ってるよ」
 ちょっと困った顔で恥ずかしそうにそう言った兄さん。
 私は嬉しくて、もっと、見て欲しい……兄さんだけに見つめていてほしい、そんな気持ちが次から次へと溢れ出してきた。
「に、兄さん……こっちの水着も……見て、くれるよね?」
 私は白いビキニをちょんと摘んで見せると、兄さんの顔はますます真っ赤になっていくのが分かった。<終了>
0440285 ◆nwaIZCwhPQZ7 2010/07/06(火) 22:47:59ID:el4H3w1o0
 喘ぎ声で目が覚めた。
 混濁する意識は型の合わないパズルピースのように現実と噛みあわず、夢の中の夢でも
見ているのかと思ったが、枕に突っ伏そうとした俺の意識を再びつかまえたのは、やはり
何処からか聞こえる喘ぎ声だった。
「ん……あ、はぁ……」艶声が耳を通過する。今度こそ紛うまい、これは現実だ。
 朝の日差しがカーテンの隙間から部屋に射しこむ。机二台と二段ベッド、小さな本棚が
一つ配置された六畳部屋はあまりにも狭苦しい。
 高校生にもなって子供部屋が共有なのはひとえに我が家の逼迫した経済の織り成す現実
であり、己にできるのはせいぜい『一人部屋』という甘美な響きに思いを馳せる程度か。
そしてその二段ベッドの下段にて俺の安眠を妨害したのは、誰であろう俺の妹だ。己と同
じ遺伝子構造を持っているとはにわかに信じがたい、と前説につけておこう。理由は明白。
「ん、んぅ、く……ふ」
 多少押し殺されてはいるが、同室の徒に聞こえぬほどではない。意を決し、ベッドを降
りる。これ見よがしにダンダンと音を立てながら。
「――ひ、ひゃぁあああ! ちょ、お兄ちゃんいたの――ッ?」と、顔を真っ赤にしなが
ら、今の声は寝言だったんだよ! みたいに苦しい言い訳で必死に取り繕う妹。
 ――だったら、可愛かったんだけどなァ。
 湿った水音が艶に染まった声に寄り添いながら耳朶に届く。俺のあきれた目線の先では、
取り繕うの『と』の字も見せない妹、七海が現在進行形で秘所に指を這わせていた。

 あ、ありのままに今起こったことを話すぜ。
 朝起きたら妹がオナニーしてた。何を言っているかわからねーと思うが以下略。

 俺の妹、七海には困った癖がある。或いは欠点と言い換えてもいい。
 一言で説明できる以上、一言で説明したいところなのだが、性に関する事柄は、高校生
男子には口に出しづらい。そんな話題を憚らない連中も存在するが俺はそのカテゴリー内
にはいない。純情なのだ。
 恥を忍んで言ってしまえば、妹が同じ部屋に兄がいるのに気にせず自慰をするというこ
とで、身も蓋もない話だがそういうことなのだ。
0441285 2 ◆V16zmGSouU 2010/07/06(火) 22:51:41ID:el4H3w1o0
 妹の名誉のために言っておくが、彼女は別に性に奔放なギャルでもないし、家の外では
割と優等生で通っている。七海が残念になるのは俺の知る限りこの部屋だけだと思う。が、
問題であることには変わりないわけで。
「おい、バカ妹」できるだけ機嫌の悪さを前面に出すように言う。
「え……? なに、ちょ、っと、まって……ふぁ、もうちょっちょ」
 兄の登場など意にも返さず七海は、紅潮して蕩けた顔を半分枕にうずめながら不規則な
痙攣を繰り返す。口もとからはだらしなくよだれが胸元まで零れ落ち、てらてらと濡れ輝
いている。秘所をまさぐる指先だけは精緻に執拗に陰核に刺激を与え続け、やがてその動
きが小刻みになると、七海の身体全体が硬直していく。
「あっ、や……まだ、もう、ちょっと……」そう言いながら、七海はびくんと大きく痙攣
したかと思うと、一気に弛緩してベッドに倒れこんだ。
「はぁ〜、五十五点」傍目には恍惚の表情にしか見えない満足しきった顔のまま、不遜な
得点をつけやがる。
 いや、女の子の絶頂が羨ましいわけでは……なくもないのだが、今はそれは思慮の対象
ではなくて。
「七海。ちょっとそこに座りなさい」床に座布団を二枚敷き、昭和父の物言いで言う。
「イッたばっかはダメ。ちょっと、待って」
 仕方なく待つ。
 やがて余韻冷めぬ身体を起こし、ゆっくりとした動作で七海がベッドの柵を越える。
「パンツ履きなさい」
「やだよ、ベタつくもん。お風呂入るから話あるなら早くして」一転して凛としたスタッ
カートの声音。
 七海は正座するわけでもなくあぐらをかいて、俺の正面に座る。
 ゆるいウェーブのかかった長い髪は行為の影響で乱れ頬に張り付いている。その肌は未
だ冷めやらぬ水滴にしっとりと濡れ、シミ一つない肌に確かな色を添えている。個々の
パーツに限れば目は一重、唇は薄く、鼻もあまり高いとは言えないが突出した部分がない
分、調和が取れており、一言で表すなら素朴系美少女といったところか。
 分水嶺を違えたのは内面だけではないということだ。しかし如何せんその内面はあまり
にも特殊すぎた。
0442285 3 ◆V16zmGSouU 2010/07/06(火) 22:53:56ID:el4H3w1o0
 七海はぱんつはいてないので当然、見てはイケナイ部分が否応にも視覚に入ってしまい、
まだあまり捲れていないんだな……ってそうじゃなくて、ようやく生えてきたのか……っ
てそうでもなくて。
「お前には恥じらいというものが無いのか?」
「あるある、すげーある。徳川埋蔵金くらいある」
「それは無いと同義だ。とにかく隠せ」傍らに置いてあったミニタオルを投げつける。七
海はおざなりに陰部を隠すが、見えそうで見えない絶妙な均衡具合が逆にそそるというか、
着衣こそ至高というか――違うそうじゃない。
「とにかくお前はおかしい!」邪念を振り払うように大声を出す。
「はーもう説教は聞き飽きたよ。お風呂入ってきていい?」
「駄目だ。今日という今日はお前に言い聞かせなければ気がすまん。一人エッチをするな
とは言わん。が、せめて隠れてやるくらいの配慮はできないのか。いや、我が家にそんな
場所がないのはわかる。しかしそれならば、せめて俺のいない時間帯にするとか選択肢は
あろう?」
 七海はうーん、と思案めいた表情になり、段々と眉をひそめ、唇をへの字に折れ曲げ、
「じゃあ、するときメールするね」とか言いやがる。
 こいつは本気でダメかもわからんね。
「なにさ、そんな顔すんなよー。しょうがないじゃん、ビビッと来たらしたくなるんだか
ら」
 少女漫画で少女がイケメンにキュンときちゃうような感じだろうか。いや、どっちかと
いうとエロ漫画の少女が男(面の良さは問わず)にキュンと濡れちゃう、のほうだろうか。
「お前はそのビビさんを受信したらトコロ構わずしてしまう快楽主義者なのか?」
「んー、学校とかで、来たらやばいなーって一時期思ってたんだけど、この部屋以外では
来ないんだよね。不思議」
「なにこの部屋特殊なフェロモンでも出してるわけ?」
 なにそれこわい。
「んー、フェロモンていうか匂い?」
「どんな」
「なんか栗の花みたいな? たまにすごい密度で充満してる時あって、アレ嗅ぐとどうし
てもダメなんだよね」
 時が止まる。栗の花?
0443285 4 ◆V16zmGSouU 2010/07/06(火) 22:55:47ID:el4H3w1o0
 中学生の頃、小耳に挟んだ『精液の匂いは簡単にばれる』というクラスメイトの会話に
本気であせった俺は、当時パソコンを持っていた従兄の家まで行き、ネットを駆け回りな
がら情報を集めたことがあった。そこに確か、精液は時間が経つと栗の花の匂いがすると
書いてあったような記憶がある。
 ちなみに、2chで懇切丁寧に従兄の本名とメールアドレスまで書き入れて、
『精液の匂いってバレるんでしょうか? 一コ下の妹と部屋が一緒のせいでオナニーでき
ません。どうしたらいいですか?』と書き込んだところ、ものの見事に釣り師認定された
のはいい思い出である。
 言うまでもなく、後日従兄から呼び出しを受けた俺は、パソコンの検索履歴やいんたー
ねっつの恐怖を諭すように聞かされた。あの時が俺の人生における生き恥の頂点だったと
思う。以来、従兄は一番会いたくない仇敵となった。
 そして辿る記憶の糸は短く、昨日の夜へ。
 ――ああ、確か七海が友達の家で試験勉強するとかで一晩家に帰らないことをいいこと
に己が限界に挑戦したんだった。確か十二回。その残滓はゴミ箱を孕ませんばかりに溢れ
かえっているはず。すいません純情とか言ったけどただのムッツリです、すいません。
 つまり包括すると、
『妹がエッチになっちゃうのはお兄ちゃんの××のせいなんだからねっ☆ 初回限定版』
 こんな感じというわけだ。ものの見事に生き恥レコード更新というわけだ。
「死ぬわ俺」
「は? なんで?」
「いいんだ。全部俺が悪かった。七海、もうお前がビビッチと来ることはなくなるから安
心するんだ」
 そう、俺は自らを律する。この末代までの恥を懺悔するには本来なら死んで然るべきな
のだが、さすがに死ぬ理由としてはかっこ悪すぎる上に、死んだら俺が末代になってしま
うので一年間のオナ禁くらいを課して代案としよう。
 俺さえ清くなれば妹にあのような破廉恥な真似をさせることもなくなる。この愚かな性
者を聖者へとジョブチェンジさせる道は艱難辛苦に満ち溢れているだろうが、やり遂げて
みせよう。妹よ、俺の門出を祝ってくれ!
「それは困る」
「えっ?」予想外のお言葉に脳がビジー状態に陥る。
「困るよ。楽しみにしてるんだから」
0444285 5 ◆V16zmGSouU 2010/07/06(火) 22:57:45ID:el4H3w1o0
「え? 何を? 妹精(妹がエッチになっちゃうのは〜の略称)の初回特典?」
「なにそれ。そうじゃなくて一人エッチ。ていうか、にーちゃん、あの匂いの正体知って
るの?」七海は宝の地図を求める海賊の貪欲さでこちらを見つめてくる。
 俺の精液だ。とか身も蓋も無いこと言っていいんだろうか。誤魔化そうにも七海は既に
詰問モード。仕方なく俺は妹を招きよせ、耳もとでそっと囁く。直截的な表現を普通に口
にするのは恥ずかしいだろう常識的に考えて。
「せーえき?」
 どうしようもなく俺の妹はマイノリティだった。
「うっそ、あれにーちゃんが作ってたの?」
「あーそうだよ、どうせ俺は性欲大魔神だよ。非生産的な精子生産工場だよ、何とでも言
うがいい」
 自棄になりかけた俺を横目に七海は何か思うところがあるのか思案にふけっている。た
っぷり一分ほど考え込んでから七海は意を決したようにこちらを見た。
「にーちゃん、今日家にいる? デートとか無い?」
「あるわけねーだろハゲ。売るか喧嘩、買うぞ即金」
 休みの日は家でゲームするものだ。デート? なにそれおいしいの?
「いや確認だよ、一応。彼女いたら困るしね」
「どういうことだ」嫌な脂汗が背中を伝うのを感じる。ジブリ汗、あんな感じ。
「みなまで言わせる気かい」
「選択肢とかないの? まさかルート固定?」以降の選択肢は外か中かでエンディング絵
の差分違いとかそんな感じ? やだなにその妊娠エンド。――っていやいや、いくらなん
でもその妄想は飛躍しすぎでしょう。
「まいいやお風呂入ってこよ。その後寝るから昼過ぎになったら起こしてちょ、んだば」
 颯爽と部屋を出て行く七海。尻丸出しで。
 残されたのは惚けた顔をしているであろう男一人。
 徐に立ち上がった俺はウロウロと狭い部屋の中をうろつきまわる。
 超展開についていこうと必死に話の流れを追おうとするが、妹の性格をイマイチ読むこ
とができず、先の展開を詳細に構築できない。
 どうしようスゴイ嫌な予感しかしないんですけど。
 ふとカーテンを開けてみると、さっきまで部屋に差し込んでいた太陽の光はそこにはな
く、すでに機嫌を崩した曇天が空を覆いつくしていた。
0445285 ◆V16zmGSouU 2010/07/06(火) 23:00:33ID:el4H3w1o0
久しぶりに投下ー。
夏だー。扇風機、セミ、汗、エロ。
書くしかねー。
440はー、トリップミスだー。うぇーい。
0448 ◆S1TzStjJG6 2010/07/07(水) 23:16:49ID:BAVuNGiy0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take06 1/3

