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「明日、お兄ちゃんの誕生日だったよね」
俺の部屋に入って来るなり妹が、ダイビングボディプレスをぶちかましながら聞いて来た。
「プレゼント、何がいい?何でもするよ?」
「なん…だとっ……」
「お財布空っぽだからね。何にも買ってあげられないから、その代わりだよ」
「本当に何を頼んでもいいのか!?」
「うん。あ、でも、私に出来る事にしてね。空を飛んで見せろーとか、夏休みの宿題を全部代わりにやってくれ
ーとか、そういうのは無しだからっ」
……どうやら、俺はとんでもない権利を手に入れてしまったらしい。
妹に何をさせようか。
「お部屋のお掃除とかー、それとも、冷蔵庫に有る食材で何か美味しい物作って食べさせてあげよっか?」
「おまっ、性欲を持て余す年頃の兄に『何でもするよ』なんて言っといて、そんな生温いお願いで済むと思っ
てるのかっ!?」
「ふぇ?じゃ、じゃあ、メイドさんのコスプレでぇ、モーニングコールとか?」
「もっとこう、直接的にえっちぃのは駄目なのかっ!?目覚めのフェラチオとかっ」
「もーぉーっ、お兄ちゃんっ!私達、兄妹なんだよっ?えっちなお願いは却下しますっ」
「そこを何とかっ!口が駄目ならせめて、お前のそのおっぱいで挟むだけでもっ……」