 俺は優奈の誕生日を迎えた朝のこと、近所の神社で一つの願いをかけた。
「俺と妹に素敵な恋人が見つかりますように、と」
 そう願いをかけたのは他でもない。最近妹が可愛くて思えて仕方が無いのだ。
 このままでは、同じ部屋にいるだけで襲い掛かってしまうのではないかと思ってしまうほどだ。
 とにかく最近の優奈は可愛いっ! 兄バカと言われようが構わない。だが、過ちを犯すわけにはいかないと思って神頼みをした。

 最近、兄さんを兄さんとして見れなくなってきました。
 見ているだけでドキドキして……胸が苦しくて……もっと兄さんの傍にいたいと思うようになりました。
 だけど私達は兄妹……兄さんと恋人にはなれても夫婦にはなれない……。
 好きになっちゃいけない存在なのに……どうして惹かれちゃうんだろう……?

「はあぁ……」
 俺達は帰りの電車の中、同時に溜め息を吐いていた。
 しっかりと握られた俺の左手と妹の右手。別に恋人を気取っているワケではない。悪戯しないための対策だ。
「兄さんも何か悩み事?」
 優奈はちらりと下から俺を覗き込む。その下から覗き込むのヤメっ! どうしてそう可愛い仕草を取るかな、お前は?
 だいたい、お前、そういうことすると胸元ががら空きになるんだぞ? ブラが……。
「い、いや……そういうお前こそ溜め息なんて吐いてどうしたんだ?」
「んっ……何でもない♪」
 そう言いながら俺の肩に甘えてくる。滑らかな髪と幸せな重さが心地よかった。
 優奈の嬉しそうな表情を眺めつつも、俺達が兄妹でなければ幸せな恋人同士になれるのかな、と思うと複雑な思いである。
「あ、こんちゃー☆ また会ったね、お2人さん♪」
 ふと顔を上げると、先程入ったファーストフード店で出会った活発そうな少女がいた。
0449 ◆S1TzStjJG6 2010/07/07(水) 23:17:14ID:BAVuNGiy0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take06 2/3

「みっちゃんっ……どうして……?」
 俺達を見るとニパッ☆と笑顔を見せる。
「いえいえ、偶然とは恐ろしいものですなあ……一日に2回も会うとは。それにしても2人は仲がよろしいようで」
 チラリと繋がれた俺達の手を見つめる。
「あ、あのこれは……その……その、ね?」
 ぐっぐっ。
 優奈は慌てて手を振りほどこうとするが、俺はそれを許さない。この場面で股間を握られたら大変だ。
「初めまして、優奈の恋人さん。あたしは深柚那(みゆな)って言いまーす♪」
「俺は……」
 あれ? なんだこの既知感は。初めて会ったハズなのに、ずっと前から知ってるような気がする……。
「どうしたの、兄さん? 挨拶を返さないと失礼だよ」
「あ、この人がいつも優奈が話してる『自慢の兄さん』なんだ。いつも優奈がお世話になっております」
 深々と頭を下げながら、なぜかウチの妹が世話になってるとか言われる。世話になっていると言うのは俺……いや……。
  下 の 世 話 な ら し て も ら っ て る け ど な 。
「じゃあ、あたしもお兄ちゃんって呼ぶー♪ いいよね、お兄ちゃん?」
「ああ、そんな呼び名で良ければ好きなように呼んでくれ」
 不思議としっくりとくる呼び方に俺は頷いた。
 深柚那の人懐っこい性格のせいか、まるで数年も前から付き合いがあるような感覚だった。
「じゃあ、お兄ちゃん、『ご主人様』って呼んでもいい?」
「それはやめてくれ。周りから冷たい視線で攻撃されてしまう」
「ところで、優奈ぁ〜? その自慢の兄さんと仲良くデートしてたり、イチャイチャしているのはどういうことかなぁ? ニヤニヤ」
「えっ、あぅ……か、からかわないでよ」
 うん、中々ノリのいいコだ。これなら簡単に打ち解けることが出来そうだ。
0450 ◆S1TzStjJG6 2010/07/07(水) 23:17:43ID:BAVuNGiy0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take06 3/3

 電車の中で話しに夢中になり、優奈の手が徐々に俺の股間へと近付いていることに気付いていなかった。
 手の甲がすりすりとズボンのジッパーの上で往復を始めてようやくコトの重大さに気付く。
(またか、妹よっ!?)
 これは家に帰ったらたっぷりオシオキが必要だと思いながらも、俺は何気ない顔をしながら深柚那と会話する。
 妹の友人の目の前でズボン越しにスリスリと弄られるのは、冷や汗モノだ。
 しかし、クセになるような強い鼓動が身体を支配し、それが心地よくさえ思えてしまう。
「お兄ちゃん、どうしたの? ちょっと顔色が悪いねぇ? あ、もしかして……うふふふふ」
(気付かれたっ!?)
 初対面なのにこんな人前で妹の手で股間を弄らせるような変態だと思われるっ!?
「み、みっちゃん……これはそのっ……」
 妹は自分の右手が勝手に動いているとでも言うのか、慌てて事態の説明をしようとしていた。
「いいの、優奈。私達の友情はその程度では壊れないわっ! いえ、むしろそういうことに興味を持っててアタシは嬉しい」
 突然妙なことを言い出すと、深柚那はそっとスカートの裾をめくる。
 短いスカートの裾から、僅かにピンクの縞パンが覗く。
 妹の手の甲で抑えられたペニスがグンと膨らんだ。なんというか、最近の俺、エロフラグ立ち過ぎ!
「こういうことってアタシ初めてだけど、興奮するね……お兄ちゃん☆」
 ニコっと幼い顔立ちの表情が笑顔を浮かべると、無邪気さの中にも淫靡さが強く現れる。
(妹の友達の前で、しかも電車の中でこんなこと……)
 あまりにも倒錯的なシチュエーションに俺の興奮のボルテージは最高潮に達しそうになる。
「ダメッ」
 『ぎにゅっ☆』と、妹様が俺の息子に無慈悲なアイアンクローをかましてくれる。
「────!」
 声にならない悲鳴をあげる俺を、ぷーっと頬を膨らませて嫉妬の表情で睨む優奈。
 帰ったら絶対オシオキしてやる。<終了>
0452 ◆S1TzStjJG6 2010/07/09(金) 03:56:15ID:briuoUJv0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 1/3

「あっ、やあ、あぁっ……やめて、お兄ちゃんっ! 離してぇ」
 6畳間の部屋に、今年16になる妹の叫びが響いた。
「お前がパジャマのまま、俺の部屋に入ってくるのが悪いっ」
 なぜならば、兄が朝起きると妹に欲情して押し倒していたからだ。
 年頃の若い女の子が、性欲を持て余す男子の部屋に、ピンクのパジャマの上だけでやってきては、それも至極当然と言える結果だろう。
 何事にも色欲の眼差しで見てしまう思春期の兄が今まで襲わなかったのは、その辛抱強い性格の賜物と言えるだろう。
「いやぁ、ああぁっ、お母さんっ!」
 叫び、暴れる妹をベッドに引き込み、馬乗りになって、腕を組み伏せる。
 兄の腕力の前では、妹の必死の抵抗など空しいものであった。
「ふんっ、アイツがお前のことなんて助けたりするもんか。お前は浮気相手の子どもなんだからなっ!」
「いやああぁぁあっ!!」
 力任せにパジャマを掴むと、ボタンが弾け飛んで、素肌が現れた。
 若さ溢れる16歳の美少女の活発そうな表情が悲しみに歪む。
 弾むようなCカップの乳房が兄の目に飛び込む。そこは膨らみこそ認められるものの未発達さを醸し出しており、ツンと上向きな形をしていた。
「ノーブラか。いやらしいヤツめ」
「寝る時はブラしないだけ……私、いやらしいコじゃないっ!」
 肌を見られる羞恥に恥じらいながらも、妹は兄の言葉を強く否定する。
「はっどうだか? お前の母は俺の親父を誘惑した淫売なんだろう? きっとその血がお前にも流れてるぜ」
「そ、そんな酷いっ……」
 兄の言葉に妹は目尻から涙を流す。一体自分がどんな悪いことをしたのだろうか?
 あまりの仕打ちに妹は悔しさで胸がいっぱいになる。
 兄はその一筋垂れ落ちた涙を舌ですくい取り、頬に唇を寄せる。
0453 ◆S1TzStjJG6 2010/07/09(金) 03:56:37ID:briuoUJv0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 2/3

 頬を伝う兄の舌のおぞましさに、震える妹。
「いやっやめてっ……うぅう」
 眉を寄せて泣き顔を見せる。腕には鳥肌が立っていた。
「やめるもんか。今からお前を俺のモノにしてやるぜ」
 背ける顔を追いかけて、兄の舌が妹の唇に近付いてくる。
「んっ、ぅぅぅ、いやあぁ……」
 唇を拒否するように顔を背けると、兄の手が妹の顎を掴んだ。
「い、いやっ……やめてっ」
 左右に顔を振ろうとしても、しっかり固定され、兄の魔の手から逃れられない。
 顎を強く抑えられ、兄は妹の薄桃色の唇に狙いを定め、顔を近付けた。
「んんーーーっ! んーーっ!!」
 いくら暴れようとも、兄がしっかりと抑えられて肉厚のある唇をしゃぶられる。
 柔らかい口唇を重ね合わさると、妹は自分が汚されているのを実感する。
(私、今お兄ちゃんにキスされてる……)
 初めてのキスを奪われて、妹の瞳にじわりと涙が浮かぶ。
「初めてだったのに……酷いっ……あむぅ……んんんんぅ」
 唇を押し付けられ、何度も唇を吸い上げられるたび、身体の奥から不思議な感覚が湧き上がってくる。
(な、なんで……イヤなのに……なのに……)
 兄に唇を吸われ続けていると、徐々に身体から力が抜けてくる。それは生まれて初めて感じる蕩けるような感覚だった。
「ふぁ……はあぁ……はあぁ……だめ……お兄ちゃん、いやぁっもう、やめて! あうぅ……んむうぅぅう……」
 おもむろに自分の胸を揉まれていることに気付いた妹は慌てて兄の手を掴む。
(あああぁ……だめっ……触らないでっ……これ以上、お兄ちゃんの自由にされたくないよぉ)
 何度も口付けをされ、唾液で唇を濡らされながら、自分の身体を自由にされる屈辱に、妹は涙を流す。
0454 ◆S1TzStjJG6 2010/07/09(金) 03:57:22ID:briuoUJv0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 3/3

 声も出せず、兄の部屋の中で襲われる妹。バタバタと暴れるたび、ベッドのシーツがよじれ、掛け布団が落ちていく。
 妹の涙は枕を濡らし、兄の下でもぞもぞと身じろぎをする。
 それは兄の魔の手から逃れようと必死でもがいているのだが、兄の手で胸をいじられるほどに全身から力が抜けて、蜘蛛の巣にかかった蝶同然だった。
 もがけばもがくほど、兄の手という糸が身体に絡みつき、官能の炎で身体が炙られる。
「お前は俺のモノだ」
 耳元で囁かれた言葉に、妹の心臓は不意に高鳴った。
「……え、お兄ちゃん?」
「誰にも渡さない……誰にも手を出させない」
(ず、ずるい……突然そんなこと言うなんて……)
 今まで乱暴に、そして強引に責められていた反動が妹の心の均衡を突き崩す。
「……はうぅ、むぅぅぅう……んんぅ」
 半ば兄に強引に唇を奪われ、妹は口唇結合のほの甘い愉悦に脳が蕩けそうになっていく。
「お兄ちゃん……私、お兄ちゃんの妹なのに……」
 とろんとした瞳でキスを受け入れてしまう妹。
 だんだん兄の愛撫に全てを任せてしまいたくなる衝動に駆られる。
「だが血は繋がってないぞ……」
「だ、だめ……お兄ちゃん……それでも兄妹だから……許して……お願い……もうやめて」
「だめだ……もうお前は逃がさない」
 妹の哀願を無視して兄は自分の下で広がる裸体に顔をうずめた。
 兄の愛撫に徐々に抵抗できなくなっている自分に戸惑いつつも、燃え上がる身体を止めることが出来なくなっていた。
(私はお兄ちゃんに……)

 続きはwebで(ごめん、正直、力尽きた……)
0458名無しさん@そうだ選挙に行こう2010/07/10(土) 11:18:31ID:y+yrFikY0
朝起きたら妹に、
「罰ゲームとか練習とか、そんなチャチなものじゃ断じてないのですよ」と言われた。
0459 ◆S1TzStjJG6 2010/07/12(月) 03:53:15ID:Agtu6S+o0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 2nd 1/3

「んんっはあぁ……むぅぅぅぅぅんんんぐぐぐぐぐうぅぅぅぅっ!!」
 兄の愛撫を受けて、口から漏れ出そうになる喘ぎ声を押し殺す。
 妹の身体は兄の愛撫を受けるたび心地よくなり、熱を帯びていく。
(どうして……身体が反応しちゃうの……私、どんどんお兄ちゃんに抵抗できなくなっちゃう)
 朝起きたら妹に欲情して、押し倒した兄の行動に、妹は抵抗すら忘れて感じていた。
 潤んだ瞳で兄を見つめ、はだけられた胸を隠すのを忘れていた。
 兄の唇が指先が膨らみかけの乳房をそっと触れる。
(あ、お兄ちゃんが胸……触ってる……恥ずかしい……)
 指先が膨らみかけた乳房のふもとに触れると、妹は自分の女性のシンボルに触れられて、少し誇らしく思ってしまう。
(私のおっぱい、お兄ちゃんに触られている……)
 クラスの友達が触ってくるようなイタズラ感覚ではなく、いやらしく、卑猥な触り方。
 兄の指先は確実に妹の官能を呼び出し、妹の火照りを強くさせる。
 指先が乳房の輪郭を触れると、妹の身体にゾクゾクとした感覚が走り、子宮を疼かせる
(どうして……お兄ちゃんの手が胸を触るだけで、下半身が疼いちゃう……)
 足が自然と内股気味になり、切なさが胸を締め付ける。その強さは徐々に強くなっていった。
 その様子に気付く兄は唇を吊り上げて、意地の悪い笑みを浮かべた。
「どうした? さっきまであんなに嫌がっていたのに。もしかして感じてきたのか?」
「そ、そんなことないっ!」
 妹は心理を的確に突かれて跳ねるように否定する。しかし、身体は確実に兄を求めて熱くなっていくのを止めることが出来なくなっていた。
「じゃあなんでお前は俺から逃げようとしないんだ?」
 兄は不意に妹の上から離れた。
 離れた拍子に妹の視界に、パジャマのズボンを押し上げて、生地を突っ張らせた兄の股間部分が映った。
0460 ◆S1TzStjJG6 2010/07/12(月) 03:53:50ID:Agtu6S+o0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 2nd 2/3

(お兄ちゃんの股間があんなに大きくっ……!? 私、このままじゃ本当にお兄ちゃんに犯されちゃうっ!)
 夢見心地から一気に冷めた妹は、慌てて兄のベッドから降りる。
 すたんと、床に足を付けた瞬間、腰が砕けたように、膝が折れた。
(あ、あれ……どうして身体に力が入らないの?)
 兄の愛撫によって、骨抜きにされたことに気付かない妹は、自由の利かない身体を動かして前進しようとする。
「あうっ……」
 乳首が床に擦れて思わず喘ぎ声を上げてしまう。
「どうした? お前、俺から逃げ出したいんじゃなかったのか?」
 地面を這って進む妹を歩いておいかけ、妹を腕を掴み、引っ張りあげる。
 妹は自分では立っていられず、兄の胸に身体を預けた。
(あ、お兄ちゃんの胸板……すごく広くて頼りがいがある……)
 妹は兄に男を感じると、ますます身体が火照り、股間の奥がじゅんと潤うのを止められなくなっていた。
「どうして逃げないんだ?」
「か、身体に力が入らなくて……あっ」
 兄の指が妹の華奢な身体を正面から抱きしめると、パジャマの裾をめくり上げ、丸みを帯びたショーツを撫でる。
 フルバックショーツは色気の無いものだが、お尻を撫で回すには丁度いい面積を持っていた。
 下着を妹の尻に手が這い回ると、妹の身体の芯が蕩けそうになっていく。
(ううううぅぅっ……すっごく恥ずかしいのに……どんどん気持ちよくなっちゃう……私の身体、どうなってるの?)
 泣きそうなのに、兄の手から逃げられない自分に驚きが隠せない。
(犯されちゃう……お兄ちゃんに……)
 丁度下腹部のあたりで熱く反り返っている肉棒を感じて、ドキドキが強くなる。
 しかし、恐怖が残っているのも確かで、ここで処女を失いたくないという気持ちもあった。
0461 ◆S1TzStjJG6 2010/07/12(月) 03:54:16ID:Agtu6S+o0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 2nd 3/3

「い、いや……やっぱり……お兄ちゃん、許して……」
「何を言っているんだ? イヤがるのがいいんじゃないか」
 兄は残酷な笑みを浮かべると、妹のショーツの中に手を差し入れ、直接お尻を触れ始める。
(お兄ちゃんの手が、直接私のお尻を弄ってる……これじゃ、まるで痴漢されているみたい)
 崩れ落ちないように兄の肩に掴まり、胸を押し付けて、小さく震える。
 膝が笑い、パンツの基底部が湿ってくるのが分かる。
「いい尻だな。胸もいいが、尻の肉がしっかりついてるな。こっちも気持ちいいのか? お前は本当に淫乱だな」
「そ、そんなことないっ! これはお兄ちゃんが触るからっ! んっ、は、ああぁぁ」
 羞恥に泣きそうになりながらも、兄の手に悶え、もっと刺激を欲している自分がいることに妹は気付く。
(ど、どうして……お兄ちゃんの手がどんどん気持ちよくなって……身体がどんどん熱くなるよぉ……)
「エロい声出しやがって、男を誘っている証拠だろ?」
「あ、ああぁぁ……お兄ちゃんっ……お尻ぃ……おしりい……」
 兄の指がグニグニと妹の尻肉に沈み込む。
「じゃあ、おっぱいの方がいいのか? じゃあ、吸ってやろうか」
「だ、だめっ……そんなことされたら私……私……」
(気持ちよくて、どうにかなっちゃうかも知れない)
 兄の唇がゆっくりと近付いてくる。緊張で、妹の乳首がむくっと頭を持ち上げた。
 吸われた時の甘い感覚が身体を襲うかと思うと、自然と身体がきゅんとして、妹の瞳が潤む。
「あ……」
 兄の唇がゆっくりと妹の胸の上に被さる。
「はうぅぅぅっ!!」
 吸われた瞬間、妹の身体に大きな電気が走り、下半身を強く痺れさせた。その甘く陶酔してしまう刺激が連続してやってくる。
「だ、だめっ……はあぁっお兄ちゃ、ん……んんっ、ああ、あああぁぁぁあっっ!!」
 強い電流に腕からも完全に力が抜け、地べたにお尻を付けた。もう兄からは逃げられない。妹は観念するように頭を垂れた。(続く)
0462 ◆S1TzStjJG6 2010/07/12(月) 03:56:02ID:Agtu6S+o0
ありゃ、2話で終わらせようと思ってたのに、続いてしまった。
やっぱり、5キロ10キロじゃエッチシーンは語りつくせないか。
右手シリーズもあるし……ちょっと要領気をつけないと……。

末文ではありますが、少しでも楽しんでいただけたら、幸いです。
お目汚し失礼しました。
0463名無しさん@初回限定2010/07/12(月) 07:08:47ID:IkikJAIXP
ううむ。 続編書くわでかなりの活躍
起きたらになってないとか、押し倒したとか書いた題材を反映してくれて楽しいなあ

ご苦労様です
つ【栄養ドリンク】 ドーピングして頑張ってくれ
0467 ◆S1TzStjJG6 2010/07/14(水) 03:42:28ID:xpXtkkuB0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 3rd 1/2

「お兄ちゃんっいやあぁっ、やめてぇえええっ!」
 妹は兄にその細い腕を掴まれると、再びベッドの上に押し倒されていた。
 四肢に力が入らなくなっている妹は兄に逆らうことすら敵わず、そのままベッドのクッションに身体を鎮めた。
「あああぁっっ! だめえっ、おにいちゃ、ああぁっ、ふぅぅんっ」
 ベッドに倒れこんだ妹の上に覆いかぶさった兄はすかさず乳房にしゃぶりつく。
 乳首の先がジンと痺れて妹の身体を甘い電流が支配した。
「だ、だめっ……や、あ、あああぁっ……はあぁんっ……ぅぅんんっ」
 もはや妹は兄に身体を自由に弄ばれるしかないのに、力の入らない腕で抵抗を試みる。
 しかし兄の頭の上に手を置き、軽く置く程度では役に立たない。むしろ兄を興奮させるための材料にしかならなかった。
 ……ちゅぱっ、ちゅぅ……じゅるる……。
 兄の舌がツンと尖った乳首に絡みつき、唾液をまぶす。
「はあぁ、あ、あああっ……んんっ、くぅんっ! や、いやあぁっ、だめえぇ……あ、ああぁ」
(だめぇ、お兄ちゃんの舌が気持ちいいよぉ……乳首、ビンビンする……)
 快楽の強さに身体をよじり、甘い吐息を吐いて、気持ちいいよ、と兄にはしたないアピールをしていた。
(そろそろ、股間が寂しい頃合か?)
 兄は妹の表情と股間の様子を見ながら、乳房をさらにねちっこく責める。
(股の間がむず痒いよ……お兄ちゃん……胸ばかりじゃなくて……あそこも触ってほしい……)
 兄の予測通り、妹の精神は早くも蕩け始めており、股間は愛液でグッショリと濡れて、白い生地が透けて若く毛の薄い部分が見えていた。
 おもむろに胸にしゃぶりついていた兄がゆっくりと乳房の膨らみに沿って舌を下ろし、下乳部分を舐め始める。
 兄の舌が肋骨へと唾液の道を作り始めた時、妹の心に僅かな喜びと期待が甘い疼きとなって秘唇を湿らせた。
 ぬめった舌先が腹部へと下りてくると、妹の期待はどんどんと膨らんでくる。
「あ、ああぁっいやあぁ、だめぇ……お兄ちゃん、そこ、だめっ、恥ずかしいよ、いや、いやああぁ、やめてええぇ」
 てっきり股まで下りてくるかと思いきや、兄は妹の綺麗な腹部の中央、僅かに窪んだヘソを始めたのだ。
0468 ◆S1TzStjJG6 2010/07/14(水) 03:43:15ID:xpXtkkuB0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 3rd 2/2

 予想外の責め場所に、妹の脳内では軽くパニックになる。
(おへそなんてだめっ……だめぇ……いや、ピリピリする……んんっだめなのにぃ……。もう切なくて堪らないのに、もっと堪らなくなっちゃう!)
 汗がじっとりと浮かんだヘソをペロペロとする兄に軽く恨む。
 ジタジタと浜に打ち上げられた人魚の如く、身体を揺らす妹。
 ねっとりと責めてくる兄に、妹の神経はもはやおかしくなってしまいそうだった。
「あ、あああぁあぁっ……やあぁ……ううぅぅぅぅ……お、お兄ちゃんっ……も、もうやめてぇ……」
 泣きそうな表情で兄に訴えかける妹。もう切なくて、陰裂はジンジンとしていた。このままじゃ頭がおかしくなりそう、と訴える。
「そうかそうか。ここはもうイヤか……」
「あ……♪」
 兄の舌がようやくショーツの上に滑り降りた時、妹は思わず嬉しそうな声をあげていた。
「もうグッショリじゃないか。直接触ってないのにこんなに蜜を溢れさせやがって。お前の処女の匂いすら感じそうだな」
 わざと妹の濡れ透けたショーツの前で鼻を鳴らし、匂いを嗅ぐ。
「や、やめてお兄ちゃん……匂いなんて嗅がないで」
「じゃあ……舐めてやるよ」
(お兄ちゃんに舐められちゃう……!)
 兄の鼻息を感じていよいよ、もっとも官能の強い刺激が身体を襲うと期待に胸を膨らませ、妹は瞳を閉じた。
 ねっとりとした赤く柔らかい肉片が弾ける水音が兄の六畳間の中に響いた。
「んんぅぅぅ……うぅぅぅ〜〜〜」
 妹は自分の股間を見て、兄を恨めしそうに見つめる。
 太腿の上を這う舌先が辛く、妹にはもう限界だった。
「どうした? なんでそんなに不満そうな表情をしているんだ?」
「お兄ちゃん、アソコが切ないの……お願いっ……弄って。私のあそこ弄ってぇ……」
 ついに妹は自らの欲望を言ってしまった。
 (すまない、もうちょっとだけ続くんじゃ)
0470 ◆S1TzStjJG6 2010/07/14(水) 09:44:35ID:+smrQTaU0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 4th 1/4

「あそこってドコのことだ?」
 兄は意地悪に言い、太腿の内側に唾液を引き伸ばす。しっかりと実の詰まった太腿を舐められ、妹の背筋には寒気と共にじれったい刺激が走る。
「うっ……あ、あそこは……あそこでしょ……」
 自分から場所を言うのは恥ずかしいのか、妹は言葉を濁してもぞもぞとする。
 兄の舌が波のように陰部に近付いては、引いていくのがもどかしくて、兄の舌に自分を押し付けたくなる。
「う〜んどこだろう……ここかなぁ……?」
 兄はとぼけて妹の足の指を口に含んだ。指先は兄の唾液で濡れて、照り輝く。
「それともこっちかな?」
 兄の手が妹の乳房に伸びる。ツンと膨らんだ乳肉に指が沈み込み、乳首が左右バラバラの方向を指した。
「だ、だめっそこじゃない……ま、まんこ! あ、ぅぅ……」
 あまりのじれったさに、思わず口走る妹。
「ふっ……なんだって、もう一度言ってくれよ……。どこを触ってほしいんだ?」
「だ、だから……その……そ、の……ま……まん……まんこよ……」
 妹の心が恥ずかしさに燃え上がりそうだった。
「いいだろう……舐めてやるよ」
 兄は舌舐めずりをすると、妹の股間に顔をうずめる。
 ついに、来る……妹の胸中は期待で燃え上がり、兄の舌を待った。
 愛液で濡れて割れ目がハッキリと見える陰部に、兄の口が近付く……。
 ピチャリ、舌が触れる。
「────っ!!?」
 待ちに待った電撃が脊髄全てを震撼させた。
「あ、ああああぁぁぁっ!!」
 兄は妹の下半身の唇に吸い付いた!
0471 ◆S1TzStjJG6 2010/07/14(水) 09:44:57ID:+smrQTaU0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 4th 2/4

「ひぐうぅっっ!!」
 強過ぎる快楽が脳を真っ白にさせる。しかし兄の怒涛の責めが続く。
「だ、だめえっお兄ちゃんっ……あ、ああぁっ……っくああぁあああーーっ!!」
 感情が抑えきれず、言葉となって、溢れ出す。
 そこに追撃をかけるように、兄の両手が妹の両乳房を握り締め、優しく揉みこね始める。
「だ、だめっぇっ、あ、あああぁあっ!! ううぅぅ、ひぃ、ンンンンンンッ!!」
 上半身からじわりと広がる官能の波紋が、下半身から来る強烈な電流と共鳴して妹を狂わせる。
 陰唇からは男を求めて、愛液が溢れ出す。
「これは直接舐めてやらないとダメだな」
 兄は白のフルバックの両サイドに指を引っ掛け、ゆっくりと下ろした。下着に込められていた甘酸っぱくどこかミルクを思わせる匂いが広がる。
 陰部を見られる恥ずかしさに妹の身体の内は更に燃え上がる。
「だ、だめぇゆるひておにぃちゃん……これいじょーきもちくされたら、わらひっ……なにもひきゅぅぅっっ!!」
 兄は妹の言葉を無視して、可愛い悲鳴をあげさせる。小さく開いた桃口にディープキスをしたからだ。
「はあ、あああぁっっやあ、ああぁっ、あうぅぅ、ああああっ!!」
(いま、わたし……完全にお兄ちゃんのされたいように……されちゃってるよぉ……あ、ああ、頭、真っ白になっちゃう)
 妹の身体が跳ね、ピンッと足が張る。
 細腰が釣り上がって、陰部から透明なしぶきが弧を描いて溢れ出した。
「イッてしまったようだな……だが、まだまだ」
「う、うそ……やめて、お兄ちゃん……は、ああぁ……んぅぅぅふぅ……やめてぇ……もう、あああぁぁぁ」
 兄の愛撫は絶頂を迎えた妹を休ませることなく、連続した責めを繰り返す。
(ああああ、胸もアソコも気持ちいい! お兄ちゃんに犯されてるのに気持ちよくて、全身が蕩けちゃうよぉっ!!)
 甘い泣き声は耐えることなく続き、何度も絶頂を迎えた。
0472 ◆S1TzStjJG6 2010/07/14(水) 09:45:19ID:+smrQTaU0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 4th 3/4

「そろそろ頃合だな……」
 兄がギンギンになった肉棒をズボンの内から取り出した。
「はあぁ……はぁぁぁ……」
(お兄ちゃんに犯されちゃう……でも、もう身体が動かないよぉ……)
 妹は兄の愛撫によって、幾度も絶頂を迎えさせられ、完全に四肢に力が入らなくなっていた。
 兄は、快楽にしか反応しなくなった妹のほっそりとした両足を左右に開く。
 太腿に引っ掛けられたショーツが左右に伸びて、その奥に妹の大事な秘部が見えた。フレッシュピンクが煌いている。
「いくぞ」
 ゆっくりと入り込んでくる肉棒を挿入する。すっかり男を受け入れる準備を完了させた妹の身体は肉棒を受け入れてしまう。
(あ、ああぁぁぁ……お兄ちゃんを受け入れちゃった……だめ……なのに……。でも、気持ちいいっ……!)
 自分の内側で熱を発する肉の棒に安堵と強い快楽を覚える。
「だめぇ……だめええぇ……お兄ちゃんっ……気持ちいい……気持ちいいよおおぉ……」
「俺も気持ちいいぞ、お前のオマンコがねっとりと絡み付いてきて……最高だ」
「いやあぁ、言わないで……恥ずかしいよおっ、あああ、うああぁぁんっ!!」
 恥じらいを感じるたびに身体の奥がキュンと疼き、性の痒みとなって兄にえぐってもらいたいと要求する。
 その希望通りに兄の固く怒張した肉槍の穂先でえぐられると、うっとりするような快美感に包まれてしまう。
「ああ、ひぃぃっ、だめっなのに、兄妹でこんなことしちゃだめぇ、なのにぃぃぃっくっぐぅうぅっっ!!」
 犯されているのに、朝から無理矢理押し倒されたのに、兄が愛おしくて仕方ない。
 こんなにも気持ちよくされているのだから自分は大事にされているのだと、思ってしまう。
 あまりに愛しくて、妹は自分から兄に手を伸ばし、キスをする。
「んんむぅぅんん、ちゅぅうっ、んんんふぅっ、んふああぁ……んんむぅう……」
 兄はすぐに妹のキスに答え、口内にまで舌を侵入させて、上下の穴を同時に犯した。
0473 ◆S1TzStjJG6 2010/07/14(水) 09:47:51ID:+smrQTaU0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 4th 4/4
「出るぞっ! うぅっ」
 兄の腰の動きが、船を漕ぐような大きなストロークから、揺するような細かなピストンへと変わる。
「んっ、あ、あ、ああ、ああ、ああ、ああぁっ!!」
 短く、小刻みに、絶え間なく送られてくる快楽に、妹は幾度目かのエクスタシーの予感を迎える。
「中に出されちゃうっ……お兄ちゃんの精液、中にぃ……中にいぃっ」
(だめっ、それだけはだめっ……だめっ!)
 否定するのは心だけで、身体は兄をキツく締め付け、離すまいと絡みつく。
「出してやるよ、何たっぷりとな。そして俺の子どもを孕むがいい……行くぞ」
 兄は額に浮いた汗を払いながら、妹の揺れる乳房を握り締め、乱暴に弄びながら万が一でも抜けないようにと腰を深く挿入する。
 膣内を兄の肉棒でいっぱいに拡充された妹はこれから中に出されてしまうという絶望感にいい得ない恐怖を覚えた。
「だめぇ、だめえっ……だめええええぇぇっ!!」
 しかし拒否すればするほど、その意思を兄に蹂躙されるという期待が膨らみ、被支配感が生まれて脳髄を蕩けさせる。
 もはや自分は兄の性に奉仕するためにイヤがっているのではと思うほどだった。
 兄のピストン速度が限界に達すると、精液がドクンと溢れ出るのを感じる。
(ああぁ……出てる……お兄ちゃんの熱い精液、私の中にいっぱい、いっぱい……)
 ビクンと男根が反り返るたびに甘酒のような精液が入り込んでくる。膣表面はそれを受け止めると、妹を陶酔させる。
「んんぅぅ……あ、ああぁ♪」
 心地良かった。この世のものとは思えないほどの心地良さが子宮から湧き上がってくる。抗えないほどの甘美な感覚に妹は完全に虜になっていた。
 兄の子種を受け止めてしまい、完全に取り返しが付かないコトになってしまった絶望感よりも、兄に愛された悦びが大きかった。
 嬉しさに自然と表情がほころび、心地良い疲労感に身を任せながら、荒い呼吸を繰り返す。
 ……しかし、少女の地獄はここからだった。
0474 ◆S1TzStjJG6 2010/07/14(水) 09:52:41ID:+smrQTaU0
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた 4th 5/4

「……まだまだ終わりじゃないぞ」
 兄は妹と繋がったまま、栄養ドリンクを飲んでいた。分かりやすい連戦の合図。
 兄に支配され、逃げること敵わぬ相手がまだ自分を求めて、貪る。
「い、いや……お兄ちゃん許して……これ以上気持ちよくされたら、私おかしくなっちゃうっ……」
「おかしくなるまでヤるんだよっ! それが、俺の復讐なんだからなっ!」
(えっ……復讐……)
 妹の脳裏に思い浮かんだ疑問は、兄の愛撫の甘さによって一瞬で消し飛しとんだ。(続)


 お目汚し、失礼します。
 いつも感想と乙、ありがとうございます。とても励みになります。
 とりあえず、栄養ドリンク剤をいただいたので、作中でむりやりですが、使ってみました。

 右手の続きを期待している方(いるのか?)ごめんなさい。
 押し倒しの方が早く終わりそうなので、押し倒し頑張ります。
 次は右手をやって、押し倒しやって〜という感じです。

 >>458のネタも時間があったら挑戦してみます。

 末文ですが少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
0476 ◆S1TzStjJG6 2010/07/15(木) 19:20:43ID:Ozuz3gf00
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた final 1/4

 朝起きたら妹に欲情して押し倒していた。
 兄の欲望のままに毒牙にかけられた妹は、今ベッドの上でいいように肉体を弄ばれていた。
 兄と妹が結合する部分からは気泡のついたミルクがゴポゴポと溢れ出して、よじれきったシーツを濡らす。
「ああ、あああぁぁっ……うぅぅ、は、あああぁぁっああああぁぁっ!!」
 妹は兄に押し倒され、何度も何度も精を注ぎ込まれていた。
 転がっている栄養ドリンクの瓶も5〜6本転がっており、兄がどれだけ妹を嬲り抜いたかが窺えた。
「ちょ、ちょっと兄……貴方、何をしているのっ……」
 六畳間の部屋に震えた女性の声が染みる。
 部屋の入り口には、兄と妹の母が青ざめた表情で繋がる2人を見ていた。
「や、やあぁ……か、かあさんっ……みないでっ……あ、ああぁ……おにいらん、もう……」
 妹は兄の性的な攻めを幾度も繰り返し、数え切れないほど絶頂を迎えさせられ、完全に蕩けきっていた。
「ど、どうして貴方が、妹とそんなこと……う、うそよ……うそっ……そんなことってっ……」
 唇を震えさせ、裸同士で結合する2人を見つめる。
 そんな兄を見て、唇を震えさせていた。
「アンタと同じだよ。昔アンタが俺にしたこととな」
「そ、そんな……う、うそっ……私の可愛い兄が……兄がぁっ!!」
 ヒステリックに叫ぶ母。
「お、お兄ちゃん……お兄ちゃん……えへへへ……」
 幸せそうな表情で兄の胸に甘える妹。
「どうだ? お前が憎いと思っている女とセックスしているのを見るのは?」
 むせ返るような性と汗の匂いを感じながら、妹の秘壷をかき回す。
「いや、やめてぇ……そんな女と交わらないでぇ!」
0477 ◆S1TzStjJG6 2010/07/15(木) 19:21:22ID:Ozuz3gf00
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた final 2/4

 悲痛な叫びをあげながら、兄と妹の濃密なまぐわいを見つめる。
 兄は母に見せ付けるようにしながら、妹の未熟な乳房を愛撫する。
「ああぁん……お兄ちゃん……んん、ふうぅ……んんぅん……」
 短い時間ながらも、すっかり兄の手によって開発された妹は甘く喘ぎ、兄と唇を重ねる。
 たっぷりと濃いディープキスを続けて、愛し合うとそれを見つめていた母が膝を折る。
「どうして……あんなに可愛がってあげたのに……」
「可愛がった? 俺にとっては地獄だったよ。毎日、毎日俺の身体を自由にしやがって」
「お兄ちゃん……あんっ……お母さんに、こんなことを……?」
 兄は憎たらしいと言わんばかりに、妹の中に精を放つ。
「うああぁんっ……お兄ちゃんの精液、入ってくる……んんんぅ……気持ちいい」
「や、やめてぇっ……私の兄の精液取らないでぇぇーー!」
「ダメだ、最後まで飲み込ませてやるぜ」
 兄は深く、何度も何度も腰を前後に振り、男の樹液を吐き出す。
 先に放っていた精液をかき出しながら、新たな精液を子宮に送り込み続ける。
「お兄ちゃん……お兄ちゃん……♪」
「あ、ああああぁぁぁぁ……そんなぁ……どうして、どうしてよおおっ兄ぃぃ!!」
0478 ◆S1TzStjJG6 2010/07/15(木) 19:22:21ID:Ozuz3gf00
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた final 3/4

「てめえぇの胸に聞いてみろ! お前は俺に何をした? 何をしてきたんだ!?」
 兄は幼い頃、母の手によって、調教されていた。
 無理矢理割礼され、男として……そして性のオモチャとして扱われてきた。
「どうにかして、この女に復讐したい……それも最高の方法で……。ずっとそのばかりを考えて生きてきた」
「兄はこの母の愛が分からないの? さあ、そんな女なんて捨てて、母さんの元に戻っておいで」
「イヤだね。生憎と俺はコイツを愛している。お前が憎くて憎くて仕方ないコイツだから俺は愛すると決めた。それが俺の復讐だ……」
 自分を溺愛するのに反比例して、迫害されていた妹……。
「ぐぐぐぐうぐぐぐううぅぅぅうぅっ……またしてもっ……またしてもアンタの家系はアタシの大事なヒトを奪うのかっ!! あああぁぁぁぁぁ!!」
 ヒステリックになった母が、喉の奥から搾り出すような憎悪の声を出した。
 呻き声は次第に嗚咽へと変わる。
 今まで自分のモノと信じて疑わなかった息子がよりにもよって浮気相手の娘と一緒になったのだから、その心情は推して知るべしなのかも知れない。
 これで兄の復讐は終わりを告げた。
「……私、お兄ちゃんに愛されちゃってるんだ」
 トクンと妹の胸がときめく。いやらしいことを繰り返したのにも関わらず恥ずかしさで顔が燃えそうになっていた。
「認めない、絶対に認めないっ!! そうよ、これは夢よ……夢なんだわぁーーっ!!」
 叫び泣き崩れた母の脇を通り俺達は部屋を出た。
 兄はようやく心からの自由を手に入れ、すがすがしい思いだった。
 対して妹は複雑な気持ちだ。
「お兄ちゃんは、お母さんに復讐するために私を愛してくれたんだよね。復讐はもう済んだから私は用済みなのかな」
「俺の復讐はここからが始まりに過ぎない。幸せな結婚式を挙げ、子どもを生み、生涯を通してお前を幸せにすることが、アイツへの復讐だ」
「そっか……これからも私、お兄ちゃんの復讐の道具として、利用され続けちゃうんだ」
 妹は少しだけ恥ずかしそうに微笑んだ。
0479 ◆S1TzStjJG6 2010/07/15(木) 19:23:08ID:Ozuz3gf00
▼朝起きたら妹に欲情して押し倒していた final 4/4

「そうだ。お前は心無い兄によって人生を無茶苦茶にされて、兄に隷従することを強要された可哀想な妹だ。
 だからお前はこれから世間の反対されながらも、俺と結婚させられるし、子どもも生まされる」
「い、いいよ、別に……世界中の誰も認めてくれなくても……お兄ちゃんが認めてくれるなら、それで……」
「私……お兄ちゃんのモノにされちゃったから」
 兄に唇を塞がれる。復讐と言いながらも優しく甘いキス。
 妹は兄の強引な愛撫の端々に愛を感じてしまい、犯されながらも好きになってしまったのだ。
「また今日みたいに襲ってくれたら嬉しいな……」
 もじもじとしながら兄の胸に甘える妹。
「私ずっと誰からも愛されなくて寂しかったから……これからは今までも分も含めて愛してほしい」
 妹は兄に人生最高の笑みを浮かべた。−End−

◆あとがき
 即興書きゆえ、最後の最後でちょっと苦しみました。
 しかも名前がないから、シュールで……。
 ……それと誤字脱字多くて申し訳ありません。

 末文故、お目汚し失礼しました。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
0482 ◆S1TzStjJG6 2010/07/19(月) 03:05:14ID:ZczCA99a0
▼朝起きたら妹に、「罰ゲームとか練習とか、そんなチャチなものじゃ断じてないのですよ」と言われた。 >>458 1/3
 ぬぷぅ……じゅっくちゅぅう……。
(世界が揺れる……なんだ、この……荒波の上を船で行く感覚は……それに、下半身が妙に熱いっ……)
 ずずっと下半身に圧力がかかると、陰茎の中に微々たる引力が発生する。そして、ヌルヌルとした表面……摩擦による天にも昇るような快感……。
(こ、これはまるで……!)
「はあ、ぁ、あああぁっ……うぁ、あああぁ……お兄様っ……お、にいさまぁっ、んっ、あああぁぁ……」
「お前は何をしてるんだーーっ!」
 目を開くと、妹がメイド服に身を包みながら、オレの上で卑猥な乗馬マシーン。
「か、勘違いなさらないでっ……これはぁ、罰ゲームとかぁぁんっ、練習とか、そんな……んぁ、チャチなものじゃぁぁぁん……断じてないのですよ」
 途切れ途切れ喘ぎ声を混ぜながら、妹はそれでも腰を止めない。黒のフリルがゆらゆら揺れる。
「むしろ、罰ゲームの方がうはぁんっ♪」
 俺も気持ちよくて、言いたいことが1/3も伝えられない。メイド服萌え。
「そう、これは義妹が出来る、最大の愛の……ああぁ……示し方……んふぅ……お兄様の妄想の実現です……んふぁぁ、ああんっ」
「そ、そうか、これは夢なのかぁ……あ、ああぁ……だったら、夢の中でぇくらいっ……んんんっ……好きにしていいよなぁっ?」
 俺は妹のメイド服の前をはだけさせると、一度も見たことがなかった妹のブラを目の当たりにする。
 夢の中なのに、妙にリアルなデザインのブラで、Eカップくらいの胸を包む布地の上からそっと握り締めた。
「んっ、お兄様……もっと優しくっ……できれば、先っぽを優しく弄ってくださいっ……あ、ああぁ、そうです……」
 妹は背中に手を回し、ブラのホックを外すと、上に生地をズラして、乳房全体を見せる。
 丸々と育った乳房は健康的な白さを見せ付けており、張り詰めた乳房は見ているだけでも俺の肉棍棒を硬くさせた。
0483 ◆S1TzStjJG6 2010/07/19(月) 03:05:40ID:ZczCA99a0
▼朝起きたら妹に、「罰ゲームとか練習とか、そんなチャチなものじゃ断じてないのですよ」と言われた。  >>458 2/3

「お前、胸を責められると、膣がきゅっと締まるんだな……気持ちいいのか?」
 柔らかく蕩けるような感触の乳房を揉みこねると、妹は喜びの表情を浮かべて甘えるように身体をよじる。
「うんっ……うんっ……お兄様に胸、責められると気持ちいいぃ……あ、あぁ……もっと、もっと愛してぇ……お兄様ぁぁっ!!」
「分かった。胸もアソコも思いっきり気持ちよくしてやるからなぁーーっ! ほらほらあぁっ!」
 ピンッと突き立った乳首を口に含み、乳首を舌で転がす
「あああぁ、んっ、は、あああぁぁ、胸っ、ちゅぅちゅぅされながらなんて、私、おかしくなっちゃうぅ……あ、ああ、ああああぁあーー!」

 ──今朝、そんな夢を見た。
 現実はそんなに甘くはない。だいたい妹が俺にそんな感情を抱いているワケがないのだから。
「どうしたんですか、お兄様。私のこと、じっと見つめないで下さい」
 ツンとお澄ましした表情は、俺に愛欲を求めるそれとは違い、冷たいものだ。
 母が再婚して出来た父の娘らしい。昔から英才教育を受けて、育ちの良い妹は、長女でありながらにして、将来は父を継いで社長である。
 それに比べて俺は平民育ちの平々凡々である。
 育ちの違いや、思春期真っ只中という複雑な年頃に増えた兄妹など、本人は認めたくはないのだろう。
 現にこうして2人きりで食事をしていても、話をするようなことはない。
(醤油が欲しいな)
 そっと食卓にある醤油瓶に手を伸ばすと、ふにっと妹の手が重なった。
「っ!?」
 ぼっと赤くなる妹の表情。慌てて手を引っ込めていた。
「どうした? 顔が赤いな、もしかして風邪でもひいたか? ちょっと熱でも」
 俺は妹の小さな頭を抱えるとそっと額を重ね合わせた。
「ひゃうぅっ! お、お兄様……なんで体温計を使わないんですかっ!」
 慌てて額を離す妹様。
0484 ◆S1TzStjJG6 2010/07/19(月) 03:06:06ID:ZczCA99a0
▼朝起きたら妹に、「罰ゲームとか練習とか、そんなチャチなものじゃ断じてないのですよ」と言われた。  >>458 3/3

「ああ、ごめん……。ウチだとこうだったから……」
「ま、全くこれだから育ちの悪い方は……もうっ……お兄様は……(まだ私をドキドキさせるんですか)」
「……夢の中みたいに素直だったらいいのに……」
「夢ですか……? 」
 妹は少しだけ困った表情を浮かべて、俺を見上げる。
「お兄様の夢のことはご存知ありませんが、私が素直になったらこういうことになってしまいますよ?」
 ふわりと柔らかい唇を重ねてきた。
「えっ……? ……もしかして夢じゃない? えっ、えっ?」
「今朝、私がメイド服を着て、お兄様と仲睦まじくしていたことですか?」
 それを知っている……ということは……もしかして……。
 もじもじと指を絡めて俯く妹。
「罰ゲームとか練習とかそういうチャチなものじゃないって……」
「この再婚……仕組まれたものなのです……。私がお兄様を手に入れるための……」
 妹はそう口にすると、そっと胸に甘える。
「えっ……ええっ!? そ、そうなのか?」
 そこまでして、妹は俺を……。
「なんて言うと思いました? お兄様はもう少し上品な趣味をお持ちになった方がよろしいかと思います」
 妹はツンとした表情で俺の鼻を押し込めた。
 どうやら俺が愛読しているエロ本の内容を知っているご様子に恥ずかしい気持ちが湧き上がってきた。
「それとあのような本を読むのはやめて下さる? 我が家の品位が落ちてしまうじゃないですか?」
 キッと厳しい瞳を見つめて、俺を問い詰める。
「どうしても、アレと同じモノが見たければ……そ、その……私が代わりをして差し上げますから……」
 妹は少し恥ずかしがって、文句を伝える。
 本当に夢じゃないのかも知れないが……できればもう少し素直になってほしいものだ。(終)
0486 ◆S1TzStjJG6 2010/07/19(月) 03:12:03ID:ZczCA99a0
 長い間書かないのは良くないと思いましたので、
 >>458さんのネタで書かせていただきました。

 末文ながら、少しでも楽しんでいただけたら、幸いです。

※●なしですと、規制に引っかかるのですね。(汗)
0487ハル兄 ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/23(金) 04:22:34ID:UYtnNws00
またまたお久しぶりのハル兄です。規制に巻き込まれたようです。
解除されたみたいなので、久しぶりに投下すべく準備中です。
>>S1TzStjJG6さん
乙であります。
0488 ◆S1TzStjJG6 2010/07/23(金) 22:24:40ID:5t23gDVg0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take07 1/1

「それじゃまったね〜、優奈、お兄ちゃん☆」
 元気いっぱいに手をフリフリさせながら、深柚那は短いスカートをはためかせ去っていった。
 嵐のような性格だったが、一緒にいるとどこか安心感のする女の子だった。
「どうしたの兄さん? ぼーと見つめちゃって」
(もしかして兄さんはみっちゃんみたいな女の子が好きなのかな……?)
 妹は掴んだ俺の手をブラブラさせていた。
「どうした、優奈? ふてくされてるなんて珍しいな」
「ふっ、ふてくされてなんか、ないよ……。ただ、ちょっとお兄ちゃんのみっちゃんに対する態度が気になっただけで……」
「別に普通じゃないか? というかお前の友達と話すことなんて稀じゃないか。直接友達になるようなことなんて無かったし……」
(だって……お兄ちゃん目当てになったら困るもん……)
 もしそうなら、妹経由で彼女の1人くらいできていてもおかしくない。
「そう言えば、私もお兄ちゃんの友達とお話したことない……」
 今気付いたかのように優奈は目を大きく開いて驚いていた。
(そりゃお前を紹介したらいつ手を出されるか分かったもんじゃないからな……)
 友人は性欲盛んな男達である。ウチの大事な妹など騙されて大変なことになったらと思うとぞっとする。
「同じじゃないか」
「そうだね……」
 ぎゅっと俺の手を握り返し、自宅に向かって歩く。
「ね、ねえ、兄さん……」
「ん?」
「私達……他の人から見たらどう見えるんだろうね……?」
 頬を赤く染めて、俺に問いかける優奈。こいつはどういう答えを求めているのだろうか?
「……そうだな。少なくとも仲良い男女には見えるんじゃないか?」
0489 ◆S1TzStjJG6 2010/07/23(金) 22:25:18ID:5t23gDVg0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take07 2/4

「仲の良い男女……か……えへへ……」
 こんな答えでも満足なのだろうか、妹は嬉しそうに頬を染め、両手で緩む頬を押さえていた。
 そしてそっと下ろした手がピタリと震える。
「……っ!?」
(だ、だめよ、こんな場所で……)
 優奈の様子が変だ。
「どうした優奈? 早く帰るぞ?」
「お、お兄ちゃん……手が、また手が勝手に……」
 優奈の手が吸い寄せられるように俺の股間をタッチする。
 ふんわり優しい触り方だが、形を確かめるかのように動く。
「ゆ、優奈……俺達……他の人から見たらどう見えるんだろうな?」
「えっ……と……仲の良い男女……?」
「帰ったらオシオキ。お兄ちゃん楽しみだなー♪」
「ひぃーんっ、これはわざとじゃないのにぃーー……!」
 優奈の手首を強く掴み上げ、窃盗犯を連行するように家に連れ帰った。

 自宅の中は静かだった。
 いつもなら母がテレビを見ながら「お帰り〜」と出迎えてくれるのだが、今日に限ってそれは無かった。
 今の机の上には一枚の手紙が置いてあり、母の手書きの文字が残されていた。
『お父さんの出張に付き合ってきます。一週間くらい戻りません。Vivaサイパン♪ 母より』
「これは……間違いなく遊びに出かけたな」
 仕方ない母親だ。
「だね……。ということはお兄ちゃんと2人っきりだね……」
0490 ◆S1TzStjJG6 2010/07/23(金) 22:25:45ID:5t23gDVg0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take07 3/4

「ほほぅ、2人きりか。そりゃあちょうど良い。せっかくだから両親の目が届かない今の内にオシオキをしてやろうか」
 ふっふっふっと肩を上下に揺らしながら、優奈を威嚇する。
「に、兄さんっ!? 目を光らせてこっち見ないでっ!? なにやらすごくやましい匂いを感じるよ!」
 怯えた表情を浮かべ、自分の身を抱き締めるようにして、一歩後ずさる。
 俺はそんな怯える妹を追い詰めるように、近付く。
「ちょ、ちょっと待って兄さん。お、おしおきって……何をするつもり?」
「そりゃお前分かってるだろ? 散々俺に恥ずかしいことをしたんだから、お前も恥ずかしい思いをしてもらわなきゃ不公平だろうが」
「う、ううぅ……それは、そうなんだけど……そうなんだけどっ!」
 頬を赤らめ、目尻に涙を浮かべる。
「いくら右手が自分の意思とは無関係に動くとは言っても、何度も何度も人前であんなことされたらお兄ちゃんも許せないぜ」
「う、ううっごめんなさい。兄さん、許して」
 優奈は肩を縮ませながら、深々と頭を下げた。サラリと天然色の黒髪が揺れる。
「許さない」
 ゆっくりと距離を縮めていくと、優奈は俺に恐怖を覚えたのかゆっくりと後ろへ下がっていく。
「あっ」
 優奈はソファーに足を引っ掛けて、身体がクッションに倒れ込む。
 お気に入りのワンピースの裾からは、真っ白な太腿が見えた。
 横になっても尚もその存在をアピールする乳房……肩口が大きく広がって、ブラのストラップが見えていた。
「兄さん……」
 黙って覆いかぶさると、優奈は瞳を潤ませて俺を見上げる。
 きゅっと小さく拳を作り、俺の行為を待つ。
「んんぅ……」
 ──俺はその日、初めて妹とキスをした。
0491 ◆S1TzStjJG6 2010/07/23(金) 22:26:12ID:5t23gDVg0
▼朝起きたら妹が右手を鎮めるのに必死になっていた take07 4/4

「んんんぅ……ん、ふぅ……はあぁ……兄さぁん」
 唇を重ねてうっとりとする表情。
 ソファーに沈み込んだ妹の上に被さり、俺は何度も妹の唇に吸い付いた。
「んむぅ……んんふっ……んんんっはあぁ……ああ、やあぁ、兄さんぅんんむぅ、ちゅぅ……んふんんんんんっ」
 優奈のふっくらと盛り上がる桜色を何度も何度も唇で味わう。
「嫌なら、抵抗して見せろよ」
「だって……こういう時に限って、右手が動かないんだもん……」
 いつもは勝手に動くのに……都合のいい右手だ。だが、それは俺にとっても都合が良い。
「じゃあ、こうしたらお前はもう抵抗できないな」
 優奈の左手を掴み、指を組む。
「うん。いっぱい兄さんに犯されちゃう……」
 頬を緩ませ、きゅっと俺の手を握り返す優奈。
「その割には嬉しそうだな」
「だって私悪い子だから……。毎朝、兄さんが寝ている間に、勝手にオチンチン弄ってたから……これは罰なの」
「そうだな。罰は受けないとダメだな」
 優奈にそう言い聞かせてやると、不思議と気持ちが昂ぶる。
 お互いの立場がハッキリとしたからだ。
「ど、どんな……罰……?」
 怯え半分、期待半分の表情で俺を見上げる優奈。
「そうだな……父さん達が帰ってくるまで、お前は俺の奴隷だ……文句はないな」
「私は兄さんの……奴隷……。う、うん……罰だもん、仕方ないよね……」
 恥ずかしそうに眉尻を下げながらも、優奈は俺の言葉に頷いた。
<次号より、妹奴隷編が開始します>
0492 ◆S1TzStjJG6 2010/07/23(金) 22:28:38ID:5t23gDVg0
仕事が忙しくなり、投下ペースが落ちてスミマセン。

>>487
 次回作楽しみにしております。

>>乙の人
 いつもありがとうございます。とても励みになります。

これからも、頑張って続けていきたいと思います。
末文ではありますが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
0494身体の記憶とないものねだり ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/24(土) 00:38:29ID:UZ2PNOIv0
ルームメイトの悩ましい声が、ボクのスイッチを入れる。
脳裏に浮かぶ悩ましい光景、愛する人の吐息と熱が、
あたかもあるかのように錯覚させる。
(やだ、もう濡れちゃってる……)
眸を閉じ指を這わせるだけで、今まさに愛撫されているかのように反応してしまう身体。
繰り返した秘め事が形成した記憶と、それらが形成するある筈のない感覚。

兄に性の手解きする姉を見かけてしまった当時は、覚えたそれが不思議でならなかった。
独り置いていかれるような気がしていただけにしては昏過ぎた妙な感情を
あの頃のボクには理解できなかった。
――でも、理解できないままの方が幸せだったかもしれない。

兄しか男性を受け入れられないことを自覚したり、
姉に対する歪んだ性を自覚する必要がなかった当時の方が、気分的には楽だった。

そしてボクは、兄さんの携帯にモーニングコールを入れた。
0496妹からのモーニングコール ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/24(土) 01:04:41ID:UZ2PNOIv0
「朝ですよ〜」「電話ですよ〜」
今は寮生活を送る妹からの、ささやかな?プレゼントの合唱が
起床の時間を知らせてくれる。
(ちなみに目覚まし時計はオーダーメイドで、
スヌーズの間隔を5分刻みで変動できる優れものだ。)

「……もしもし」
『おはよう、兄さん。お変わりありませんか?』
「元気そうで何よりだよ。」
『兄さんの声を聴かないと、調子が出ないですけどね。
1人暮らしとルームシェアには憧れていたけど、やっぱり兄さんと一緒が良いです。』
0497ハル兄 ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/24(土) 01:07:08ID:UZ2PNOIv0
とりあえず、リハビリ兼ねて準備していた分のみの投下です。
紛失してしまっていた設定等の復旧もあるので
すぐに続きを書くのは難しいかもしれませんが
できるだけ早く投下できればと思っています。では。
0500ハル兄 ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/25(日) 00:38:44ID:Vu1BwYTY0
とりあえず、既存シリーズの続編についてはしばらくお待ちください。
…この繰り返しで今の体たらくという気がしなくもないですがorz
>>495
支援ありです。
>>497>>498
有難うございます。
0501ハル兄 ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/25(日) 03:56:28ID:Vu1BwYTY0
兄さんに学校関係の夏休みの予定を伝え、
明日の昼頃寮まで迎えに来て欲しいとの旨を伝えて電話を切った。

私の所属する第2寮は、寮則そのものもさほど厳しくはない。
寮でHするルームメイト、クラスメイトも少なくはない。
そのからくりは、第2寮の特殊性にある。
申請することで週2回まで支給される実演習用の避妊具と
交際相手がいる場合または在学中に交際相手ができた場合、
その人への貞叔の締約を理事長及び寮監の前で行なうという入寮条件だ。
――ちなみに、いない場合は任意の血縁男性1人を許可証登録する。これは第1寮と共通だ。
それ故に、教育実習生でありOGでもある姉のおかげで、兄の人となりは理事長も寮監も知っている。

(理性の箍が外れてますね。寧ろ禁断症状でしょうか。)
届けを書きながら、自嘲する。
朝ご飯食べに行きますね、
とルームメイトへの書き置きを残し、部屋を後にした。
0503ハル兄 ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/25(日) 04:37:08ID:Vu1BwYTY0
お題:朝起きたら妹に、迎えに来て下さいと言われた。

『15時に、第2寮前門で待ってます。許可証を忘れないで下さいね。』

少し早目に到着し、手続きを済ませてしまった僕は
暇を持て余していて、ふと妹の入寮に同行したときのことを思い出した。
姉さんが入っていた第1と違って、
主に花嫁修行生や将来を約束した相手のいる女の子が集う特殊な寮だ。
「(見守られるなかでキスされるとは思わなかったな。)」

昨日のことのようにフラッシュバックした記憶に思わず赤面していると
心地よい衝撃とともに、妹がやってきて、
「お待たせ、兄さん……顔赤いですよ?」
片時も離れたくないとばかりに僕を抱きしめるのだった。
0504ハル兄 ◆2Z9GE9yyj. 2010/07/25(日) 04:47:41ID:Vu1BwYTY0
以上、既存のとある妹の過去編、準備できているところまでです。
具体的にどの子にするかは決めていないので名前は入れませんでした。
(素直系ないし不思議系のボクっ子スキーの私自身としては
正直どの子でも良いのですけどね。)
ツンデレ系(というか天邪鬼さん、かな?)は、得意な方にお任せします。

>>502
ご支援ありがとうございます。
地の文で工夫したり、想像を膨らませる方向で頑張ろうと思っているので
投下する分量自体は寧ろ減ってしまっていますが
(それ故に連投規制にも巻き込まれにくくなってはいると思います)
楽しんで頂ければ幸いです。
0507名無しさん@初回限定2010/07/25(日) 22:42:49ID:v4Yn1flC0
朝起きたら妹にパイズリされていた  朝立ちのアレを・・・
0510桐莉兄2010/07/28(水) 00:48:55ID:AHooe9B40
漸く解除…また規制されない内に投下…ッ
**************

「明日、お兄ちゃんの誕生日だったよね」

俺の部屋に入って来るなり妹が、ダイビングボディプレスをぶちかましながら聞いて来た。

「プレゼント、何がいい?何でもするよ?」
「なん…だとっ……」
「お財布空っぽだからね。何にも買ってあげられないから、その代わりだよ」
「本当に何を頼んでもいいのか!?」
「うん。あ、でも、私に出来る事にしてね。空を飛んで見せろーとか、夏休みの宿題を全部代わりにやってくれ

ーとか、そういうのは無しだからっ」

……どうやら、俺はとんでもない権利を手に入れてしまったらしい。
妹に何をさせようか。

「お部屋のお掃除とかー、それとも、冷蔵庫に有る食材で何か美味しい物作って食べさせてあげよっか?」
「おまっ、性欲を持て余す年頃の兄に『何でもするよ』なんて言っといて、そんな生温いお願いで済むと思っ

てるのかっ!?」
「ふぇ?じゃ、じゃあ、メイドさんのコスプレでぇ、モーニングコールとか?」
「もっとこう、直接的にえっちぃのは駄目なのかっ!?目覚めのフェラチオとかっ」
「もーぉーっ、お兄ちゃんっ!私達、兄妹なんだよっ?えっちなお願いは却下しますっ」
「そこを何とかっ!口が駄目ならせめて、お前のそのおっぱいで挟むだけでもっ……」
0511名無しさん@初回限定2010/07/28(水) 00:49:31ID:AHooe9B40
「……そんなに私にえっちなご奉仕させたいの?」
「お願いしますっ!」
「んー、どうしよっかなー?」
「妹サマの魅惑のおっぱいで兄貴の愚息を極楽にイかせて下さいッ!」
「……そんなに好きなの?私の妹おっぱい」

妹が上目遣いで聞いて来る。
後一押しだっ、俺は震えるほどヒートする炉利魂の全てを込めて雄叫びを放った。

「お前のつるぺたちっぱいとか好きだからッ!!!!!」

――しんっ、と、部屋の中に静寂の音無き音が張り詰める。
やがて妹は――

「……いいよ。明日の朝、楽しみにしててね。お兄ちゃん……?」

そう言って部屋を出て行った。

「……え?マジで?何この神展開」

妹のちっぱいズリ確定。
俺は息子に欲望汁を滾らせながら、悶々と眠れぬ夜を過ごした。
明日の朝が待ち遠しい。最高の誕生日になるだろう。
産まれて来た事を神に感謝しながら、俺は楽園へと導かれるのだっ――。
0513桐莉兄@キリ2010/07/28(水) 01:00:17ID:AHooe9B40
そしてっ。

朝起きたら、妹にパイズリされていたっ。
朝立ちのアレを・・・っ。

くっちゅくっちゅくっちゅ。 ざりっざりっざりっ。

「ほーら、気持ちいい?お兄ちゃん?」
「あの、ちょ、これは俺の期待してた物とは違」
「ちっぱいが好きなんでしょーがっ!だったらさっさと逝っちゃいなさいよっ、ロッテのパイの実でッ!!!」

鬼のような形相で血涙を流す妹にパイ扱きをされながら、俺は昇天しました。
ハッピーバースデー、俺。
産まれて来た事を神様に感謝…出来るかボケェ!!!!
0517名無しさん@初回限定2010/07/31(土) 22:56:43ID:erwNY7T1O
桐莉兄氏、GJそして乙です。
…ハル兄は規制に巻き込まれてしまったのかな
0518ハル兄@出先 ◆2Z9GE9yyj. 2010/08/01(日) 01:52:15ID:CPnTKqBf0
業務連絡のみでごめんなさい。
自宅の回線が規制に巻き込まれたようなので、
しばらくお待ちください。
0520名無しさん@初回限定2010/08/02(月) 00:27:33ID:gKxv2x4rO
桐莉兄氏、ハル兄氏、いつも乙です。
投下無いなと思ったら巻き込まれでしたか…。
0521名無しさん@初回限定2010/08/02(月) 15:17:39ID:Ugvfgn7a0
朝起きたら妹に、夏だというのに抱きつかれていた。
寝ぼけているのか?
0522名無しさん@初回限定2010/08/03(火) 08:50:48ID:lfTEHl2wP
朝起きたら妹に挿入していた

捻りも何も無い直球だが、意識が無くてどうしてそういう状態になっているのかと…がお題です
0524 ◆S1TzStjJG6 2010/08/03(火) 22:47:25ID:MY41Yx4G0
 朝起きたら妹に、夏だというのに抱きつかれていた。
 タンクトップにトレーニングパンツが、若い身体を包んでいる。
「なしておめさ、オレに抱きついちょる?」
「夏ば、暑いけぇ布団なんぞかぶけるか?」
「暑苦しかよ、離れぇ」
 兄は最近大人の魅力も持ち始めてきた妹の顔に手を当て、頬を押しつぶして遠ざけようとする。
「やーだぁ、もちっとこーさせぇ。男だべ、がまっこだぁ」
 弾力ある頬は、少し角度をつけただけでするりと兄の手を受け流し、妹の顔が兄の胸の中へと吸い込まれる。
「なして……なしてウチらは兄妹なんけ?」
 小さく呟く妹の声。幼い頃、兄の嫁になると宣言し、その心を持ち続けている妹。
「ウチはにぃの嫁さなりてぇよ」
 しかし現実というものも分かってきている年齢でもある。
「こんままじゃウチは嘘つきになってまうな」
「人間、誰でも嘘ついちょるぞ。気にせんでええ。それに幼い頃の話、もう時効や」
「じゃあ、これからの過ちも……いつか時効になるかのう?」
「えっ……?」
 ドキリとするほど、妹は色っぽい表情を浮かべ、せんべい布団に寝そべる兄を見下ろす。
 肩紐のずれて、胸元の膨らみが大きく目に入ってくる。少し動かせば桃色の乳輪が見えるだろう。
「にぃは……今年、神解きの儀式なんやろ? ちょぅ予行練習せん?」
 『神解き』とは、元服を迎える男子が8月12日に村の神社へ行き、一晩過ごす行事だ。
 そこで男子は女を知り、男となる。
「ウチがにぃの初めてなりてぇんだ、ええやろ。ウチ、にぃの身体にくっついてるだけでもう準備ええんよ」
 妹のすり合わせてくる股間が熱く、じっとりと湿っている。
 ショートパンツとパンツの底をズラし、下半身の切れ込みを露にすると、反り返ってしまっている亀竿を押し付けた。
「にぃ、妹で興奮してるん? 変態さんやな」
「お、おい、やめや……こんなん、おとん達に見つかったら大目玉やぞ。やめ……やめぇーーっ!」

 そこで目が覚めた。
「にぃ〜♪ おはよう」
 朝起きたら妹に、夏だというのに抱きつかれていた。夢で見た姿と同じ格好で。
0526桐莉兄2010/08/05(木) 21:11:18ID:TeLZM6pC0
朝起きたら、妹に挿入していた。

・・・ッ、ちょっと待て、落ち付け、俺ッ。

昨夜の事が記憶から綺麗さっぱり抜け落ちている。
一体どうしてこんな事になっているのか、混乱する頭を抱えながら部屋の中を見回してみる。

部屋の中に散乱した酒瓶。
ズキズキと鈍痛のシグナルを発信し続けている俺の頭。
所々破れて、乱れた服装のまま、俺の横で寝息を立てている妹の目尻には涙の痕。
抵抗の痕跡。手首にはガムテープ。ベッドのシーツには血痕。
そして、枕元には所謂、飲むと眠くなる類の薬品が何錠か転がっていて・・・。

ああ、そうだ。
昨夜の記憶が急激にフラッシュバックして甦る。

『やめてぇっ、いやぁっ、そんなの無理っ、中に挿れちゃぁぁあっ、痛いっ、痛いぃっ――』

嫌がる妹を押え付けて、俺は無理矢理、挿入したんだった・・・。

『ひっ、ひっ、うぇっ・・・ばかぁっ、お兄ちゃんのばかぁっ、ひどいよぉっ・・・』

だって、しょうがないだろ。全部、お前が悪いんだ。
夏だからって・・・俺の部屋で・・・そんな薄着で寝ているから・・・。
0527桐莉兄2010/08/05(木) 21:12:33ID:TeLZM6pC0
「・・・うぅ・・・お兄ちゃん?」
「・・・目、覚めたか」
「・・・うん」
「・・・夕べは、その、ごめん。俺っ、お前の気持ちも考えずに無理矢理、その・・・」

途端に、妹がかぁっと赤くなって、布団の中に潜り込む。

「・・・許してくれ、なんて・・・」
「・・・いいよ」

目の辺りまで布団を引き上げたまま、妹が恥ずかしそうに答える。

「凄く痛かったし、恥ずかしかったけど・・・私、お兄ちゃんの事、嫌いになってなんかいないから・・・」
「・・・・・・」
「私の為に、してくれたんだよね・・・?だから、いいよ・・・お兄ちゃん・・・」

夏の日差しが部屋の中に差し込んで、室温は汗ばむほどに暑く、雨の様に降り注ぐ蝉の鳴声は、俺達の耳には届かない。
そのまま、そっと、ベッドに横たわる妹の額に優しく触れる。
妹が、俺の首に腕を回して、ぐいっと引き寄せる。
0528桐莉兄@キリ2010/08/05(木) 21:14:05ID:TeLZM6pC0
「・・・もう、熱は下がったみたいだな」
「・・・うん。お兄ちゃんが座薬挿れてくれたお陰だよ。それより、お兄ちゃんごめんね。昨日蹴っちゃったとこ・・・頭の横のとこ、大きな瘤が出来ちゃってる・・・」

部屋の中に散乱した酒瓶。卵酒。
ズキズキと鈍痛のシグナルを発信し続けている俺の頭。妹の膝蹴りがクリーンヒット。
所々破れて、乱れた服装のまま、俺の横で寝息を立てている妹の目尻には涙の痕。無理矢理座薬突っ込んだからな。
抵抗の痕跡。手首にはガムテープ。ベッドのシーツには血痕。主に俺の。
そして、枕元には所謂、飲むと眠くなる類の薬品が何錠か転がっていて・・・。

「・・・お兄ちゃんも頭痛薬、飲む?」
「・・・打撲には効かないと思うんだ・・・」
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